2007年08月30日
バーレーンの首都マナマで暮らしているバングラデシュ国籍の主婦サイーダ・シャフィさん(29歳)が災難に見舞われたのは、8月25日の朝6時ごろのことだった。まだベッドの中でうとうとしていたサイーダさんの左の耳の穴にゴキブリが侵入したのである。
耳の穴に指を突っ込むなどしてもゴキブリは外に出ようとしなかった。夫の助けを借りて、耳の穴の中に水と油を入れてゴキブリを追い出そうとしたが、それでもゴキブリは耳の中に居座り続けた。
3時間にもわたって、あの手この手を尽くしたが、いずれも失敗に終わった。病院に行ってゴキブリを取り除いてもらうしかなかったが、サイーダさんの家には車がない。そこで、近所に住んでいる主婦仲間シャヒダ・アリさん(パキスタン国籍)に電話をかけ、車で病院に連れて行って頂戴と頼んだ。
2人は、サルマニヤ総合病院へと向かった。耳の中にゴキブリが入ったことを受付の職員に伝えたが、いつまで経っても呼び出しがかからない。ようやく、ナースが現れて症状を尋ねてきた。
ナースが去った後もかなりの時間待たされた。いつまでも呼び出しがかからない。その間、耳の中でゴキブリが暴れ出し、違和感や不快感では収まらず、激痛を覚えるまでに至った。
ようやく名前を呼ばれて診察室に入ったが、医師はサイーダさんの耳の中を覗こうともしない。それどころか、「私の専門じゃないんですよ。今日は土曜ということもあって、外来には耳鼻科の専門医がいないんです。明日また出直してくださいよ」などと言い出す始末。
シャヒダさんは、サイーダさんの痛みが我慢できる性質のものでないことを力説したが、その医師は聞く耳を持たなかった。もう、これ以上時間を無駄にしているわけにはいかなった。
シャヒダさんは、耳の痛みに苦しむサイーダさんをシファ・アルジャジーラ・メディカルセンターに連れて行った。幸い、同センターには耳鼻科の女医がいて、サイーダさんの耳の中からゴキブリをすみやかに取り除いてくれた。しかし、午前6時にゴキブリが耳の中に入ってから、5時間以上は経過していたと思われる。
サイーダさんを担当したファティマ・スーラ医師が“Gulf Daily News”の取材に答えたところによると、診察室に連れて来られたサイーダさんは、耳の中でゴキブリがいつまでも触覚や6本の脚を動かし続けていたため、激痛に襲われていた。もし処置がこれ以上遅れていたら、耳の中に重大な損傷を負っていた可能性があるという。
「吸引機を使用して、ゴキブリを彼女の耳の中から吸い出しました。出てきたゴキブリは、家の中で普通見かける大きさのものでした。
「同じように耳の中に虫が入った患者を診ることがときどきありますが、中に入った虫が既に死んでいれば、あまり心配はありません。
「しかし、虫が生きていて中で動き続けている場合は、放置していると確実に耳に損傷が生じます。出来るだけ早く虫を取り除く必要があります」
しかも相手は、悪食で知られるゴキブリである(森林などにいるゴキブリは悪食でもないらしいが)。もし、最初に訪れた病院の医師の言うとおりに翌日まで放置していたら、鼓膜を食い破られた挙句、もっと中の組織、果ては脳組織に至るまでを食い荒らされていたおそれさえあるのではないか。
サイーダさんを救うために奔走したシャヒダさんによると、サイーダさんはまだ耳の調子が元に戻らず、自宅で回復を待っている状態だという。
さて、ファティマ・スーラ医師がゴキブリの大きさについて言及しているわけだが、“家の中で普通見かける大きさのもの”というのが、ちょっと気になるところである。バーレーンには、あまり大きなゴキブリがいないのだろうか?
普通に見かける大きさだとすれば、成虫の大きさを指しているはず。日本にも、体長1〜1.5センチのチャバネゴキブリという小型種が生息している。アラビア半島にも、それくらいの大きさのゴキブリがいるのだろうか?
