2007年10月25日

10代で挙式したとき貧乏すぎて結婚式写真を購入できなかった夫婦が27年後に老カメラマンから写真を渡される


米国オハイオ州マンスフィールド在住のカメラマン、ジム・ワグナーさんは、先日、古い写真や書類を整理しているときに、若いカップルが写っている1組の結婚式写真を見つけた。ワグナーさんは今年で80歳。その1組の写真は、彼がまだ53歳だった1980年に撮影したものだった。
ワグナーさんは、普通なら新郎新婦に渡されているはずの結婚式写真が自分の手元に残っている理由を思い出した。あれから27年、2人がまだ健在であり、まだ夫婦でいるなら、ぜひ届けてやりたいと思った。

27年前のその日に夫婦となった2人の氏名は幸いなことに、すぐにわかった。マーク&カレン・クライン夫妻だった。問題は、現在の2人をどうやって探し出すかだった。ところが数週間後、ワグナーさんは偶然にもカレン・クラインさんの継父に当たる人物とばったり出くわしたのである。

こうなれば後は簡単だった。マークさんとカレンさんがまだ健在であり、まだ夫婦であることが判明した。カレンさんが働いている軽食レストランの場所も分かった。

そして、結婚式写真を見つけてから約1ヵ月後のある日、ワグナーさんはカレンさんが働いている軽食レストランに顔を出した。カレンさんが怪訝そうな表情で応対すると、ワグナーさんは結婚写真を取り出して彼女に見せた。

マーク&カレン・クライン夫妻はあの日から27年間、仲睦まじく暮らしてきた。だが、結婚式の写真と言えば、2人が腕を組んで歩く姿を参列者の誰かが取ってくれたたった1枚の素人っぽい写真しか残っていなかった。

カレンさんは、18歳で式を挙げたあの日、プロ・カメラマンのワグナーさんが撮ってくれた写真にうっとりと見とれたことを覚えている。だが、若い2人には、たった150ドルの写真代を捻出する余裕すらなかった。カレンさんは、悲嘆に暮れながら写真の購入を断ったのだった。

ワグナーさんがカレンさんに差し出したのは、紛れなく、あのときの写真だった。彼女の心に熱いものがこみ上げないはずがなかった。カレンさんは一瞬の絶句の後、感極まって号泣し始めた。遠慮なくワグナーさんに抱きついた。いつまでも涙が止まらなかった。

涙ぐみながらもカレンさんは小切手帳を取り出して、150ドルの小切手を切り、ワグナーさんに手渡した。今度は、ワグナーさんが感極まって号泣する番だった。

現在と過去がつながるとき、人は制御しようのない感動にむせぶことがある。今までマーク&カレン・クライン夫妻が27年前のあの日を思い出す視覚的な手がかりと言えば、誰かが撮ってくれた1枚のスナップ写真だけだった。それだけでも宝物のようなものだっただろう。

しかし、あの日、喉から手が出るほど欲しかった写真が27年ぶりに戻ってきたのである。結婚式を挙げた日の思い出や記憶だけでなく、その後の27年間のあらゆる苦労や喜びに彩られた万感の思いがカレンさんの胸を去来したに違いない。

ワグナーさんが27年ぶりに150ドルの小切手を受け取って涙を流したのは、もらい泣きだったかもしれないが、自分の撮影した写真が現在と未来をつなぐ役割を果たせてカメラマン冥利に尽きる部分があったのかもしれない。




■ Source: Couple receives wedding photos after 27 years

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1. 超暇つぶしブログ  [ 超暇つぶしブログ ]   2007年10月25日 10:02
 
