G- なんでも評点:怒り狂った猛牛に踏み潰される寸前の女性を颯爽と現れた栗毛の馬が救う

2007年08月14日

怒り狂った猛牛に踏み潰される寸前の女性を颯爽と現れた栗毛の馬が救う


スコットランド南部カークカッドブライトシャー郊外、ダグラス城近くの牧場で、子牛が母牛を探していた。牧場には、たくさんの牛が放牧されていて、子牛にはどれが自分のお母さんなのかわからない。子牛は力の限り声を張り上げて啼いていた。その啼き声に、牧場主一家の妻フィオナ・ボイドさん(40歳)が気づいた。
フィオナさんは牧場内の家屋でお茶を入れているところだったが、その悲愴な声を聞いて外に飛び出した。はぐれた子牛を見た彼女は、その子を母牛と一緒に畜舎に入れてやろうと考えた。まず、子牛を先に畜舎に入れようとして、子牛に近づいた。

だが、フィオナさんは2つの点でうっかりしていた。まず、(1) フィオナさんがわざわざ世話を焼かなくても、わが子の悲愴な声を聞いた母牛が必ず迎えにやって来るはずだった。そして、(2) 雌牛は普段は非常におとなしい家畜だが、子育て中は我が子を守ろうとして攻撃的な行動を取ることがある。

まさに、上記2点が当てはまった。フィオナさんが子牛に近づいたとき、母牛がすぐそばまで来ていた。子牛に近づいたフィオナさんは、母牛にとって排除すべき敵以外の何者でもなかった。

母牛が猛牛と化し、猛然とフィオナさんに襲い掛かってきた。彼女は、体重500キロもある猛牛の体当たりを食らわされて、地面に転がった。なんとか起き上がろうとすると、今度は頭突きとショルダーアタックを浴びせられた。

フィオナさんは激痛にうめき、ぜいぜいと息を切らしながら、体を丸めて精一杯の防御の姿勢を取る。顔を覆った指の間から、今まさに全体重を乗せて彼女を踏み潰そうとしている猛牛の姿が見える。自分は死ぬんだ・・・そう観念しかけた次の瞬間、ヒーローが現れた。と言っても、人間ではない。犬でもない。

颯爽と現れたのは、体重500キロの猛牛に対抗できる体躯の持ち主、栗毛の牝馬ケリーである。ケリーはフィオナさんを守る位置に割って入ると、キックの嵐を猛牛の巨体に浴びせ始めた。何度も何度も蹴り続ける。その間に、フィオナさんは地面を這って、電気柵の下側に転がり込んだ。

別の区画で作業をしていた夫のマットさん(44歳)と2人の息子がフィオナさんの叫び声を聞いて駆けつけ、彼女を病院に運んだ。フィオナさんは打ち身と切り傷を負っていたが、治療を受けた後、帰宅を許された。

後日、地元紙のインタビューを受けたフィオナさんは、こう話している。「ケリーが私の命を救ってくれたのです。ケリーを同じ牧場区画内に放牧していなかったら、私は確実に死んでいたでしょう。ケリーは、ほんとうに凄い馬です。私が今生きているのは、ケリーのおかげです。

「あのときは絶体絶命の状況でした。なんとか母牛の蹄から身を守ろうとして、ボールのように身を丸めていました。母牛から遠ざからないと、確実に殺されてしまう。でも起き上がろうとすると、母牛は今まさに全体重で私を踏み潰そうとしていました。そのとき思いました。もう駄目だ、自分は死ぬんだ、と」

ギャロウェー獣医グループに所属するジミー・モーア氏は、馬がこのような行動を取った事例は聞いたことがないと驚きをあらわにしている。「犬なら飼い主を救おうとすることがありますが、馬がこんなふうに飼い主を救った例は聞いたことがありませんね」

本件、誰かを救おうとして行動に及んだという意味では、母牛も牝馬ケリーも同じである。だが、2頭をそう駆り立てたものには、大きな違いがありそうだ。雌牛は普段は人間に従順な家畜だが、子育ての時期だけは子を守ろうとする本能が支配的になる。

一方、牝馬ケリーを駆り立てたものは、いったい何だったのか? ただの偶然? いや、フィオナさんの命を救おうとする明らかな意思がケリーを駆り立てたと考えるほかなさそうだ。




■ Source: Horse rides to rescue as owner attacked in field by raging cow

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1. 牛と馬と人間と・・・  [ アレコレEXTRA ]   2007年08月15日 14:06
馬は賢い動物だってよく言いますよね。 映画の撮影などの危険なシーン、リハーサルに参加した馬は本番では出演を拒んで暴れるなんて話しをよく聞きます。それとか、騎乗の人が乗馬に不慣れだと馬鹿にしたりするんだそうです

この記事へのコメント

1. Posted by     2007年08月15日 00:12
( ;∀;) 全米が泣いた
2. Posted by F   2007年08月15日 00:42
普段ケリーはこの女性になついていたのでしょうか。
いい話です…
3. Posted by なずな   2007年08月15日 03:18
彼女とケリーは馬が合ったんでしょうね。
4. Posted by ke   2007年08月15日 04:27
誰がウマいことを言えと・・・
5. Posted by うーい   2007年08月15日 08:01
馬かっけえ!!
そんな私はうま年です(^^)
6. Posted by     2007年08月15日 14:36
カッコいいな!


けど俺牛年だあああああああw
7. Posted by     2007年08月15日 21:23
白馬の王子様って言うけど、ホントに馬だったと。

あ、でも牝馬だから王女様ですね。
8. Posted by 鱈   2007年08月15日 22:25
乗馬クラブの馬しか付き合いがないのだが、なんだか彼らには、彼ら独自の倫理観があるように思えるときがある。序列というか、規律を破った他馬に対しての激しい怒りとか、びっくりさせられることがある。そんなところが同じ草食動物の牛に、発揮されたのかなぁ。。。
9. Posted by    2007年08月16日 00:50
気をつけろ、馬は絶対人間の見てないところで喋ってんぜ
10. Posted by 鱈   2007年08月16日 11:11
馬は集団で行動する動物だ。集団のオキテを守ることは彼らの生命維持に欠かせない。これは馬のDNAに刻み込まれた行動基準なのではなかろうか。同じ牧場で草を食んでいる牛といえども、いつも世話をしてくれる別格の人間を攻撃するなど、馬の立場からすれば、到底許せることではなかったのだろう。馬どうしの場合も、新入りのハネッカエリの若馬などは、集団の序列がわからないうちは、噛み付き、蹴りなどの制裁行動を受けることがある。ああ、馬について熱く語ってしまった。自分はそう思う。
11. Posted by     2007年08月16日 18:25
かっこよすぎて泣いた
12. Posted by エンジェル   2007年08月16日 18:38
5 そして、
全米が泣いた
13. Posted by Near   2007年08月17日 01:06
その時、歴史が動いた。
14. Posted by つの〇   2007年08月17日 03:02
5 マキバオーみたい
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