そうでなくて、日本で最も普通に見られるクロゴキブリ(体長3センチ)くらいの大きさだったとしたら、女性の耳の中に入ったこと自体、驚きである。しかし、あの手この手を尽くしても取り出せなかったことを考えると、やはりチャバネゴキブリのように小さいものではなく、少なくともクロゴキブリくらいの大きさはあったのかもしれない。ゴキブリだって、本当は外に出たかったのだろう。
ちなみに筆者は、アフリカ南部で体長10センチ近い巨大なゴキブリが地面をのろのろ歩いているのをしばしば目撃したことがある(ま、実際には10センチもなく、7センチくらいだったのではないかと思うが)。
■ Source: Live cockroach in mother's ear
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2人は、サルマニヤ総合病院へと向かった。耳の中にゴキブリが入ったことを受付の職員に伝えたが、いつまで経っても呼び出しがかからない。ようやく、ナースが現れて症状を尋ねてきた。
ナースが去った後もかなりの時間待たされた。いつまでも呼び出しがかからない。その間、耳の中でゴキブリが暴れ出し、違和感や不快感では収まらず、激痛を覚えるまでに至った。
ようやく名前を呼ばれて診察室に入ったが、医師はサイーダさんの耳の中を覗こうともしない。それどころか、「私の専門じゃないんですよ。今日は土曜ということもあって、外来には耳鼻科の専門医がいないんです。明日また出直してくださいよ」などと言い出す始末。
シャヒダさんは、サイーダさんの痛みが我慢できる性質のものでないことを力説したが、その医師は聞く耳を持たなかった。もう、これ以上時間を無駄にしているわけにはいかなった。
シャヒダさんは、耳の痛みに苦しむサイーダさんをシファ・アルジャジーラ・メディカルセンターに連れて行った。幸い、同センターには耳鼻科の女医がいて、サイーダさんの耳の中からゴキブリをすみやかに取り除いてくれた。しかし、午前6時にゴキブリが耳の中に入ってから、5時間以上は経過していたと思われる。
サイーダさんを担当したファティマ・スーラ医師が“Gulf Daily News”の取材に答えたところによると、診察室に連れて来られたサイーダさんは、耳の中でゴキブリがいつまでも触覚や6本の脚を動かし続けていたため、激痛に襲われていた。もし処置がこれ以上遅れていたら、耳の中に重大な損傷を負っていた可能性があるという。
「吸引機を使用して、ゴキブリを彼女の耳の中から吸い出しました。出てきたゴキブリは、家の中で普通見かける大きさのものでした。
「同じように耳の中に虫が入った患者を診ることがときどきありますが、中に入った虫が既に死んでいれば、あまり心配はありません。
「しかし、虫が生きていて中で動き続けている場合は、放置していると確実に耳に損傷が生じます。出来るだけ早く虫を取り除く必要があります」
しかも相手は、悪食で知られるゴキブリである(森林などにいるゴキブリは悪食でもないらしいが)。もし、最初に訪れた病院の医師の言うとおりに翌日まで放置していたら、鼓膜を食い破られた挙句、もっと中の組織、果ては脳組織に至るまでを食い荒らされていたおそれさえあるのではないか。
サイーダさんを救うために奔走したシャヒダさんによると、サイーダさんはまだ耳の調子が元に戻らず、自宅で回復を待っている状態だという。
さて、ファティマ・スーラ医師がゴキブリの大きさについて言及しているわけだが、“家の中で普通見かける大きさのもの”というのが、ちょっと気になるところである。バーレーンには、あまり大きなゴキブリがいないのだろうか?
普通に見かける大きさだとすれば、成虫の大きさを指しているはず。日本にも、体長1〜1.5センチのチャバネゴキブリという小型種が生息している。アラビア半島にも、それくらいの大きさのゴキブリがいるのだろうか?
そうでなくて、日本で最も普通に見られるクロゴキブリ(体長3センチ)くらいの大きさだったとしたら、女性の耳の中に入ったこと自体、驚きである。しかし、あの手この手を尽くしても取り出せなかったことを考えると、やはりチャバネゴキブリのように小さいものではなく、少なくともクロゴキブリくらいの大きさはあったのかもしれない。ゴキブリだって、本当は外に出たかったのだろう。
ちなみに筆者は、アフリカ南部で体長10センチ近い巨大なゴキブリが地面をのろのろ歩いているのをしばしば目撃したことがある(ま、実際には10センチもなく、7センチくらいだったのではないかと思うが)。
■ Source: Live cockroach in mother's ear
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「あと数時間もつか判らない」と宣告された女性が病院で緊急挙式、すると容態が劇的に好転
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29歳主婦の耳の中に入り込んだゴキブリが何時間にもわたって暴れ続ける
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2. 29歳主婦の耳の中に入り込んだゴキブリが何時間にもわたって暴れ続ける [ じっぷろぐ ] 2007年08月31日 22:03
http://rate.livedoor.biz/archives/50409137.html(everything is gone) うわぁぁ。これはきつい…。耳の穴に指を突っ込むなどしてもゴキブリは外に出ようとしなかった。夫の助けを借りて、耳の穴の中に水と油を入れてゴキブリを追い出そうとしたが、それでもゴキブリは耳....
