2008年04月10日

空から全裸の女が降ってきて男性宅のソファに見事に着地、奇跡的に無傷で助かる?


ガーナの首都アクラで暮らしているアンポンサー・ボアテングさんという男性の部屋に全裸の女が突然現れたのは、4月8日午前3時45分ごろのことだった。ボアテングさんが気づいたときには、ソファの上に見知らぬ女が一糸まとわぬ姿で横たわっていた。びっくり仰天したボアテングさんが「お前は誰だ? 私の部屋で何をしている?」と声をかけると、女は「空を飛んでいたら、撃ち落されちゃったのよ」と答えるではないか。
これが西洋文明圏で起きた出来事なら、“この女は泥酔しているか、さもなければ精神を病んでいるに違いない”という結論に即時に至るところだ。しかし、これはガーナで起きた出来事である。ガーナという国は、黄金海岸と名づけられた15世紀以降、西洋文明と濃厚な接触を続けてきた一方で、古来のアニミズムを脈々と受け継いできた。魔術を信じる人たちがいまだに多い。しかも、アニミズムとキリスト教的世界観(天国、地獄、悪魔、魔法使いなど)が奇妙な融合を見せている。

突如として全裸で現れたその女を見てボアテングさんがまず最初に抱いたのは、この女は魔女ではあるまいかという危惧だったはず。そして実際、女は自分が魔女であることをあっさり認めた。女は、自分が全裸でソファの上に横たわっていた理由を次のように説明した。

  • 自分はイタリアに向けて空を飛んでいた。空を飛んでいたといっても、西洋の魔女のように箒にまたがっていたのではなく、“ドロボ航空(Drobo Airlines)”という魔法の空路を利用して飛んでいた。イタリアで暮らしている兄とそのパートナーの結婚を邪魔してやるつもりだった。

  • ところが、ボアテングさんが暮らす2階建て家屋の上空付近に差し掛かったときに何かが顔に当った。精霊が放った聖なる十字架だった。

  • 魔力を奪われた自分は、まっさかさまに墜落して行った。だが奇跡的にも、墜落した自分をボアテングさんのソファが受け止めてくれたおかげで命を落とさずに済んだ。


ボアテングさんがこの説明に疑いを挟む余地などなかった。寝静まっている未明の町に彼の叫びがこだました。「魔女だ! 魔女だ! 魔女だ!」

その声を聞きつけて、付近の住民がいっせいに起き出して来くる。ボアテングさんの家の前にあっというまに群集が出来た。「空から全裸の魔女が落ちてきたんだそうだ」「そりゃ、一目その姿をこの目に焼き付けないと・・・」

騒ぎが起きていることは、まもなく地元の警察署にも伝わった。当直中のポール・アイテイ警視正がただちに警官たちを現場に向かわせた。このまま放置すると、魔女と目されている女性が群集たちに危害を加えられるおそれがあったからだ。

しかし、自称魔女に同情的な人たちもいたらしい。警官たちが到着したときには、親切な人たちが彼女に衣類を与えた後だった。警察署に保護されて行ったレジナは、カウンターの向こうで居眠りを始めてしまった。

まもなく目を覚ましたが、精神的に混乱し、疲れ果てた様子。長い爪を赤く塗っているが、髪は乱れ放題。トゥイ語を話し、レジナ・オフォエと名乗った。年齢は35歳だという。

警察が聴取を始めると、待ってましたとばかりに荒唐無稽な話をまくしたてる。「職業は?」と聞かれると、「あるときは女兵士、あるときは婦人警官、あるときはサッカー選手、その他もろもろ世界中のあらゆる仕事を掛け持ちしていますわ」という調子。

その一方で自分は魔女だという主張を変えない。しかし、矛盾した話が次々に出てくる。「私の正体を明かすと、実は精霊の使いなんです。デビルとその一味を壊滅させるために遣わされました」と言ったかと思うと、「私は隣国のトーゴ産の1個のメロンと結婚するつもりなんですが、父親や他の家族が霊的な力で私の結婚を阻止しようとしています」などと意味不明なことを言い出す始末。

自分は父親を中心とする魔法使い一家の一員だ、というようなことも話す。自分は、厄災を引き起こすほどの魔力を父から授けられたのだ、とか。

荒唐無稽な話はまだまだ続いたが、さすがに警察がそんな話を真に受けたりしない。不法侵入の疑いで調べを進めようとしている。聴取に答えた内容が支離滅裂で一貫性を欠いていることから、レジナが心を病んでいる可能性も考慮に入れているようだ。

警察では、とにかくレジナと名乗るこの女の親族と連絡を取ろうとしており、公共の電波なども利用する構え。精神鑑定なども受けさせる予定。

ところで、もし仮に本当にレジナが空から降ってきたのだとすれば、ボアテングさんの家の天井に穴が開いていてもよさそうなものである。しかし、本件を伝えている英文記事には、そのへんの記述がない。

なお、男性が暮らしている家の中に見知らぬ全裸の女性が突然現れるという“現象”は、世界各地でときどき発生しており、当ブログでも何回か取り上げたことがある(下記「関連記事」参照)。むろん、いずれもオカルト的な“怪現象”であるはずもなく、アルコールや薬物の影響が疑われることが多い。

しかし、本件のようにガーナや、あるいはその他いまだに魔術を信じる人が多い国(南アも含まれる)で起きたことなら、突然姿を現したその女がどんなに美しい姿をしていようと、真っ先に魔女ではないかという疑いが持たれるのであろう。と同時に、こういう話を伝え聞いた男性たちも、決して「うらやましい」とか「俺んちにも現れて欲しい」などと思ったりはしないはずである。





■ Source: http://www.ghanaweb.com/GhanaHomePage/gossip/artikel.php?ID=142016

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1. Posted by a   2008年04月10日 15:23
あるときは女兵士、あるときは婦人警官、あるときはサッカー選手・・・・私もこういうこと言ってみたいです(笑)
なんか実際いきなり部屋にそんな人が現れたら怖いだろうけど楽しそうな国ですね!!(魔女だとか)
2. Posted by モッチ   2008年04月10日 22:57
彼女、レジナ?は自分は魔女って妄想を抱いているのかな?
でもこの国の警察は魔女とか魔術の存在を信じてはいないようなのでそれは救いですね。信じる人と信じない人の違いってどこにあるのかな?とちょっと興味持ちました。
屋根に穴をあけずに通り抜けて落ちて来られたのも彼女に言わせれば「魔女だから」なんでしょうね…。
3. Posted by あ   2008年04月11日 06:36
アニミズムじゃないですっけ
承認不要なんでご覧になったら削除してください
4. Posted by パズー   2008年04月12日 21:53
親方!空から女の子が(ry

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