G- なんでも評点:評点復活のお知らせ ― ただし書籍版「なんでも評点」のみ

2007年11月16日

評点復活のお知らせ ― ただし書籍版「なんでも評点」のみ


私は極力、誰かに恨みを持たないことにしている。「○○なんか死んでしまえばいいのに」なんてことは、心の中でも絶対につぶやかないことにしている。当ブログでは「ありもしない」力が自分に備わっていると信じ込んでいた人々が起こした馬鹿な事件をしばしばネタにしてきた。私が人に恨みを抱かないように注意しているのは、その「ありもしない」系の力が自分に宿っている可能性が若干疑われるからである。
高校時代、私は英語のテストで常に95点以上をマークしていたのだが、ある教師に10段階中7という意外な評価を付けられたことがある。その教師がしばしば講義中に間違いを犯していたので、逐一指摘してあげていたところ、それが気に障ったようだ。授業態度が悪いので3ポイント減点したということだった。

それ以来、いくらテストの点が良くても、その教師が私に下す評価は常に7だった。そのたびに抗議に行ったが、まったく埒が明かなかった。そのことで、私の“授業態度”はさらに悪化した。悪循環だった。

あまりに腹が立ち、大学に入ってもその教師を恨み続けていた。ときどき、その教師の顔と名前を思い出しては「死ね!」と念じていた。さすがに年月が経って20歳を超えると、自分にも非があったと客観的に見ることができるようにもなった。だが、それでもときどき人間関係で嫌なことがあると、その教師のことを思い出して「死ね!」と念じていた。

すると、高校卒業後3年目くらいのある日、高校時代の友人から連絡があり、その教師が心臓発作で突然死したという知らせを聞かされた。背筋が凍った。恨みや憎悪なんて消し飛んでしまった。

そう、誰かを恨み殺す能力が私に備わっている可能性が若干疑われるのである。だからそれ以来、万一そんな力があったらまずいので、念のため、どんなに頭に来た相手に対しても恨みを抱かないように心がけている。ま、私も「ありもしない」力が自分に備わっていると信じている系の人間だということになろう。だから、彼らの気持ちが良く分かり、当ブログで取り上げたいという意欲が湧いてもくる。

さて、当ブログを書籍化しないかという話が昨年、持ち上がったことがある。最初に声をかけてくださったのは編集者ではなく、作家だった。その作家がとある出版社の編集者に私を引き合わせくださり、一応、企画が進み始めたのだが、どうにもぎくしゃくして上手く進まなかった。

その企画は年が明けて今年に入っても、まだ遅々として進まない状態だった。編集者に相談しようと連絡をとっても、事務所にはいつも不在だし、携帯電話にも出ないしコールバックもない。メールの返事もない。

というわけで、非常に不本意な形で頓挫してしまった。正直なところ、その編集者のやる気なさげな対応には非常に腹が立った。やる気がないのなら、早く企画打ち切りの意思を伝えてもらいたかった。

企画途中までに私が払った労力がすべて無に帰してしまった。私はもともと書籍化を考えていたわけで、企画の進行をだらだら引き延ばされた期間中の“機会損失”という問題もある。

だが、決して人を恨まない主義の私は、もう済んだことと思うことにした。それどころか、ブログから出版などというデジタル化・オンライン化の流れに逆行するようなことさえ、もうやめてしまおうという気になっていた。

ところが、捨てる神あれば拾う神ありとでも言うべきか、別の出版社の編集者から今年の夏ごろに声がかかった。

少し前に、ある記事の終わりの方でも小さく触れたが、2008年1月末に書籍が刊行されることが既に決定している。書籍名、書籍の内容、版元などの詳細は、もう少し時期が迫ってから宣伝がてら大々的にお伝えさせていただく。

ここでは予告編的に、どんな内容になるかを簡単にまとめておこう。

  • シリーズ化の可能性あり ― 初っ端からコケたらもう先はないわけだが、とりあえず第1弾として、1000本を超える当ブログの過去記事のうち、世界で起きたありえない出来事や前代未聞な話に関する記事を100本ないしは150本ほど選りすぐった書籍が刊行される。

  • ブログ記事をそのまま流用ではない ― 一部の記事は現状の内容とほとんど変わらない形で収録されるが、情報補足や考察など、かなり手を入れた記事も多数。

  • ブログ本の既成観念を破る縦書き ― ブログ本といえば横書きのまま出版されることが多いが、縦書き2段組のレイアウトになる予定。

  • 評点復活 ― ブログの方で原則として廃止した「評点」が書籍では、少し趣向を変えて復活することになる。乞うご期待!(といっても、「評点」自体が別に面白くないという層も多いだろうと思うのだが、編集部の勧めもあり、復活させることにした)


詳細が確定したら、改めて宣伝させていただく予定である。第1弾がすべらなければ、第2弾として「サイエンス/リサーチ系」の話を集めた書籍が出ることになりそう。

そうそう、最近、当ブログが間借りしているlivedoor Blogの標準カウンターの機能が強化され、どうやら携帯用サイトへのユニーク・アクセスも反映されるようになったらしい。その数値をPC用サイトのHTMLに貼り付けている外部カウンターの数値(携帯用サイトへのアクセスが反映されない)と比べてみると、最近では携帯からのアクセスがPCからのアクセスを凌いでいるらしいことがわかる。