2. 結婚式写真が27年ぶりに・・・などなど  [ アレコレEXTRA ]   2007年10月25日 10:25
ただ今『島』建設中〜〜〜vvvvv ●海外ニュース/こぼれ話 ・泥棒 通気孔から出られず懸命の叫び 10時間後に救出 / CNN.co.jpさん    絵に描いたようなマヌケっぷりですvv ・10代で挙式したとき貧乏す
3. 10/25  [ サイド9 ]   2007年10月25日 14:03
【海外】 ◆10代で挙式したとき貧乏すぎて結婚式写真を購入できなかった夫婦が27年後に老カメラマンから写真を渡される 良い話・゚・(ノД`)
4. たまには感動の話を  [ おやぢの徒然 ]   2007年10月26日 10:25
なんでも評点:10代で挙式したとき貧乏すぎて結婚式写真を購入できなかった夫婦が27年後に老カメラマンから写真を渡される ちょっといい話です こんなご時勢にもやっぱりいい人はいるもんだ やっぱり人のことを思う気持ちを大切にしないと・・・ とふと思った

この記事へのコメント

1. Posted by Yosk8er   2007年10月25日 12:20
5 いやぁ〜

いい話ですね

久しぶりになんでも評点にて感動しましたオ

管理人さんありがとうございます(^O^)/
2. Posted by エンジェル   2007年10月25日 17:03
5 好きだなぁ。こうゆう話(;_;)
読んでる方も貰い泣きしちゃうわ☆

スピルバーグよ。
映画化しとくれ(^ヾ^)
3. Posted by     2007年10月25日 17:43
150ドルってことは15000〜20000円てことか。
27年前だからもう少し高いかな。
最初は「写真くらい最初から無料であげてろよ」って思ったけど、確かにタダであげるには高価なもんだし、若夫婦には軽々と出しにくい金額だなー。
4. Posted by    2007年10月25日 18:09
27年後に本人を探す労力考えたら、当時その場で安く売ってやれよ…
何かワケ分からん感動話だ。タイムカプセルみたいなもんかな?
5. Posted by    2007年10月25日 19:39
商売なんだから当時の事は細かくつこっまなくてもね・・・
凄いのは27年前の写真を覚えていて、それを届けようとした写真屋さん粋な計らいだよ。
 普通なら買われなかった写真は捨てるとかするんでね?
6. Posted by 、   2007年10月25日 22:25
イイハナシダナー(;∀;)
7. Posted by たそがれ   2007年10月25日 22:43
5 なんていいはなし。思わずホロリときました。
知らないだけで、世界中のあちこちでこのような心温まる物語が日夜起こっているのでしょうね。
8. Posted by ぽろ   2007年10月25日 23:01
27年前には写真を撮ったカメラマンさんも
「結婚式の写真ぐらい買えよ…」と思ったかもしれません。だからこそ覚えていたのかも。
でも当事者の夫婦にとっては「たかが」2万円程度でも出費ができない貧乏だったんでしょうね。
自分は10年前くらいに式を挙げましたが、お金はあったけどけっこうケチりました。
今思えば、若い自分の姿を貴重に思うのと、人生のけじめの時なんだからケチらないでもっと記録を残しておけば良かった、って思います。
そして、若いときほど稼げなくなり、千円ですら貴重だと思うようになった今の自分には、この奥さんの気持ちがわかるような気がします。
女性なら尚更でしょうね〜…。
良いお話でした!これからもほかにはないような良い話を期待してます!
9. Posted by やむ   2007年10月26日 00:13
5 涙でたよ
10. Posted by インディカ米   2007年10月26日 01:05
感動系のお話大好きです☆
これからも心温まるネタをよろしくおねがいいたします(^^)
11. Posted by ほ   2007年10月26日 07:46
「タダ」程怖いものは無い。コレ本当。
商売で「タダ」をするのはプロでは無い。

