2008年09月03日

男を連れ込んで合体中の女性の携帯電話が落ちた拍子にリダイヤル、彼氏に全部聞かれてしまう


英国レスターシャー州のバーウェルという町でニールという男がトーニという女と出会い、やがて一緒に暮らし始めた。ニールは、もともと短気で過去に事件を起こしたこともある。最初のころは仲睦まじく暮らしていた二人だったが、同棲6ヶ月目を迎えたころには二人の関係が崩壊寸前までぎくしゃくするように・・・。
ニールは頭を冷やすために、しばらくバーウェルを離れて実家で過ごすことにした。彼の実家は隣接するウェスト・ミッドランズ州のコベントリにあるが、バーウェルからは25キロほどの距離である。

実家に帰った晩、ニールの携帯電話が鳴る。液晶にはトーニの番号が表示されている。きっと彼女から折れてきたのだろう。まだ二人は終わりじゃないんだ。そう直感して思わず通話ボタンを押す。だが、電話口のトーニは何も話そうとしない。ニールが何度呼びかけても返答がない。

しかし、受話器に耳を当て続けていると、トーニの息づかいが聞こえてくる。ただし、電話口から聞こえてくる息づかいではない。激しく悩ましい息づかいである。快楽の高まりを表出する喘ぎ声も混じっている。もう一人別の人物の雄々しい息づかいも聞こえる。

トーニは男と一緒にいる! しかも彼女は俺を差し置いて別の男とセックスしている最中なのだ! そう悟ると、ニールの頭の中は真っ白になった。受話器から大声でトーニの名前を連呼する。

すると、受話器から聞こえていた男女のまぐわいの声がぴたりと止む。受話器が取り上げられた気配を感じたニールは、「これがお前の答えか? 俺たちは終わったということか?」と怒鳴った。

トーニは、情事の様子をわざとニールに聞かせたわけではない。トーニの携帯電話が揺れ動くベッドの上から床に落ちた拍子に、ひとりでにニールに電話をかけてしまったのだ。リダイヤルボタンのせいだった。

行為の相手は元彼だった。久しぶりに二人きりで再会し、成り行き任せに体をむさぼり合っていた二人だったが、受話器から聞こえてくるニールの怒鳴り声を聞いて凍り付いてしまった。

一方、怒髪天を衝いたニールは車に飛び乗ると、25キロ先のバーウェルの町めがけて猛然と車を走らせる。激情に駆られて“愛の巣”に帰り着いた彼は、トーニの顔を踏み付けるなどの暴行を働いたのだった。トーニの顔には、靴底の跡がくっきりと刻み込まれていたという。

先日、レスター刑事法院で裁判官が「確かに尋常な状況ではなかったが、だからといって被告が刑を免れることはない」と述べた後、ニール・オブライエン被告(41歳)に懲役15ヶ月の実刑判決を言い渡した。

ジョン・ハリシー検察官は、被害者トーニ・ミルトン(38歳)と元彼のまぐわいの声を被告が携帯電話を通じて聴くことになったときの状況を次のように述べている。

「被害者女性ら二人がベッドにいるとき・・・つまりセックスをしていたという意味ですが・・・被害者の携帯電話が床に落ちました。その拍子で、被告の番号がダイヤルされてしまったのです。被害者女性は、被告の怒鳴り声が携帯電話から聞こえてくるまで、何が起きているかを知りませんでした」

ウィリアム・エバラード裁判官は、判決を言い渡すに当たって次のような言葉を被告に投げかけた。

「あなたが怒りに駆られた理由を理解しない裁判所はないでしょう。しかし、25キロ離れた犯行現場まで車を走らせ、被害者の前に立ちはだかったという事実は残ります。あなたは復讐を果たすことを決意して、その行動に出たに違いありません。あなたが被害者に負わせた怪我は致命傷になりかねないものでした」

★ ★ ★ 


携帯電話が普及し始めて間もないころ、リダイヤルボタンが何かの拍子で押されたり、通話先が留守電になっているときに通話を切り忘れたりしたなどの理由で、とんでもないトラブルが起きたという話をよく聞いた。

たとえば、取引先の電話が留守電に切り替わったときに通話を切り忘れたまま、「まだ時間が早いのに留守電だなんて、もしかして倒産したのかよ?」と独り言を言うだけで、後々トラブルの元になる。昔は留守電の録音時間に制限がないことも多かったわけで、どこかの会社の女子社員が、うっかり自分の携帯電話を取引先の留守電につなげたまま男とホテルに入り、一部始終がすべて録音されていた・・・なんて話も聞いたことがある。

【付記】

私生活で「ありえな〜い」トラブルなどが発生し、ずいぶんと久しぶりの更新となってしまった。もう少し奥の深い話題を取り上げたいのだが、なんせ時間がないため、この手の話でお茶を濁すのが精一杯。




■ Source: Telegraph.co.uk

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この記事へのコメント

1. Posted by yum   2008年09月04日 01:56
実は私、これと全く同じ状況になった経験があります。男と女が逆ですが。
つまり、ウチの旦那の携帯のリダイヤルボタンが何かの拍子に押されてしまい、一部始終を妻の私に聞かされたという・・・
もっとも私は現場に直行なんてしませんでしたが。
帰宅後夫に問い詰めましたが、もちろん認めるわけもなく、すっとぼけたまま現在に至ります。

おっしゃる通り、昔の携帯電話のリダイヤルボタンは、今のそれよりもずっと大きくて、すぐに押されてしまうようで、ポケットの中でも勝手によくスイッチが入っては、私に意味不明の無言電話がかかってきました。
2. Posted by ヴァル   2008年09月04日 08:21
昔のケータイ怖っw
折りたたみ式が一番安心ですねぇ
3. Posted by 身につまされるなぁ   2008年09月04日 15:29
3 私もポケットのなかで同じような状況に・・・
偶々リダイヤルされた先が意地悪い同僚で、簡易録音されて、社内中に聞かせて歩かれました。まあ、あの最中じゃなかったし、私の声も一切入ってませんでしたが・・・当時は携帯料金高かったんですよね、5分も黙って録音するんじゃねぇよ、まあ実害はほぼありませんでした。同僚の信用が失墜しただけです。
4. Posted by こう   2010年01月18日 11:35
4 聞かせたかったのでは

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