3. 地球で一番寒い朝。 [ CELESTIAL FORTUNE-21st wayイラスト投稿者東陽子の雑記帖 ] 2007年09月03日 23:05
29歳主婦の耳の中に入り込んだゴキブリが何時間にもわたって暴れ続ける(なんでも評点)
http://rate.livedoor.biz/archives/50409137.html
う・・・わ・・・。
ちょ、これ
最悪〜(涙)
何でも、ある主婦が、うとうとしてこれからお目覚め、と言う時に、...
4. フットボール ガールズ チーム [ the other side of planet b. ] 2007年09月05日 01:13
PICTURE:フットボール ガールズ チーム
フットボールファンならこのシリーズどっかで見た事あると思うけど、これUKの『MAXIM』って雑誌の企画なのね。で、まあそれはどうでもいいんだけど、この画像を数えると全部で16人 О??О??@
この記事へのコメント
1. Posted by 緋色 2007年08月30日 07:46
これは恐ろしすぎますね。
ただでさえ気持ちの悪いゴキブリが
体の中でうごめくなんて
考えただけでぞっとします。
ただでさえ気持ちの悪いゴキブリが
体の中でうごめくなんて
考えただけでぞっとします。
2. Posted by mm 2007年08月30日 10:28
いやああああああああああaaaaaaaaa
想像しただけで耳が・・・・・
想像しただけで耳が・・・・・
3. Posted by 2007年08月30日 13:32
下手な心霊番組より怖いよ‥
4. Posted by れいれい 2007年08月30日 16:11
以前タイだかどこだかの国の医療現場をテレビで見ましたが、本当に患者を放置したまま昼食を食べに行ったりするんですよね。
5. Posted by 2007年08月30日 19:26
殺虫剤シューってできないのかな
6. Posted by 2007年08月31日 00:09
新たな変態ユキさんのプレイ?
7. Posted by ナナ 2007年08月31日 12:43
げっ!ゴキブリって前に進むだけで、後退できないんですよね(>_<)
8. Posted by あ? 2007年09月01日 00:42
※5
てめーは馬鹿か?
自分の耳に殺虫剤かけて見ろ!
てめーは馬鹿か?
自分の耳に殺虫剤かけて見ろ!
9. Posted by 2007年09月01日 20:44
ゴキブリじゃ光は無理?
10. Posted by あ 2007年09月03日 18:53
おれゲンゴロウが耳の中に入ったことあるぞ。
耳鼻科?で薬垂らしてゲンゴロウ殺してピンセットでつまみ出した。
あれはかなり痛かったなぁ〜。
耳鼻科?で薬垂らしてゲンゴロウ殺してピンセットでつまみ出した。
あれはかなり痛かったなぁ〜。
11. Posted by abc 2007年09月03日 18:56
ゴキブリは負の走光性を持ってるんじゃないかな?光じゃ余計奥に入っちゃうよ。たぶん。
12. Posted by あぁ 2007年09月03日 20:24
>>11
そのとおり
そのとおり
13. Posted by 因美 2007年09月03日 23:14
ギャー−!(゜Д゜;)
7cmでも充分デカいです
7cmでも充分デカいです
14. Posted by 2007年09月04日 01:28
ゴキブリって2mmの隙間があれば通れるらしいな。
15. Posted by あいすくりーむ 2009年08月28日 03:44
題名見ただけで耳があぁ ゚□゚!
16. Posted by こうめ 2009年12月29日 01:27
私も最近耳の中にゴキブリが侵入して朝一に病院に行きました。それ以来耳を出したまま寝る事が怖くて出来ません。
17. Posted by ゆり 2010年06月08日 02:26
この前テレビでみました。耳掃除あんまりしなければ入らないらしいですよ。耳くその臭いでゴキブリが逃げていくって!
でも耳にゴキブリが入るなら口にも入りそうですね(T_T)
でも耳にゴキブリが入るなら口にも入りそうですね(T_T)
18. Posted by 有田焼 2012年04月12日 08:07
今まさに 同じ状況
耳の奥に虫が蠢いてる 水油きかず
病院の緊急に行ったけど 研修生みたいな輩二人に 生きた状態で取り出そうとするから暴れて痛い
10分くらい続けたあげく
耳鼻科の専門医が9時に くるので9時に
来てください
耳の中傷つけ損なだけだった
耳の奥に虫が蠢いてる 水油きかず
病院の緊急に行ったけど 研修生みたいな輩二人に 生きた状態で取り出そうとするから暴れて痛い
10分くらい続けたあげく
耳鼻科の専門医が9時に くるので9時に
来てください
耳の中傷つけ損なだけだった