パソコンから「なんでも評点」を見てくださっている人は、別に書籍など買わなくても過去記事を簡単に参照できるわけだが、もっぱら携帯から「なんでも評点」を読んでくださっている人の場合は、過去記事を見ていくのも大変だろうと思う。「そんなあなたのために書籍版も出ますよ」ということで売り込んでみようなどと目論んでいたりする。


この記事の先頭に戻る

Google
WWW を検索 評点




トラックバックURL

この記事へのコメント

1. Posted by 他社編集者ただし業界専門誌   2007年11月16日 03:14
5  サイエンス系は今回の書籍に入らないんですね。次回も同じ出版社から?
 前から読者なんですが、サイエンス系が楽しい。学者だと気が付かない角度からネタにしているところが楽しいです。
 それにこの記事みたいに何の関連もなさそうな話が微妙に繋がっていくところが面白い。
2. Posted by ( ̄□ ̄;)!!   2007年11月16日 03:40
恨みのはなしって前向きでない俺の心をのぞかれた気がした
筆者さまも暗い時代があったんだ
俺は携帯厨だよ
買うよ
3. Posted by そら   2007年11月16日 07:49
書籍本楽しみです(*^o^*)なんでも評点大好きデス☆早く本がみたいです♪筆者さんこれからも頑張って下さい☆応援してます(*^▽^*)/
4. Posted by 思考遊戯   2007年11月16日 07:51
お久しぶりです。
カテゴリーランキングの記事で、
少し絡ませて頂いた思考遊戯です。
(2年程休止し、再開しましたのでランキングは苦戦中です)

そんな事よりも…。
出版化、おめでとうございます。
時代と逆行とはいっても、
紙媒体ならではの社会への影響力やら
財布への影響力があるはずですので
かなり面白い事になりそうですね。

楽しみにしています!!!
5. Posted by サイエンス系   2007年11月16日 08:25
第2弾が先に読みたいです・・・これって、第1弾を買えと・・・
6. Posted by みなみん   2007年11月16日 09:28
5 筆者様の語り口にいつも魅了されてます(^_^)書籍楽しみです!
7. Posted by ノルン   2007年11月16日 14:32
書籍化おめでとうございます(^^)
「本」という活字になり、横書きが縦書きになるだけでまた趣きも変わって違う楽しさが味わえそうですね♪
これからも頑張ってくださいね(^^)
8. Posted by まーちゅん   2007年11月16日 16:00
5 初コメントですが…
携帯でもパソコンでも拝見させてもらってます。
正直なところ、世界仰天ニュースなんかを見るよりこちらのブログの方が面白いと思っています。
是非出版された本は購入させて頂きます。
9. Posted by ユッキー   2007年11月16日 18:43
書籍化おめでとうございます!
今週から、このblog見つけてお邪魔させていただいてます!

文章力に圧倒です。

携帯からですが、読みごたえあります。

これからも頑張ってください!
10. Posted by さよ   2007年11月16日 22:24
5 3年以上のなんでも評点フリークとして出版されたら絶対買います
出版記念サイン会などあったらうれしいです。
11. Posted by りい   2007年11月17日 17:15
5 書籍化おめでとうございます!
2年以上携帯からの読者です。
このブログのおかげか、ありえない世界の出来事がニュース等で取り上げられることが多くなりましたね。
書籍化の一番うれしいのは縦書きであること。
どのブログ本もほとんどが横書きなので、携帯から見てるときは違和感けど本として手に持ったときなんとなく読みすすめていくのが億劫だったんですよ。
今から発売が楽しみです!シリーズ化されますように(・∀・)v
12. Posted by miccckey   2007年11月17日 23:09
皆さん、応援ありがとうございます。このサイトはたった一人で更新して来ましたが、楽しんで読んでくれる人たちがいたからこそ続けてこられたわけです。感謝。

ちなみに上の記事の中で、没になった方の出版社の編集者にやる気が感じられなかったと書きましたが、それには理由があったようです。詳しくは書けませんが、その編集者は某テレビ番組の制作側とコネがあったらしく、本をその番組で取り上げてもらうつもりだと言っていました。

しかし、奇跡的な話を多く取り上げているその番組の制作側から見れば、当ブログの記事を紹介するより、同じソースに当たって再現ドラマを作る方が美味しいはずでした。ゆえに実現性が低いのではないかと意見すると、その編集者は機嫌を損ねたみたいでした。案の定、紹介してもらう話はまとまらず、彼はさらにやる気をなくしてしまったようです。
13. Posted by 名無し   2007年11月18日 06:42
>高校卒業後3年目くらいのある日、高校時代の友人から連絡があり、その教師が心臓発作で突然死したという知らせを聞かされた。

これは管理人さんを敵に出来ない(((;゚Д゚))
14. Posted by みいや   2007年11月18日 21:01
5 書籍化おめでとうございます(^o^)/
最近某番組がなんでも評点の記事をよく取り上げてるので、そろそろかな?って思ってました☆本当におめでとうございます。私も記念サイン会やって欲しいです☆
15. Posted by まる   2007年11月20日 11:04
書籍化おめでとうございます。

いつも楽しく拝見させていただいているのでとても楽しみです。

書籍では評点が復活するということなので、今まで読んだ記事にも新たに評点が付いて新しい楽しさを生んでくれることを期待します。
16. Posted by ゴロナ   2007年11月21日 22:56
興味を曳かない本が多い中、こちらのサイトのような記事が一冊の本になるなんてうれしい限りです。とてもお忙しくなるでしょうが、サイトも今まで通り更新していただければこの上ないです。

この記事にコメントする

名前:
URL:
  情報を記憶: 評価: 顔