G- なんでも評点:離婚目前の夫が腎不全に倒れたとき、17年前に交わした「いざとなったら私の腎臓をあなたに」という遠い約束を果たした妻

2007年05月06日

離婚目前の夫が腎不全に倒れたとき、17年前に交わした「いざとなったら私の腎臓をあなたに」という遠い約束を果たした妻


米国ペンシルバニア州で、今から17年ほど前のこと、1組の30過ぎの男女が夫婦となった。2人とも初婚ではなかった。妻となったシンディさんは、腎臓病病棟で瀉血専門医として勤務していた。夫となったチップさんは、若年性糖尿病を患っていた。
十年後あるいは二十年後にチップさんの身に起こりうることを腎臓病医療の専門家であるシンディさんが知らないはずはなかった。だから、シンディさんはチップさんとの結婚を決めたとき、あることを約束した。

あなたの腎臓が機能しなくなったら、私の腎臓の1つをあなたに移植してもらうわ

お互いに二度目の結婚。もう甘いも辛いも知り尽くした二人の結婚であるかに見えた。だが、お互いに前の結婚から、いろんな問題を引きずったまま解決できずにいた。そのことが、やがて夫婦仲に暗い影を落としていった。

結婚十数年目にして、2人はお互い腹を割って話し合い、近いうちに離婚しようと決めた。その後、2人は互いに束縛しあうことなく、別の異性と交際しながら、離婚への準備を着々と進めていった。

まだ籍を抜かぬまま5年の月日が過ぎた。チップさんには既に3番目の妻となりうる女性がいる。いよいよ、2人が籍を抜く時期が来たかに見えた。ところが、ここに至って、結婚当初にシンディさんが予期していたことが現実と化した。

昨年9月のある日、体調を大きく崩して入院したチップさんは腎不全と診断された。もはや腎臓が機能しなくなったのだ。

前述したように、結婚当初シンディさんは、チップさん(48歳)の腎臓が機能しなくなったら自分の腎臓を移植してもらうと約束していた。だが、もちろん、それは二人が夫婦であり続けることを大前提とした約束だった。

あなたがシンディさんと同じ立場だったら、既に離婚目前の相手に対して、その約束を履行しようと思うだろうか? だがシンディさん(49歳)は、そう決断したのである。

離婚の間際にあっても「まだ、チップは私の夫でしたからね」とシンディさんは言う。

「私には健康な腎臓が2つあるのに、彼の腎臓はどちらも機能していないなんて、決してあってはならないことでした。自分の腎臓を提供するのは、当然のことでした」

チップさんは、シンディさんが身をもって示してくれた誠実さに深く心を打たれた。交際していた女性との関係を清算し、離婚の話を白紙に戻す以外に考えられなかった。

もはや、ずたずたに擦り切れていたかに見えた2人の絆。別離まで秒読み開始という最終局面に際してチップさんに降りかかった災難がシンディさんの愛を呼び覚まし、2人の絆が再び固く結ばれることになった。チップ&シンディ・アルテモス夫妻は、今年の10月に結婚17周年を迎えることになる。

チップさんは言う。「まだこうして2人は一緒にいます。お互い遠回りをしたけど、結局、2人は昔のように愛し合うようになったのです」

美談指数10■■■■■■■■■■


どちらかというと別れたがっていたのはチップさんの方だったような感じがしないでもない。命の危機に瀕したチップさんの心中を慮れば、「背に腹は替えられぬ」とかいう言葉がふと浮かんでこないでもない。だが、やはり素直に“映画化決定級の美談”として受け止めておきたい話である。




■ Source: Wife Donates Kidney To Husband, Saves Marriage

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この記事へのコメント

2. Posted by      2007年05月06日 10:53
世の中には映画の話みたいなことがあるんですねぇ・・・

感動しました(´;ω;`)
3. Posted by     2007年05月06日 13:50
これはいい話
4. Posted by ゆぅな.   2007年05月06日 16:15
お友達のサイトから 偶然にこちらのサイトを目にしました^^
『腎臓』と言う文字に反応してしまって・・・
私自身 腎臓の機能が左右両方とも正常ではありません。。
記事のお話 とても考えさせられるものがありました。。
もしも機能しなくなってしまったら
「助かりたい 生きたいとの気持ちは強くあるけれど誰からか腎臓をもらっても良いのだろうか・・・って悩んでしまうかも知れない」
とも思ったり
「逆で自分が健康であったなら 移植して助けてあげられるのならそうしてあげたい」
とも思ったり・・・
正直複雑です。。
記事のお二人の様にお互いが納得し そして絆もより深く強くなる素晴らしい現実もあるのですね。。
将来どうなるかは解りませんが きっとこのお話を思い出すと想います。。
5. Posted by p   2007年05月06日 22:01
イイハナシだなー
半分だけだけどな
6. Posted by に   2007年05月07日 21:52
phlebotomistは瀉血専門医ではないと思います。辞書では瀉血専門医か静脈採血士と出てましたが透析で瀉血はしません。answers.comのvenipunctureの項目などを参考に考えるとシャント(透析の針を穿刺しやすいように動脈と静脈を合流させる手術をしたところ)に穿刺する人ってことでしょうか。詳しい人がいたら教えてほしいですね。
7. Posted by egg   2007年06月18日 19:38
5 愛だね
8. Posted by エンジェル   2007年08月16日 20:53
5 今アンビリバボーで、この記事が再現ドラマ放映してましたね☆
なんでも評点を参考にしてるんですよね?
ファンとして、何か凄い嬉しいです☆
これからも取り上げられるでしょうね!

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