G- なんでも評点:式場ホテルで巨大ガラス屋根が突如崩壊、鋭利なガラス片が内部に降り注ぐも花嫁が遅刻したおかげで全員無事

2007年11月10日

式場ホテルで巨大ガラス屋根が突如崩壊、鋭利なガラス片が内部に降り注ぐも花嫁が遅刻したおかげで全員無事


米国メリーランド州ハントバレーのエンバシー・スイーツ・ホテルで、10月10日、1組のカップルが結婚式を挙げようとしていた。新郎の名はベン-ツィオン・グローナー、新婦の名はロシェル・アドラー。式を挙げる前に、ホテルのアトリウム(吹き抜け空間)で記念写真を撮影する予定になっていた。
ところが、新婦ロシェルさんがなかなかホテルに到着しない。記念写真は2時に撮影する予定だったが、2時まで残り10分を切っても彼女は現れなかった。このままでは、式の開始にも遅れが生じそうだった。

ロシェルさんの到着が遅れたのは、出発間際に花屋からかかってきた電話のせいだった。式に使用する花のことで最後の指示を仰いできたのだ。ロシェルさんは要領の悪い花屋にやきもきしたかもしれない。だが、もしこの電話がかかってこなければ、新郎新婦に親族勢揃いの記念写真撮影が阿鼻叫喚の地獄図になっていた。

時計の針が2時5分前を指したとき、何かが次々と弾ける音がアトリウムの方から聞こえてきたかと思うと、一瞬ののち物凄い轟音が鳴り響いた。そのとき、新郎ベン-ツィオンさんと彼の母マリアシさんはアトリウム(吹き抜け)から離れた場所に立っていた。

アトリウムの方を覗き込むと、8階分の高さがあるアトリウムのガラス天井がずたずたに崩落していた。そのガラス天井は、サッカーコート半面分もある巨大なものだった。吹き抜け部分の床は、鋭く割れたガラスの破片や捻じ曲がったアルミニウムなどで、ぐしゃぐしゃに埋め尽くされていた。

新郎の母マリアシさんは言う。「思わず絶叫し、完全に気が動転してしまいました。サタンの仕業だと思ったほどです」

マリアシさんは、そのとき自分の他の子供たちや孫たちがどこにいるか知らなかった。もしかしたら、吹き抜け部分で孫たちが遊んでいたのではないか? もしそうなら、めでたい結婚式の日が悲劇の日に・・・そう考えて取り乱しそうになるマリアシさんを息子ベン-ツィオンさんがなんとか落ち着かせようとしていた。

ホテルのスタッフたちは、ガラス片の落下が完全に止むのを待った後、ガラス片の山を掻き分けて怪我人の捜索を開始した。なんと幸いなことに、ガラス屋根が崩落したとき吹き抜けには誰もいなかったらしく、誰一人として怪我をしなかったことがまもなく判明した。

マリアシさんの可愛い孫たちはみんなホテルの客室にいて、のんきにピザを食べているところだった。新婦ロシェルさんは、まだホテルに到着していなかった。

この事故により、エンバシー・スイーツ・ホテルは当面閉鎖されることになった。このホテルで式を挙げることもできなくなったのである。しかし、急遽、数キロほど離れた別のホテルに会場が確保され、そこで式が挙げられた。

かくして新郎新婦ならびに両家の親族一同は、間一髪のところで災難を免れた次第である。もし新婦ロシェルさんが遅刻していなかったら、降り注ぐガラス片に全員がさらされたことだろう。撮影予定時刻が2時、崩落が2時5分前だったわけだが、新婦ロシェルさんが余裕を持って到着していたなら、さすがに5分前には全員が吹き抜け部分に集まっていたはず。

要領の悪い花屋に感謝すべきだろう。

ところで、新郎ベン-ツィオンさんは16歳のときに、ぎりぎりのところで死を免れた経験を持つ。治療が極めて難しく、毎年世界中で多くの人の命を奪っている急性骨髄性白血病を患ったのである。苦しい化学療法の日々を過ごしたが、実の兄が完全に適合する骨髄を持つことが分かった。兄から骨髄移植を受けた後、彼の病状はみるみる良くなり、やがて完全に回復したのだった。

闘病生活を送っているとき、ベン-ツィオンさんは自分は絶対に病気を乗り越えられると確信していた。実は、ベン-ツィオンさんの父ヨッシ・グローナーさんはユダヤ教のラビ(指導者)である。ベン-ツィオンさんがまだ8歳のとき、父ヨッシさんはベン-ツィオンさんを伴って、自分の教派の最高位のラビに接見したことがある。

そのとき、最高位のラビは幼いベン-ツィオンさんの顔を見るなり、いきなりこう予言した。「この子はやがて結婚し、妻に“ツェダカ”(zedaka)を与えられるだろう」

“ツェダカ”(zedaka)とは、ヘブライ思想において「富者に課せられた社会的正義」を意味する。要するに、やがて妻を娶り、社会責任を果たす立派な大人になるだろうと予言したのである。

尊敬する父よりも、もっと偉いラビの予言が当たらないはずがない、とベン-ツィオンさんは信じていた。今、自分が白血病で死んだら、将来結婚できないじゃないか、と。こうして、その予言が現実のものとなる日に向けて進むべく、彼は死の淵から蘇った。

ところが、その予言が現実となるはずの当の日にも、それを邪魔立てするかのような出来事が起きた。一歩間違えれば、ベン-ツィオンさんがガラス片の直撃を受けて命を落としていた可能性すらある。

ベン-ツィオンさんの父にしてラビであるヨッシ・グローナーさんは、この出来事を次のように分析している。「天界からの恵みが天界からの勅令と相反していたり、自然の摂理に反していたりすることがあります。そのような食い違いが生じたときは、この世に起きることを見届けなければなりません。そして、最後には、天からの恵みに浴することができるのです」

聖書に疎い筆者には解釈しづらい言葉だが、おそらく、記念写真撮影の予定時刻寸前に撮影場所のガラス屋根が崩落したのは、天界で意見の衝突が起きた結果だということのようである。

こういう表現は旧約聖書的にきっと不適切だろうが、次のように解釈してみよう。天界には二人の結婚に賛成する勢力と反対する勢力があって、その両者が小競り合いをした。そして、“反対派”は二人の頭上にガラス片を降らせてやろうとしたが、“賛成派”が花屋を操って新婦の到着を遅らせることにより間一髪で妨害を回避したのだ、と。

ただし、“反対派”は、花嫁が異教徒だという理由で邪魔をしてやろうとしたわけではないと思われる。新婦ロシェル・アドラーさんもまたユダヤ教徒だからだ。教派も同じで、ルバビッチ派である。

なお、ガラス屋根が崩落した物理的な原因はまだ調査中であり、はっきりしたことはわかっていないとのこと。




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この記事へのコメント

1. Posted by yoshi   2007年11月10日 18:25
初めは単純に感動しました。
奇跡的な話だと。

しかし、バックグラウンドに宗教感が入ってくるとは・・・
たしかに、何らかの力の存在があるのではないかと思ってしまいますね。

これが日本だったらどういう解釈されるのでしょう。
2. Posted by ユンユン   2007年11月10日 19:05
この男性は神によって生かされてるのだわ!アーメン☆
二人共幸せになれよ☆
3. Posted by buyvigrx   2009年10月05日 20:58
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4. Posted by 名古屋,Nagoya   2011年10月02日 17:08
5 遅刻したおかげってww

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