2007年09月23日

生まれた直後に「残り20分の命」と宣告された我が子を母親が裸の胸に抱くと、医師らが予想もしなかった変化が・・・


英国ロンドンの病院で、ある日、女の赤ちゃんが生まれた。だが産声は聞かれなかった。妊娠24週目での早産だった。体重は、わずかに770グラムしかなかった。医師たちが母親キャロライン・エリオットさんに告げた。「赤ちゃんの命は、あと20分持つかどうか・・・」
「さよならを言ってあげてください」と医師たちがキャロラインさんに赤ちゃんを手渡した。この世に生を受けたばかりなのに残り20分の命と宣告された赤ちゃんを抱きしめた瞬間、我が子を愛おしく思う気持ちが彼女の中にあふれ出してきた。

すると、それまで呼吸をしていなかった赤ちゃんが息を吸おうと苦しげに喘ぎ始めたではないか。それに気づいたキャロラインさんは、赤ちゃんをくるんでいた毛布をはがすと、自分の胸をはだけて、自分の肌と我が子の肌を直接触れ合わせた。

それは、母と子の最初で最後のスキンシップになるかと思われた。だが、このスキンシップは、医師たちが予想もしていなかった奇跡を起こす。赤ちゃんが産声を上げ始めたのだ。

キャロラインさんと夫のデイビッドさんの心に希望の光が灯った瞬間だった。キャロラインさんは、こう振り返る。「赤ちゃんが苦しそうに喘ぐのを聞いた私は、母性本能に衝き動かされるがまま無我夢中になって赤ちゃんの毛布をはぎ、自分の服をはだけて、自分の裸の胸に赤ちゃんを押し当てました。すると、赤ちゃんが産声を上げ始めたのです」

とはいえ、妊娠24週目で産声を上げずに生まれてきた赤ちゃんである。医師たちは、かなり慎重だった。赤ちゃんが産声を上げてから1時間が経過しても、彼らは「赤ちゃんは大丈夫だ」という確信をまだ持てなかった。

だが、結局、医師たちは赤ちゃんに人工呼吸器を取り付けて様子を見ることにした。

赤ちゃんはレイチェルと名づけられ、その後順調に育ち、やがて呼吸器も不要となった。生後17週間の現在では体重が2700グラムを超えており、今後は定期的に医師の診察を受ける必要があるものの、既に退院を済ませている。

キャロラインさんは言う。「生まれた娘をすぐに抱きしめたことが功を奏したのだと思います。お医者さんたちも、肌と肌を直接触れ合わせたからこそ、彼女が助かったのだろうとおっしゃっています」

レイチェルちゃんのケアを担当した小児科専門医のイアン・レイン医師によれば、生まれた直後のレイチェルちゃんのバイタル・サインは生存できるとは考えらないほど弱かった。「でも、レイチェルちゃんは見事にそれを乗り越えました。そもそも24週目で生まれた未熟児が無事に生存できる見込みは、かなり低いのです。私自身、レイチェルちゃんの容態が改善したことに衝撃を受けました」

レイン医師は、こう付け加える。「お母さんがレイチェルちゃんを抱きしめたことが非常に大きな影響をもたらしたのだと思います。そして、お母さんの肌の温もりもまた非常に大きな影響を与えたに違いありません」




■ Source: Mum's cuddle saves pre-mature baby!

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1. 神楽書堂‐ニュースログ  [ 神楽書堂‐ニュースログ‐ ]   2007年09月23日 17:55
 

この記事へのコメント

1. Posted by 正秀   2007年09月23日 21:40
年をとったせいかこういう話しには涙腺が緩くなりがちです…若い頃は子供の泣き声を聞くと「うるせーな〜」としか思えませんでしたが、
最近は「どうして泣いてるんだろう?なんか言いたいことがあるのかなあ、伝わらなくて歯痒いのかなあ?なんか一生懸命訴えてるんだよなあ、かわいいなあ」なんて思うようになりました。この記事はお母さんと子供の絆の強さを物語るようなお話ですよねえ。
2. Posted by j1   2007年09月28日 01:33
日本なら24週出生であればまずあきらめずに全力で助けに行きます。成績の良いところでは生存率は7割を超えるのではないでしょうか。国によって随分違うのですね。
3. Posted by にょにょ   2007年09月28日 21:20
カンガルーケアってやつかね。
4. Posted by Learn More Here   2014年05月11日 18:58
e-shisha なんでも評点:生まれた直後に「残り20分の命」と宣告された我が子を母親が裸の胸に抱くと、医師らが予想もしなかった変化が・・・

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