2007年07月15日

生後すぐに生き別れになった15歳の双子美少女姉妹が再会を果たすも、片方を育ててきた実の母は双子を生んだ記憶なし


中米のエクアドルには「奇跡」という名前の都市がある。ミラグロス(Milagros)である。それが都市の名である以上、日常的に使われるその名が奇跡をもたらすと考えるのはナンセンスだ。しかし、今年の3月のこと、美しく成長した15歳の娘アンドレアを伴ってミラグロスのレストランで食事をしていたアウグスト・フレーレ&ペティータ・ペナエレーラ夫妻は、わが目を疑った。
娘アンドレアに瓜二つの少女の姿を店内に見つけたのだ。他人の空似とは思えなかった。夫妻は思わず少女を呼び寄せ、自分たちの娘アンドレアと見比べながら、少女と会話を持った。同じ色合いを持つ濃い瞳、同じ色合いの髪、同じ声、何もかもが同じだった。少女2人も自分たちがあまりにも似過ぎているていることをすぐに悟った。まるで双子の姉妹にしか見えなかった。

でも、アンドレアさんの母ペティータさんは双子を産んだ覚えがなかった。だから双子のはずがなかった。(注:左下の写真を見れば分かるように、本稿のタイトルに含めた「美少女」という表現は決してレトリックではない)。

15年ぶりの再会を果たした双子美少女(左右どちらがアンドレアさんで、どちらがマリーエリザさんかは不明)少女はマリーエリザ・ローモと名乗った。「ローモ」・・・夫妻にとって聞き覚えのある姓だった。アンドレアさんの父アウグストさんは、マリーエリザさんにおそるおそる尋ねてみた。「君のお父さんの名前は?」

すると、マリーエリザさんは、「父の名はロベルト・ローモ。医者をしています」と答えるではないか。しかも、母もまた医師をしており、イザベル・ガルシアという名だった。間違いなかった。

マリーエリザさんの父は、ペティータさんが若くしてアンドレアさんを産んだときに、帝王切開術を執刀したロベルト・ローモ医師にほかならなかった。

夫妻に疑念が湧き起こった。マリーエリザも自分たちの娘なのではないか。出産のときにロベルト・ローモ医師らが自分らに双子出産だと告げずに、もう一人の娘を奪い取ったのではないか、と。

夫妻は事実関係の調査を続けた後、今年の6月にマリーエリザさんの戸籍上の両親すなわちロベルト・ローモ医師とイザベル・ガルシア医師を相手取って訴えを起こした。

ローモ医師とガルシア医師は、マリーエリザさんの実の両親がアウグストさんとペティータさんであることを認めている。だが二人は、双子が生まれたことを隠してはいないと主張している。奇跡的な再会のはずが、ややこしい話に発展してしまった。言い分の違いを整理すると、こうなる。

  • アンドレアさんの母ペティータさんの言い分:

    自分が双子を出産したとは一切聞かされなかった。2人の医師が自分の双子娘の1人を勝手に奪い去ったのだ。(本稿の前半部分は、ペティータさんの言い分に基づいて記述した)。

  • ローモ医師とガルシア医師の言い分:

    マリーエリザの遺伝上の母ペティータさんは自分が双子を出産したことを知っていた。だが、片方しか育てられないと泣きついてきたのだ。

    母親になる準備ができていないのに出産した女性にありがちなことだが、実際、出産直後にナースが「おめでとうございます。双子です。どちらも女の子ですよ」と大きな声で祝福すると、ペティータさんは喜ぶどころか取り乱して泣き叫んだ。

    双子の片方をとりあえず引き取り、時が熟するのを待ったが、ペティータさんはついぞ現れなかった。結局、自分たちがもう一人の女の子を育てることになった。ただし、両親との間で書面による合意は交わしていない。


これは筆者の推理だが、人は心底辛い経験や著しく気が動転するような体験をすると、そのときの記憶を無意識のうちに消し去ってしまうことがある。もしかしたら、ローモ医師らの言い分が正しくて、ペティータさんが記憶を失ってしまったのかもしれない。事前にエコー検査などで双子との診断を受けていなかったとすればの話だが。

訴訟を起こした一方で、ペティータさんとアウグストさんは、マリーエリザさんをアンドレアさんと一緒に育てたいという願いを持っている。アウグストさんはAPの記者にこう語っている。「いつの日か、双子の娘が二人揃った生活が始まればいいなと思っています」

