G- なんでも評点:虐待から救われて新しい家に引き取られた犬が1歳半の娘を巨大な毒蛇から救い、自らが毒牙に倒れる

2007年10月31日

虐待から救われて新しい家に引き取られた犬が1歳半の娘を巨大な毒蛇から救い、自らが毒牙に倒れる


オーストラリア・クィーンズランド州アサートンでドッグホテルを営んでいるケリー・キンダーさんという女性がある日、衰弱しきったドーベルマン犬を見つけた。飢えて体が痩せ細り、肋骨が何本か折れていた。殴打された形跡が無残に残っていた。
ケリーさんの知り合いのブリーダーから売れられて行った犬で、カーンと名づけられていたが、飼われた先の家が悪かった。ひどい虐待を受けていたのだ。カーンの容態は相当に悪く、安楽死させた方がよいかもしれないほどだったが、ともかくケリーさんはカーンを引き取って保護することにした。

やがてカーンは最悪の状態を脱し、健康な姿に戻った。愛情たっぷりにカーンを飼ってくれそうな家族も見つかった。アサートンに住むスヴィリシク家である。一家には、シャーロットちゃんという1歳半の女の子がいる。

カーンがスヴィリシク家に引き取られてまだ4日目の10月29日のこと、シャーロットちゃんが庭で遊んでいると、巨大な毒蛇が現れた。オーストラリア大陸に生息するキング・ブラウン・スネークである。最大で体長3メートルに達し、世界で3番目とも言われる猛毒(血液毒)を持つ。

あどけないシャーロットちゃんは、毒蛇の存在に気づきもせず無邪気に遊びを続けていた。だが、カーンが“警備犬ドーベルマン”の本領を発揮することになる。

カーンは、まずシャーロットちゃんの体に鼻先を当てて安全な方に移動させようとした。ところがシャーロットちゃんには、その意味がわからない。カーンがいくら鼻先で押しても、シャーロットちゃんはその場を動こうとしない。

だが毒蛇はどんどん迫ってくる。今まさに巨大な毒蛇が鎌首をもたげてシャーロットちゃんに飛び掛かかろうとしたそのとき、カーンがシャーロットちゃんと毒蛇の間に割って入った。シャーロットちゃんのオムツのお尻側をくわえ、シャーロットちゃんの体を持ち上げると、1メートル以上も向こうに投げ飛ばした。

まだ状況を理解できないシャーロットちゃんは投げ飛ばされたことで、ひどくショックを受けた様子だった。だが、悲鳴を上げたのはカーンの方だった。シャーロットちゃんを毒牙から救った直後、カーン自身が毒牙の攻撃を受けたのだ。

カーンは家の中に駆け込むと、その場にばったり倒れた。動物病院に運ばれ、抗毒血清の注射を受けたが、助かるかどうかは五分五分であり、獣医は「今夜が峠です」と告げた。

その翌朝、見事に体内の毒が解毒され、元気に起き上がるカーンの姿があった。たっぷりの朝食を胃袋に収めて、何事もなかったかのように回復したのである。

カーンの親元のブリーダーによると、カーンの祖父に当たる犬も、同じような状況で子供の命を救ったことがあった。虐待された可哀相な犬として保護されたカーンではあったが、その勇敢な血を確かに引き継いでいたのだ。

シャーロットちゃんの母、キャサリン・スヴィリシクさんは翌日、地元紙の取材を受け、感動覚めやらぬ様子で「(カーンが娘を救った一部始終を)自分の目で見ていなかったら、絶対にありえないと思ったことでしょう」と話した。

「娘の命を救い、家族を救ってくれたカーンには、いくら感謝しても感謝し切れません。これからは、カーンに贅沢な余生を過ごさせてあげるつもりです。カーンが純金のボウルで餌をくれと言うなら、純金のボウルを買い与えます」

一方、カーンを虐待から救ったケリー・キンダーさんによると、カーンは、新しい家では皆に認められ、愛されたいと願っている。だから、カーンが文字通り身を挺してシャーロットちゃんを救ったのは、ある意味当然のことだろう、と。

毒蛇の専門家は、カーンが毒牙の攻撃を浴びても死を免れたのは、カーンの体内に注入された毒の絶対量が少なかったからではないかと見ている。




■ Source: Dog saves girl from snake

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虐待から救われて新しい家に引き取られた犬が1歳半の娘を巨大な毒蛇から救い、自らが毒牙に倒れる(なんでも評点) http://rate.livedoor.biz/archives/50470072.html  これは、直下記事と違って、無茶苦茶感動的な話。  本当、運命と言うのは分かんないね(分かった...

