G- なんでも評点:助けを呼ぶ女の声が聞こえる家に突入すると中は無人で、別の生命体が“Help me! ”と叫んでいた

2008年09月07日

助けを呼ぶ女の声が聞こえる家に突入すると中は無人で、別の生命体が“Help me! ”と叫んでいた


米国ニュージャージー州トレントンで、ドライビングスクールの生徒2人が経営者兼教官の家をアポなしで訪問し、玄関のドアをノックしたところ、中から助けを求める声が聞こえてきた。女性の声だ。“Help me! Help me!”と繰り返している。
当然のことながらドアには鍵がかかっていて、2人が中に入ることはできない。しかし、中にいる女性はしきりに“Help me! Help me!”と繰り返す。家の中では何か大変なことが起きているに違いない。一刻の猶予も許されない状況かもしれない。2人は警察を呼ぶことにした。

連絡を受けた警察側では、さっそく警官隊を手配して現場へ急行させるとともに、救急隊とレスキュー隊にも応援を求めた。警官たちが家に到着し、玄関口から中に呼びかけても中の人が答える様子はなく、犬がけたたましく吠えるばかりだ。

巡査部長がドアをこじ開けろと部下たちに命じる。ドアが開くと、警官たちが銃を構えながら慎重に中へ入っていく。すると、やはりあの“Help me! Help me!”の声が家の中のどこかから聞こえてくる。部屋を1つずつチェックしていくが、窮地にあるはずの女性の姿はどの部屋にも見つからない。

そして警官たちが1階の寝室の1つに踏み入ると、そこに声の主がいた。真っ白な羽毛に包まれた青い目のオウムだった。警官たちが鳥かごに近づいていくと、くちばしの中で舌をころころさせながら、“Help me! Help me!”と繰り返す。

通報者の2人と警官たちは、この白いオウムに一杯食わされたわけだった。脱力感漂う笑顔で自分を見守る人間たちに、オウムは悪びれるでもなく“Hello”とご挨拶。9月3日の朝の出来事だった。

このオウム、アンブレラ・コカトゥーという種類で、10歳のメス。その白い姿が月を連想させることから「ルナ」と名付けられている。(下のYoutubeビデオで奇声を発しまくっているのもアンブレラ・コカトゥーである)。



飼い主のイブリン・デレオンさんによると、ルナはとてもたくさんの言葉を覚えていて、そのボキャブラリも年々増えてきている。しかし、ルナが“Help Me”という言葉を発していたのは、数年前の一時期だけだった。まさか、今頃になって“Help Me”という言葉を使い始めるとは思っていなかったという。

ルナのせいで警察が出動したのは、今回が2回目である。1回目は約7年前のこと。当時3歳だったルナは、赤ん坊の泣き声を覚え、一日中「おんぎゃーおんぎゃー」と叫んでいた。その泣き声をあまりにもしつこく繰り返すものだから、近所の人たちが勘違いをしてしまった。あの家には、赤ん坊がひとりぼっちで置き去りにされているのではないか、と。

結局、誰かが警察に通報するに至り、警官と青少年家庭局の職員たちが事情を聞きにやって来たのだった。もちろん、家の中にネグレクトされた子供などおらず、ルナが騒々しい“自己表現”を繰り返していただけのことだった。

9月3日の朝に出動してきた警官たちも「みんな笑ってましたわ」とイブリンさんは言う。「でも、まさか同じようなことが2回も起きるなんて、びっくりしましたよ」

家の中で電話が鳴ると、ルナが“Hello(もしもし)”と反応するのはしょっちゅうのことだ。言葉の文脈をある程度理解していることになる。それどころか、“Hello”という言葉を状況に応じて使い分けることさえできる。

と言っても、飼い主のイブリンさんにすれば、ちょっと困った状況に陥ることもある。イブリンさんは近所の店に買い物に行くときに、肩にルナを止まらせて歩いて行くのだが、男性とすれ違うときに、色っぽい声で“Helloooo”と叫ぶことがある。「ねえ、ちょっと」と言ったニュアンスだ。すると、男性は、てっきりイブリンさんが自分を呼び止めているのかと勘違いしてしまう。

