2008年09月22日

九官鳥対オウムの争いは、猫の鳴き声を真似た九官鳥の逆転勝利


先日の記事でオウムやインコの仲間の利口さについて触れたが、人間の言葉を模倣することにかけては九官鳥も負けてはいない。鳥類の中ではカラスの学習能力が格段に高いことが知られている。「九官鳥もカラスの仲間だから賢いのだろう」と思う人がいるかもしれないが、九官鳥はカラスに似ていてもカラスの近縁ではない。九官鳥はカラスと同じくスズメ目に属するが、カラス科ではなくムクドリ科に分類される。
当ブログでは毒餃子事件以来、中国の話を避けるようになったが、久しぶりに中国発の珍ニュースを取り上げることにしよう。ソースも人口に膾炙しやすいAnanovaなのだが、ざっと検索したところ、どこのサイトもまだ取り上げていないようなので・・・。

南京在住のチャンさんという男性が九官鳥を飼うことにした。中国語を教え込んで、客寄せに使おうと考えたのだ。期待どおり、九官鳥はめきめき中国語を覚え、道行く人たちを寄せ付けるようになた。

喋る鳥を増やせばもっと客寄せ効果が期待できると欲が出たのか、チャンさんは今度はオウムを2羽買ってきた。九官鳥の鳥籠の隣に別の鳥籠を置き、そこにオウムを入れることにした。

2羽のオウムは実によく喋る。しかしオウムが喋ると、隣の籠にいる九官鳥がひどく嫌がり怒り出す。気が狂ったかのように鳥籠の中で暴れ回る。しかし2羽のオウムは九官鳥のことなど無視して喋り続ける。

筆者は、九官鳥とインコ類をどちらも飼ったことがあるが、九官鳥はインコ類よりはるかに神経質な鳥である。実際、飼っていた九官鳥は放し飼いの猫に襲われた後(すぐに猫を追い払ったので怪我はしなかったが)エサをあまり食べなくなり、やがて衰弱して死んでしまった。

だから、チャンさんの飼っている九官鳥も相当なストレスを覚えたのではないかと想像できる。2羽の小賢しいオウム相手に勝ち目はなさそうに見える。しかし、最終的に勝利を収めたのは九官鳥の方だった。

近所の猫が近くを通り、ニャオ!と鳴くと、オウムたちは急に静まりかえる。どうやら九官鳥は、そのことに気づいたらしい。猫の鳴き声を真似るようになったのだ。

九官鳥がニャオ!と鳴くと、オウムたちは本物の猫が近くにいると思い込み、喋り声をぴたりと止める。やかましいオウムたちを黙らせるのには効果てきめんだった。九官鳥は味を占めて、1日のうちに何度も何度もニャオ!と鳴くようになった。

ただし、この九官鳥、オウムを黙らせる技を習得した代わりに、それまでにチャンさんに教えられた中国語をすっかり忘れてしまったらしい。

いかにも中国の故事に出てきそうな話である。状況的には「虎の威を借る狐」ならぬ「猫の威を借る九官鳥」だが、「虎の威」とは異なり「猫の威」は今のところ見破られていない。オウムが先にこの手を使っていたら、九官鳥が惨敗していた可能性もある。「先んずれば人を制す」の“喋る鳥バージョン”かもしれない。




■ Source: Ananova

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この記事へのコメント

1. Posted by 富   2008年09月22日 12:43
5 前に英会話教室のCMで金魚が犬の鳴き真似をして猫を追っ払うというものがありましたね。
九官鳥は以前の言語を忘れてしまい、喋られるオウムは罠にかかり。
主人にはさぞ苦い薬でしょう。
これもいい故事になりそう。
2. Posted by shi-ta   2008年09月22日 13:29
あれですね。
イソップ寓話の、水面に映った肉を取ろうとしてスッテンテンになった犬と同じ。

二兎を追う者一兎をも得ず や 虻蜂取らず と似てるようでちょっと違う感じですか?同じ?
3. Posted by 美琴   2008年09月29日 09:27
4 実家でも以前、九官鳥を飼っていましたが、やはりかなり神経質でしたね。猫が庭に来るとすぐに警戒して暴れますし。

人間の言葉はもちろん車のクラクションや玄関チャイムなど、日常の雑音まで何でも覚えてしまうので相当耳が良いのでしょうね。ですが今回の記事のように覚える事が増えると共に忘れる言葉もあるようです(笑)

オウムは飼ってないので分かりませんが何となく性格がおっとりしている印象です。
4. Posted by Read This method   2014年05月10日 19:17
e-cig charger なんでも評点:九官鳥対オウムの争いは、猫の鳴き声を真似た九官鳥の逆転勝利

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