G- なんでも評点:誰でも簡単に天然巨乳になれる“部分太り”技術が開発される

2008年02月10日

誰でも簡単に天然巨乳になれる“部分太り”技術が開発される


たるんだ二の腕やお腹をつまみながら、この部分だけ痩せることができたらいいのに・・・とつぶやく人は多い。ネット上を見ても部分痩せに関する情報が氾濫している。しかし、部分的に体脂肪を燃やすことは生理学的に不可能だと言われている。人間の体は、あちこちに付いた脂肪を均等に消費しようとするように出来ているからである。
逆に部分的に太りたいと思っている人はどれくらいいるだろうか? 男女共に、お腹だけ太りたいという人はめったにいないはず。だが、自分の胸がもっと大きかったらいいのにと思っている女性の場合は、胸だけ“部分太り”したいと思っていることになる。

豪州メルボルンのセント・ビンセント病院に外科部長として在籍し、バーナード・オブライエン・マイクロサージェリー研究所のディレクタを兼任しているウェイン・モリソン教授率いる研究チームがこのたび開発した技術を使えば、誰でも簡単に胸だけ部分太りすることができる。

胸に自然に脂肪が集まってくることによりバストがどんどん豊かになっていく。確かに人工的な技術によって脂肪の蓄積を誘引するわけだが、外科的に胸を大きくするわけではない。ゆえに、この技術で身につけた巨乳は“偽乳”ではなく、堂々たる“天然巨乳”だということになりそうである。

この技術の詳細を記す前に、既存の豊胸術について触れておこう。現在のところ豊胸術には、シリコンや生理食塩水のバッグを埋め込むインプラント法のほかに、脂肪注入法というものがある。体の別の部分から吸引してきた脂肪を胸に注入する方法である。気になる部分を細くできて、なおかつ胸が豊かになるのだから一石二鳥であるかに見える。

ところが、体の別の部分から採取した脂肪をバストに注入しても、実際に定着する脂肪は10〜30パーセントに過ぎないと言われている。単に「脂肪」と書いたが、実際に体の別の部分から吸引され、胸に注入されるのは「脂肪細胞」である。

ついつい錯覚してしまいがちだが、われわれの体の中にはバターのような脂肪が“剥き出しの姿で”蓄えられているわけではない。脂肪細胞の中に脂肪が蓄えられるようになっている。バストに移植した脂肪がそのまま維持されるには、脂肪細胞が生き延びる必要がある。

脂肪細胞が生き延びるには、その中に入る毛細血管が新たに形成されなければならない。しかし、バストに注入した脂肪細胞のうち、毛細血管とつながって生き延びる脂肪細胞は10〜30パーセント程度に過ぎないというのである。毛細血管とつながらなかった脂肪細胞は死滅してしまう。

これに対し、モリソン教授らが開発した新技術では、太らせたい部分(バストだけに限らない)に小さなボックスを挿入する。このボックスを通過する毛細血管が形成されると、ボックスの中に自発的に脂肪細胞が形成され、そこにどんどん脂肪が蓄積されていく

人体実験(臨床実験)はまだ開始していないが、ネズミとブタで実験したところ、めざましい部分太り効果が得られた。特にブタによる実験では、ボックスを挿入してからわずか6週間で“小ぶりな乳房”に相当する量の脂肪が見事に蓄積された(注:ここで“乳房”と称しているのは、ブタの乳房ではなく、人間の女性の乳房のことだと思われる)。

毛細血管が通過したボックスの中にどうして脂肪が自発的に蓄積されるのかについては、研究チームでもはっきりした理由を特定できていない。だが、ネズミとブタによる実験では、実際にこういう現象が起きることを確認できている。

モリソン教授らがまだ臨床実験に着手できていないのは、体内で分解される材質の開発がまだ完了していないからだという。そのような“生分解性素材”のボックスさえ開発できれば、人間への臨床実験にすぐにでも取り掛かることができるらしい。

ただし、豊胸術ではなく乳房再建術の場合は、金属製のメッシュで出来たボックスを使うことも検討している。その場合は、乳房が再建されるのに十分な量の脂肪が蓄積された時点でボックスを除去することになる。

本稿では豊胸への応用を中心に取り上げているが、この技術は乳房再建と豊胸に応用できるだけでなく、先天性奇形や火傷の治療などにも応用できる。ボックスの中には、最初に若干の細胞が入っている必要がある。これらの細胞が毛細血管と結びつきさえすれば、後は自然に脂肪が蓄積される。

しかも、ボックスに入れておく細胞は脂肪細胞でなくてもよい。腎臓や筋組織の一部を入れておいた場合も、同様に脂肪細胞が形成されて、脂肪が蓄積されることになる。

また、ボックスを使う代わりにジェル状の物質の中に筋組織の一部を混入させた上で体内に注入する方法でも、同様に脂肪が蓄積されることがわかっている。この場合は、ジェルによって体内に空隙が形成される。それが上記の方法の場合のボックスと同じく毛細血管の通過を許すことになり、脂肪細胞が形成されていく。

いずれの場合も、患者が大掛かりな手術を受ける必要はない。脂肪を増やしたい部位にボックスを挿入するか、ジェルを注入するだけである。後は、ごく普通の日常生活を送りながら、脂肪が蓄積されるのを待つだけでよい。

ともあれ、この技術を豊胸に応用した場合、徐々に自然に胸が大きくなっていくというのが最大の利点となるだろう。ある日、突然胸が大きくなっていたら豊胸手術を受けたのがバレバレとなるところだが、徐々に大きくなっていくのだから。

しかも、自発的に蓄積された脂肪なので、何年か経つと萎んでいく・・・という心配もなさそうだ。まあ、女性本人にとって巨乳がそんなに素晴らしいことなのかどうかは別問題として。

さらに、アスリートの中にもこの方法による脂肪増強を試みる者が出てくるだろう。格闘技なら、わざと腹部の脂肪を増やしてショック吸収に役立てようとするかもしれない。やせぎすな体形の野球選手なら、スタミナ維持のために体のどこかに脂肪をつけようとするだろう。

浮力を増やすために体のどこかに脂肪密集部位を作ろうとする水泳選手も現れてきそうだ。どこの脂肪をどう増やせば良いかははっきりしないが、従来の人体ではありえなかったバランスで浮力を得ることにより、記録を大幅に更新できる可能性がある。たとえば、足の甲だけが異様に脂肪太りした自由形選手の姿を目にする日が来たりするかもしれない。




■ Reference: Fat discovery may change face of cosmetic, breast, burn surgery

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この記事へのコメント

1. Posted by フィデル   2008年02月11日 03:06
善くも悪くも本当なんでもありですねこの世の中は
というより、善いも悪いもなんでもありですね
2. Posted by     2008年02月11日 11:31
乳癌で取ってしまった人にとって朗報ですね
3. Posted by あ   2008年02月11日 12:09
なんだか巨乳も大した価値を持たなくなる時代になりそうですね
4. Posted by ああ   2008年02月11日 17:05
巨乳ばっかになったら更に貧乳は希少価値が出てくるな
5. Posted by jacklegdoc   2008年02月11日 18:38
原理が良く分かりませんが、血管を誘導できれば間隙を脂肪細胞が埋めるということなんですかね。
豊胸だけでなく、皮下に打ち込んでシワを消すとかもできそうですね。
6. Posted by ヴァル   2008年02月11日 22:45
ただタダ、すげぇと。。。
7. Posted by 困ってます。   2011年02月19日 18:59
背中とあばらに脂肪をつけたいんですが、部分太りって出来るのかな…。
部分痩せは出来ても部分太りはやっぱ難しいのかな…??

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