なんでも評点:地下鉄車両内で音楽が鳴らされ、席から立ち上がった乗客たちがゾンビーダンスを始めてしまう

2008年02月01日

地下鉄車両内で音楽が鳴らされ、席から立ち上がった乗客たちがゾンビーダンスを始めてしまう


ロンドン地下鉄の車両に揺られる人たち。まだ列車内はそんなに混み合っていない。列車は地上区間を走行している。窓から朝日が差し込む。いつもと変わりない一日が始まろうとしていた。

だが、ふいに車両内で音楽を鳴らす者がいた。パーカッションで始まるそのリズムとメロディには誰しも聴き覚えがあったはずだが、曲名を瞬時に思い出せた乗客はどれくらい、いただろうか。25周年を迎えようとしている、あの名曲だった。

何の曲だったっけ?と耳をそばだてた乗客がいる一方で、不快感が先立った乗客も多かったことだろう。まだ混み合っていないとはいえ、列車内で音楽を鳴らすのはマナー違反もはなはだしい。

しかし、乗客たちの抱いた疑問も不快感もわずか数秒後に消し飛んでしまう。吊革を持って立っていた丸刈りの髪、スーツ姿にノーネクタイの男が吊革から手を離して通路の中ほどに歩を進めると、彼の仲間と思しき若い女性たち、若い男性たちが席からすっくと立ち上がった。

彼らは、あっけに取られている乗客たちの目の前で、すみやかにフォーメーションを組むと、マイケル・ジャクソンのThrillerのリズムに乗って見事にシンクロしたダンスを演じ始めたのである。

ダンスを終えた彼らが何事もなかったかのような表情で元の席に座ると、車両内の乗客たちがいっせいに拍手を浴びせた。



Youtube上では、Michael Jackson 25th Anniversary Thriller Teaser Videoへの動画レスポンスとして上のビデオが投稿されている。

この地下鉄車両内での思いがけないダンス・パフォーマンスのことは、Sun紙も伝えている。Sun紙の記事は、ダンサーたちの正体を明かしていない。ただ、記事で引用されているロンドン市交通局の広報担当者の言によれば、ちかごろロンドン地下鉄(Tube)では、ときどきこんなパフォーマーが現れて乗客を楽しませることがあるらしい。

「はい、今回のように、才能に恵まれた人たちがみんなを楽しませることが確かにあります」広報担当者は言う。「でも、思慮のない行動で他の乗客に迷惑をかける人たちもいます。私どもとしては、他の乗客の方のことを思いやる気持ちをほんの少しでも持っていただきたいものです。そうすれば、まったく異なる結果になるのですから」

ま、ある意味、紙一重な話ではある。上記のダンサーたちが演じたのが誰でも知っている名曲であり、しかも一応全員の踊りがシンクしていたから、見ている乗客も楽しめた部分があると思う。もし誰も知らないやかましい曲で下手糞な踊りを見せられたのだとしたら、ブーイングの嵐が巻き起こったことだろう。




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この記事へのコメント

1. Posted by やま   2008年02月01日 10:52
3 似たような物でこんなのもありますよー。
パリ市内の地下鉄でのゲリラライブらしいです。
ttp://big-world.pupu.jp/archives/2007/05/05003718.php
2. Posted by jacklegdoc   2008年02月01日 12:11
才能ある人が周りを驚かせて楽しませようというのが自然に行われてるのは素晴らしいですね。日本では理解されるか分かりませんが。上のリンク先のもよかったです。
3. Posted by ゆに   2008年02月02日 17:43
図書館や大学の講義中にいきなりミュージカルをおっぱじめる!ってのもありますね。
終わった後のみんなの拍手で感動しちゃいますけど、クオリティ次第で迷惑と紙一重なんですよねぇ。
なんかそこがいい気もしますが。

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