この記事へのコメント

1. Posted by      2007年10月31日 19:43
いい話だ・・少し涙ぐみました。
ちょっとだけ奥さんのコメントにひっかかったけど。
カーンが欲しいのは贅沢な余生、純金のボウルでご飯食べるとかじゃないっすよ。
2. Posted by     2007年10月31日 20:29
いい話だなぁ…犬も無事でよかった。
ラストのコメントは見なかった事に。文化の違いなのかな。
3. Posted by     2007年10月31日 22:48
純金?犬が一番喜ぶのは飼い主の愛情だろボケ
にしても、良い話だ。感動した。
4. Posted by     2007年10月31日 23:43
素直に感動しました。
カーンも無事でよかった。
5. Posted by ムウ   2007年11月01日 01:44
とても感動しました。
カーンが幸せになれますように…
6. Posted by もこ   2007年11月01日 02:29
「自らが毒牙に倒れる」なんて書いてあるものだから、
てっきり死んじゃったのかと思ったよ…。
幸せな家庭に受け入れられてよかった。
7. Posted by 鱈   2007年11月01日 07:49
ちょ、、待て。
「(カーンが娘を救った一部始終を)自分の目で見ていなかったら、絶対にありえないと思ったことでしょう」?
この母親は事件のときどこにいたわけ?
見てたなら、なぜ自分で救助しなかったのでしょう。絶対にありえないと思ったことでした。
8. Posted by     2007年11月01日 10:43
>>※7
多分ヘビに気付いてなかったと思われる。
カーンが娘に近付く→あらあら懐いてきたわねえ→いきなり放り投げる→
何すんの!?→カーンに噛み付くヘビ発見
という感じなら有り得るんじゃね?
9. Posted by りりり   2007年11月01日 11:10
>>7
本当ですよね。
遠巻きに見ていて怖くて近寄れなかったとかかな?

金のボールってのは比喩的な意味であって
そのくらい感謝していると言いたかったのでしょう。

誤解を受けるような例えですけどね(笑
10. Posted by yosk   2007年11月01日 12:19
日本含め、世界のあちらこちらで、今この瞬間でも、動物への虐待の事実があるんでしょうね。


そのうちの1匹、カーンが助かって、これからであろう小さくも大きな命を危機から救った

なんて感動的な話なんでしょうか



動物への虐待って、とても見てられないですよね

ヒドイです
11. Posted by たそがれ   2007年11月02日 09:05
この手の話には、めっぽう弱いなぁ〜。
感動しました。号泣です。

愛情の連鎖とでも言うんでしょうか。ケリーさんからカーンへ、そしてスヴィリシク家へそしてカーンへと双方思いやる姿は、とてもハートフルであり、穏やかな気持ちになります。
いい記事でした。
12. Posted by ノルン   2007年11月02日 09:38
カーンが死んじゃったのかと思ってドキドキして読んでましたが、カーンが助かったので安心しました♪
天寿を全うするまで幸せに暮らして欲しいです。
13. Posted by ・   2007年11月05日 14:35
たった4日でよくぞそこまで
14. Posted by でっていう   2007年11月07日 04:33
1 ( ;∀;)イイハナシダナー
15. Posted by アルバム   2007年11月07日 20:30
いいはなしだな
16. Posted by Jonny55   2007年11月10日 07:44
5 いい話ですね〜。
カーン、助かってよかったです。
17. Posted by 山査子   2007年11月10日 12:25
( ;∀;) 素晴らしい話ですねー
18. Posted by ー   2007年11月12日 06:47
5 泣けました。
19. Posted by ああああ   2008年09月20日 10:02
4 凄くいい話


だが、それを台無しにしてるコメントがあって萎えた
20. Posted by     2014年04月07日 09:30
5 虐待されたのに身を呈して人間を助けた愛情深いカーンに感動した。
助かってくれて本当によかった。

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