勘違いな人が湧いてるな
12. Posted by ノルン   2007年10月26日 10:26
感動して思わず泣いてしまいました。
いいお話をありがとうございます^^
13. Posted by 伊井嘉元   2007年10月26日 11:13
結局お金もらったんだ。
流石プロ!!
14. Posted by インディカ米   2007年10月27日 00:21
ん〜、私は英語が出来きず、原文が分からないので真意は読み取れないのですが、この場合、値段の程度やそもそも金銭的なことが主眼ではないと思います。写真家さんは老いてなお小銭に執着はないと思いますし、写真入手の手順として代金を支払ったことで老夫婦は感謝と敬意を表したのではないかと考えるのです。
きれいごとと言われましたら何も申し上げられませんが、とにかく金額や写真の売買云々ではなく、時を経た双方の純粋な関係こそがこのトピックで一番大切にしなければいけないことなのではないでしょうか。
15. Posted by     2007年10月27日 00:38
ブー垂れてる奴はゆとり世代w
16. Posted by 、   2007年10月27日 11:24
良い話しだな。
>>3の奴だけ意味がわかってないようだが。
17. Posted by なー   2007年10月27日 15:38
>喉から手が出るほど欲しかった写真が27年ぶりに戻ってきたのである。

厳密には『手に入った』だけれど、この場合に限っては『戻ってきた』の方が正しいと思う。

筆者さんの文才に感服致します。
18. Posted by 。   2007年10月27日 16:38
どうでもいいけど、小学国語レベルの問題
問 筆者は感動話としてこの記事を取り上げたが、この話で最も重要な感動の要素を何と考えているか?
本人も忘れているであろう大昔の結婚写真を、ぜひとも届けてやりたいというカメラマンの心意気。
当時、喉から手が出るほど欲しかった写真が思いがけず手元に戻り、現在と過去が繋がった事。
案外、正答率低そうだな
19. Posted by 冬雪   2007年10月27日 17:48
5 いいですね〜
思わずホロリ・・・
20. Posted by fovurex   2007年10月27日 21:30
5 相変わらずいいハナシありがとうございます、携帯でずっとお世話になってます

それにしても凄いハナシですね
21. Posted by まち   2007年10月28日 00:38
>>16
たぶん>>3じゃなくて>>4のコメントについて言ってるのだと思いますがどうでしょう?

ま、別にどうでもいいことなんでしょうが・・・

もし、ブラックジャック風な人だったら
「この写真は年月が掛かりすぎて質が落ちている。私としてはこの写真を150ドルで売るのはどうにも気に入らないので10ドルでお売りしようと思うのだが、高すぎるかね?」

って言うだろうなぁと妄想して楽しんでみた
22. Posted by k   2007年10月28日 00:40
初米。

イイハナシダナー
23. Posted by はな   2007年10月28日 10:45
どうせなら無料でくれれば良いのに
24. Posted by ユニ   2007年10月28日 13:37
カメラマンが代金を払えと言ったわけではないだろうし、カネが欲しくて渡しに行ったわけでもないだろう
おそらくあげるつもりで持っていったと思う

記念の写真なのに、その代金すら出せなかった貧しい若い夫婦、そこから手を取り合って苦労しながら今まで生きてきた夫婦
その彼らの27年分の思いがこもった小切手だよ

お金がどうのじゃないんだよ
25. Posted by ぼん   2007年10月29日 04:02
べつにカメラマンは代金なんて請求してないんだぜ。払ったのはこの奥さんだ。
どうしてわざわざ150ドルを払ったかといえば、それはかつて貧困にあえいでいた自分たちへの救済になるから。
あのときはたった150ドルが払えなかった。
それをずっと後悔していた。
だけどいま、払える。
あのとき払えなかった150ドルを、払える。
いい話じゃないですか。

だから、カメラマンは黙って受けとってあげるのが正解ってもんですよ。
ただであげるなんてもってのほかなんです。
26. Posted by 通   2007年10月29日 14:24
払った方も購入できなかった27年前の思い出に決着つけられて良かったんじゃない?
損得の問題じゃないと思う。
27. Posted by nanashi   2012年06月30日 17:12
金取った時点で感動が無くなった。
28. Posted by visit link   2014年05月11日 02:06
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29. Posted by visit website   2014年05月11日 18:43
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