G- なんでも評点:スター誕生オーディション中に陣痛が始まった20歳の女性、ど根性で最後まで歌い通して審査員を圧倒し見事勝ち抜く

2007年08月13日

スター誕生オーディション中に陣痛が始まった20歳の女性、ど根性で最後まで歌い通して審査員を圧倒し見事勝ち抜く


去る8月6日のこと、米国テキサス州アービングのテキサス・スタジアムで「アメリカン・アイドル」の一次予選オーディションが行われていた。「アメリカン・アイドル」は全米ネットのスター誕生番組。だが、まだ一次予選。これを勝ち抜いただけでは、スターは誕生しない。だが、赤ん坊なら臨月の妊婦さえいれば、いつでも誕生しうる。
カリフォルニア州オークランドから車を運転してやって来たヘアスタイリストのアントリア・ギロンさん(20歳)は、はやる気持ちを抑えきれず午前2時半に現地に到着したのに、あいにく最終組に回されてしまった。

アントリアさんには、ひとつだけ不安なことがあった。だが大丈夫なはずだった。予定日は、まだ3日先の8月9日と言われていた。スタジアムの中を手持ち無沙汰にうろつきまわって時間をつぶした。やたらと暑く、喉が渇いた。ミネラルウォーターが1本3ドルもした。何本も飲んだせいで高くついた。

午後6時半、待ちくたびれたアントリアさんに、ようやく自分の番が回ってきた。彼女が演目に選んだのは、1990年代後半に“702”という名のR&Bユニットが歌った“Get It Together”という曲。この曲の中には、奇しくも

♪You don't know the pain that I feel
(あなたは私の痛みを知らないのね)


というフレーズがあった。審査員の厳しい視線を浴びながら、アントリアさんがこのフレーズを朗々と歌っているとき、彼女はまさしく審査員たちが知りもしない痛みに襲われつつあった。陣痛である。

アントリアさんは言う。「審査員の前に立ったとき、突然、体に違和感を覚えました。陣痛が始まったのです。歌っている間、どんどん痛みが増していきました」

さすがに審査員たちもアントリアさんの異変に気づいた。彼女が妊娠していることは見た目にも明らかだったはずで、出産が始まろうとしていることはもはや確実だった。

オーディションのスタッフたちが慌てふためいて救急車を呼び、アントリアさんの歌を中断させようとした。だが、アントリアさんは、陣痛に耐えながら歌い続けようとする。

最後まで歌わせてください!」と彼女が必死の形相で懇願すると、審査員の1人が彼女に椅子を差し出してくれた。彼女はその気遣いに感謝しながら、“Get It Together”を最後まで歌い通した。“Get It Together”という曲名には「しっかりやり遂げる」などの意味がある。まさに彼女は“やり遂げた”のである。

だが、ただ単に歌い終えただけでは、まだ病院に運ばれていくわけにいかなかった。何のために、ここにやって来たのか? そう、スターの座を目指して勝ち抜くためである。

だから、アントリアさんは、抱きかかえようとする周囲の人たちを制し、審査員たちに食らいついた。「待ってください。合格かどうかをまだ聞いていませんよ!」

アントリアさんのど根性に圧倒された審査員たちが彼女に二次予選への切符を約束したことは言うまでもない。それを聞くと、ようやくアントリアさんは救急隊員たちに身を委ねた。(注:彼女の歌自体が素晴らしかったのはもちろんのことだろうと思うが、今のところネット上で彼女の歌声を聞くことはできない)。

彼女はテキサス州ランカスターの病院に運ばれ、2900グラムの男の赤ちゃんを出産した。ただし、かなりの難産だったらしく、赤ん坊が生まれたのはオーディション中に陣痛が始まった翌日の8月7日の朝のことだった。

出産。そして二次予選進出。今、アントリアさんは二重の喜びをかみしめている。プロシンガーになることは、彼女にとって中学校3年生以来の長年の夢。夢をかなえるためのステップとして、これまでも結婚式や葬儀などの場で歌を披露してきた。

さて、Youtubeには今のところ、オーディション中に陣痛が始まった彼女のことを伝えるニュース映像はあっても、肝心のパフォーマンスを伝える映像は流れていない。予選なのでテレビ放映がなく、ニュース番組も映像を入手できなかったのではないかと思われる。




■Source: Oak Cliff woman labors through 'American Idol' audition

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1. 本当に歌詞通り「陣痛」  [ CELESTIAL FORTUNE-21st wayイラスト投稿者東陽子の雑記帖 ]   2007年08月14日 01:59
スター誕生オーディション中に陣痛が始まった20歳の女性、ど根性で最後まで歌い通して審査員を圧倒し見事勝ち抜く (なんでも評点) http://rate.livedoor.biz/archives/50404993.html  この人、凄い!  同じ女として尊敬するわ。  一巡りも下だけど orz  何...
2. 神楽書堂‐ニュースログ‐  [ 神楽書堂‐ニュースログ‐ ]   2007年08月14日 16:55
 

この記事へのコメント

1. Posted by 、   2007年08月13日 22:19
おー! なんでも評点の真骨頂みたいな話ですね.
この煽りがたまりません.痛快無比!
ところで,本が出る話はどうなりました?

本にまとまったものを読んでみたい人も多そうだし,
かなり売れそうな気がしますよ.
2. Posted by     2007年08月13日 23:24
>>合格かどうかをまだ聞いていませんよ!

このシチュだとこれってある意味脅迫のような気がする
そんな状態の人にそんな気迫で言われてNoと言える奴はいないだろwww

それにしても、たとえ合格しても、赤ん坊の世話が忙しくてスターどころじゃないような・・
それだけスターになりたいって意志があるのに堕胎を選ばなかったのは個人的にGJと思う(堕胎自体を否定するわけじゃないけど
赤ちゃんもスターの座も両方勝ち取る!って位の気迫がないとアメリカじゃ成功しないんだろうなあ
3. Posted by エンジェル   2007年08月14日 18:16
5 プロ根性見習わなきゃ!
ってかその時の様子見たいですね(>_<)
ユーチューブ頼むよ〜
4. Posted by     2007年08月15日 12:01
何だこの母親は…頭がおかしいんじゃないのか…子供が死ぬ事とか考えられないのか?
こんな子供の事を考えず自分の事だけしか考えられない下衆は死ねば良いと思う。
その方が馬鹿な親から変な教育を受けずに済むから子供にとって最高だろうし。
5. Posted by 子持ち   2007年08月15日 14:36
陣痛に耐えたって、子供が死ぬわけじゃありませんよ。
陣痛→生まれるまで、初産婦で12時間が平均。
子宮口が開ききるまで、痛みと戦うのみ。
6. Posted by websites   2014年05月11日 02:12
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7. Posted by my website   2014年05月11日 10:44
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