だが、当のマリーエリザさんにとって、話はそんなに単純ではない。彼女にとっての育ての両親は、訴えられている二人の医師にほかならない。そして、訴えているのは自分の遺伝上の両親である。

マリーエリザさんは、地元グアヤキルのローカル紙“El Universo”の取材を受けて、こう語った。

「両親は私を大切に育ててくれました。大事にしてくれているし、助けてくれています。もし、(私の実の両親である)二人が私のことを本当に愛してくれているのなら、訴訟を取り下げてほしい。私の育ての両親を責めるようなことはしないと約束してほしい」

アンドレアさんのコメントは、ソース記事に記載されていない。だが、彼女もまた、マリーエリザさんと同じように、誰も傷つかない平和な結末を望んでいるのではないだろうか。




■ Source: Twins separated at birth reunite after 15 years

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この記事へのコメント

1. Posted by マコト   2007年07月15日 17:11
なんか悲しい…
2. Posted by     2007年07月15日 20:32
医者の言ってることを信じるのなら、医師がなぜ、父親である男性になにも告げなかったのかという疑念が残りますね。
いくら母親の精神が不安定になったとしても、生まれたばかりの赤ちゃんを父親に会わせもせず、その存在を伝えもせず、赤の他人が預かるなんて父親抜きで進めていい話じゃないと思うのですが。
どちらの言い分が正しいのか、この娘さんは分かってるんじゃないかな・・。育ての両親にやましいことがあれば態度におのずと出てくるものだと思いますし。逆もしかり。
二人そろった写真が笑ってるのでほっとします。
3. Posted by 山田   2007年07月16日 13:33
なんだかなぁ
4. Posted by サンチス   2007年07月18日 08:28
でも僕は医者がうそをついているのではないとも思うなあ。
お医者さんだったら本当に子供がほしかったら、なにも帝王切開で取り出さなくてもいくらでも子供をもらうチャンスがあるでしょう。
両親は自分の娘が予想以上に美しくなったものだから、あの時、養子に出したもう一人にも会いたくなって故意に接触した。そしたらやはり美しく成長していたので欲しくなったのではないでしょうか
5. Posted by フィデル   2007年07月19日 01:48
5 誰も傷つかない平和な結末
それは奇跡ではなく、人の力で現実にできるかもしれませんね
6. Posted by まる   2007年07月19日 17:11
私も母親が怪しいと思う。
嫌な記憶はなくなってしまうものだし……とりわけこんな取り乱したときはありがちだ
7. Posted by     2007年07月20日 00:32
父親の存在の軽さ
8. Posted by       2007年07月20日 22:04
親父は知らなかったのか?双子だったこと・・・
だとしたら、母親の言い分が正しい事になるかもしれん
でもまあ、親父も色々取り乱してて記憶消去して・・・・・そっちのが無理がある
9. Posted by 超ファン   2007年07月22日 19:24
そのね、レストランで自分の娘とよく似た女の子を見つけて「自分の娘の双子?」という発想は普通の人ならしないですよね。生んだ覚えが無いならなおの事。「うちの子と、にてる子がいる。世の中には3人、よく似た人がいるとは言うが・・・」ぐらいで止めておきますよ。自分の子供の双子かもという発想ができるという事は、生んだ記憶があるからに他ならないと思います。さらに実は両親は早い時期に自分の生んだもう一人の子供に接触を図ろうとしていて、そのレストランに行って偶然を装って娘さんに会ったとも考えられますね。
10. Posted by     2007年07月25日 00:54
泣きつかれたからって相手の亭主にも一言もなく、養子にもせずに戸籍上の親になりすましてる点が怪しすぎる。実子としての子供がほしくて母親には
妊娠中から双子であることを告げずに隠し、子供を狙っていたのでは
11. Posted by ぶぅ   2008年07月20日 12:23
5 僕も医者の言い分が怪しいと思いました。
もし、医者の言い分が本当だとしたら、自分がお腹を痛めて(?)産んだ子供なんだから、いくら取り乱していたとしても、記憶が無くなるなんてありえないことなんじゃないかな…。
12. Posted by jordans for sale   2011年08月27日 10:34
表示されるまで数分〜最大で数日ほどかかります。しばらくお待ちください。
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