G- なんでも評点:妊娠6ヶ月なのに子宮が空っぽだったお母さんの肝臓から生まれた女の子がすくすく成長、今年で5歳に

2008年05月21日

妊娠6ヶ月なのに子宮が空っぽだったお母さんの肝臓から生まれた女の子がすくすく成長、今年で5歳に


子宮、卵管、卵巣が描かれた女性の生殖器官の図を見ると、卵巣と卵管が直接つながっていないことがわかる。卵管の先っぽは、卵巣と接触せずに腹腔内に向けて開放されている。開放部分は“卵管采”と呼ばれ、卵巣から排卵された卵子はここから卵管の中に入る。
クリックでGoogleイメージへ受精は卵管の中で起こる。通常は、受精した卵管が子宮の中に降りてきて、着床し、妊娠に至る。しかし、受精卵が子宮の中に降りてこないことがある。これを“子宮外妊娠”と呼ぶ。

子宮外妊娠の99パーセントでは、受精卵が卵管の中に着床してしまう(“卵管妊娠”)。卵管の中は狭すぎて、受精卵が胎児へと発達することはできない。流産するか、卵管が破裂するかのいずれかの結果を招く。

残りの1パーセントは、受精卵が卵管を逆方向に移動し、卵管采を経て母体の腹腔内をさまよう、という非常に稀なケースである。腹腔内をさまよった受精卵は、やがて母体の中のどこかに着床する。卵巣に着床する場合もあれば、腹膜に着床する場合もある。とにかくどこかに着床した受精卵は胎児へと成長していくわけだが、ほとんどの場合は数週間で成長が止まり、そこで死んでしまう(子宮外で死んだ胎児は石灰化して“石児”になることがある)。

南アフリカ共和国ケープタウンにヌラーラちゃんという女の子がいる。ついこの間5歳になったばかりだ。ヌラーラちゃんはまだ受精卵だったときに、母クウェィタ・ヌシセさんの卵管を逆行して、腹腔内へとさまよい出してしまった。そして、ある臓器に着床してしまう。肝臓である。

2003年のある日、妊娠6ヶ月目に入ったはずのクウェィタさんを地元のクリニックの医師が診察したところ、血圧が異常に高いことがわかった。

そこでクウェィタさんは、別の病院で検査を受けることになった。すると、驚くべきことが判明した。妊娠6ヶ月目のはずのクウェィタさんの子宮は空っぽだったのである。

驚いた医師らは、クウェィタさんをさらに大きい病院(グルーテ・シュール病院)へ送った。詳しい検査を行うと、胎児の居場所が判明した。なんと肝臓の中で胎児が成長していたのだ。

2003年当時、肝臓内での妊娠は全世界で14例しか報告がなかった。グルーテ・シュール病院では、特別チームを編成して胎児を取り出す手術の準備を開始した。肝臓は、多数の血管が走っていて非常に出血しやすい臓器であるため、このような手術の執刀には大きな危険が伴う。

クウェィタさんは、そのときのことをこう振り返る。「肝臓の中に赤ちゃんがいると聞いて恐怖におののきました。私が真っ先に思ったのは、この子が健康な赤ちゃんとして生まれることはないんだろうな、ということでした」

医師らは、赤ちゃんを包んでいる羊膜嚢(ようまくのう)が肝臓の外部とつながっている箇所があるのを見出した。そして、その箇所を“窓”として使うことにした。そこから羊膜嚢を切開して、中にいる赤ちゃんを取り出すことにしたのである。

子宮ではなく肝臓を対象として執刀された“帝王切開”は極めて困難な手術となったが無事に成功し、体重2.8キロの女の赤ちゃんが産声を上げた。

シングルマザーのクウェィタさんは、その子にヌラーラと名づけた。クウェイタさんの当初の心配をよそに、ヌラーラちゃんは元気にすくすくと育っていった。しかし、クウェィタさんは、自分はもう赤ちゃんを産めない体になったかもしれないと覚悟していた。仮に妊娠しても、また子宮外妊娠になってしまうのではないか、と。

しかし、その心配も杞憂に終わった。クウェィタさんは、まもなく双子の赤ちゃんを身ごもった。元気な男の赤ちゃんが2人同時に生まれた。さらに、翌年にも男の子が生まれたのである。

とはいえ、クウェィタさんは女手ひとつで4人の子供を育てていかなければならない。大変なことである。しかも、彼女は職に就いておらず、1部屋しかない小屋に住んでいる。毎月支払われる生活保護費が唯一の収入。

そんな苦境にあっても、クウェィタさんは子供たちにちゃんと教育を受けさせることを目標にしている。「ヌラーラを学校に行かせて卒業させたいと思っています。若すぎるときに子供を生むようなことだけはないようにしてほしい。ちゃんと仕事に就いて、豊かな生活を送ってほしい」

ともあれ、肝臓内に妊娠した赤ちゃんの出産に無事成功し、しかもその子が元気にすくすく育っている事例が果たしてほかにあるのだろうか? クウェィタさんは、ヌラーラちゃんのことを「ミラクル・ベイビー」と呼んでいる。本当にミラクルである。

なお、2007年の9月にもベトナムで肝臓内から赤ちゃんを取り出す手術が行われたが、母子ともに死亡したと伝えられた

【蛇足】

日本のテレビ局が取材に行けば、生活苦も子供たちの教育問題も一挙に解決されることだろう。




■ Source: Baby formed in her mother's liver

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1. 俺の高校の保健の授業が危険すぎる件について  [ でっきぶらし -ネットの新鮮ニュースを毎日お届けします- ]   2008年05月21日 18:34
更新時間 2008/05/21 18:30 ● 画像  ● ( ゚∀゚)彡おっぱい!おっぱい!  (ねたミシュラン)    ( ゚∀゚)彡おっぱい!おっぱい!  ● 地球温暖化について考えさせられる壁紙  (ねたミシュラン)    重いですね・・・  ● 拳を交わす必要など無し!...
2. 頑健  [ Kissxx BLOG版 ]   2008年07月14日 22:43
関東では土日に「え、夏?」と思うほど気温が上がり、公共機関の冷房がきつく入り、結果として風邪を引いた今晩は橘です。まあ、ホットヨガで汗を流したら治りましたけど。早いな。

この記事へのコメント

1. Posted by えめとん   2008年05月21日 12:21
筆者さんの思いやりと企みがぐっときた…
しかしながら、旦那はしっかりしてほしいなぁ、事情があるのかも知れないけど。
2. Posted by 常連   2008年05月22日 07:01
皮肉をいうなw
3. Posted by まごころを君に…   2008年05月22日 08:18
母強しですね
(^-^)/~~
4. Posted by 774   2008年06月10日 08:45
シングルマザー
無職
次々と生まれる子供

・・・これは何かのミステリーなんだろうか
5. Posted by HAND   2008年06月12日 07:14
なかなか【蛇足】コメントに考えさせられます。
6. Posted by アデル   2010年02月04日 14:55
下らない
7. Posted by Cheap Louboutins   2011年07月04日 18:15
的を得るを射るだと馬鹿にして指摘する頭の悪い人が多いことでしょう
8. Posted by please click the next website   2014年05月10日 21:34
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