そうなると、足を止めて自分の顔をまじまじと見てくる男性に向かって、「喋っているのは私じゃないんですってば」と断らなければならない。

イブリンさんによれば、ルナはここ数年でスペイン語も覚え、“バイリンガル”になった。スペイン語を話している人には“Hola”(スペイン語のHello)と声をかけるのだという。“Yo, Yo”と、ラッパーみたいなストリート・スラングも覚えてしまった。かと思えば、ごく普通の“Hello”で人間に挨拶することもある。

さらに、ルナは人間が話している言葉を学習するだけでなく、人間の行動を盗み見して覚えているらしき兆候もある。数年前、週末をアトランティック・シティで過ごしたイブリンさんが家に戻ってくると、ルナが偉そうにロッキングチェアに座り、テレビを見ていた。消してあったはずのテレビがついていたのだ。ルナがテレビのつけ方を覚えていて、自分でつけたに違いないとイブリンさんは信じている。

さて、9月3日の騒ぎでは、イブリンさんが家に戻ってきたときには、すでに警官たちが市役所の公共事業部にドアの修繕を手配していた。もちろん、ドアを壊さざるをえなかったことにイブリンさんは理解を示しており、警察の事後対応にも満足しているという。

「この10年間、ルナのおかげで、まあいろんなことがありましたよ。本当にルナったら」とイブリンさん。なお、ドライビングスクールを経営しているのは、イブリンさんではなく彼女の夫である。

自分でテレビをつけたらしきエピソードから推察するに、ルナは普段は放し飼いにされているのかもしれない。しかし、その日は鳥かごに入れられていた。だから外に出してほしくて“Help me! Help me!”と訴えていたのではなかろうか。だったら、やはり意味を理解してこの言葉を使っていたことになる。

実際、オウムやインコの仲間は知能が高い。総合的な知能に関してはチンパンジーやイルカなどに遠く及ばないが、人間の言葉を覚えて再現する能力にかけては彼らがナンバーワンだ。2007年の9月にこの世を去った天才ヨウム、アレックスのことをご存じの人も多いだろう。

下は、在りし日のアレックスが物の名前、形、数、色を答える映像である。簡単な質問に答えた後、アレックスは自分から“I want some water”という文を喋って水を飲ませてもらう。引き続き、「大きい方の鍵は何色?」という複合条件の質問にも正答する。さらに、テーブルの上に青と緑の2色のブロックとミニカーを並べて、「緑のブロックは何個?」と質問すると“TWO”と正答する。



アレックス追悼のニュース映像も貼っておこう。






■ Source: NJ.com

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この記事へのコメント

1. Posted by 村人M   2008年09月07日 16:47
5 お騒がせですが、こういう話は好きですね。
この手の賢い鳥に色々な言葉を教えて日常を賑やかに過ごしたいものです。
2. Posted by りん   2008年09月08日 19:09
5 ほほえましい出来事ですね( ^ω^)
3. Posted by    2008年09月13日 19:17
オウム・大型インコの類はやめとけ。
知能が高いから、自分が構って欲しいときに大声で喚きたてて、構ってやると静かになったりして飼い主を調教しようとする。
飼い主がよりひどく嫌がる方法を学習して、どうすれば大きな精神的ダメージを与えられるか熟達するのが人生の目的みたいな奴もいる。悪い事言わないからやめとけ、ペットはバカに限る。
(知能が高ければ、普通自分の欲望を満たす為に使う)
4. Posted by     2008年09月15日 08:00
>ペットはバカに限る。

はげしくどうい。

だがしかし。
彼女はバカで良いが、バカな嫁は困る。
バカな嫁は一生モノの負の財産。
クビを絞めて新しいのを買ってくるワケにもいかない。
あ〜あ、しくじったなぁ...
5. Posted by an   2008年10月13日 12:15
声マネうめぇw
ほんとに鳥って頭いいんだな
http://www.youtube.com/watch?v=lSDFzg8_Wfg&eurl=

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