クラウドソーシング「ランサーズ」 なんでも評点:「手術したから、もう包茎じゃない!」と言っても聞いてもらえず、ペニス本体から皮を切除された少年

2007年03月20日

「手術したから、もう包茎じゃない!」と言っても聞いてもらえず、ペニス本体から皮を切除された少年


南アフリカ共和国東ケープ州キングウィリアムズタウン近郊に位置するコサ族の村クワマセレで生まれ育った18歳のボナニ・ヤマニ君は、昨年12月、イーストロンドン市の公立病院に行って包皮切除手術を受けた。南アでは、男子が一人前の大人になる儀式として包皮を切除する伝統が根強く受け継がれているが、ヤマニ君は伝統的施術者の手で包皮を切除されることを嫌ったのだった。
南アでは、毎年6月から7月にかけてと11月から12月にかけての2回、成人の儀式のシーズンが巡ってくる。その時期には、伝統的な包皮切除の儀式が南ア各地の田舎の村で行われる。

だが、施術が不衛生であったり、乱暴であったり、はたまた自分でカミソリを使って切除しようとして失敗する男子がいたりで、大事な部分に深い傷を負う男子や化膿させてしまう男子が後を絶たない。シンボルが壊疽して切断を余儀なくされる男子も毎シーズン数人は出ている。(詳細は下記「関連記事」の先頭の記事参照)。

ヤマニ君が伝統的施術を嫌ったのは、上記のことを心配したというより、宗教的な理由によるものだった。彼はコサ族の伝統を重んじる家で生まれ育ったが、家で1人だけキリスト教の教会に通っていた。敬虔なクリスチャンだった。

コサ族の割礼儀式では、包皮を切り取ったときに流れる血が重要な意味を持つ。村の大人が見守る前でこの血を流すことによって、男子が村の大人の一員として認められるのである。だが、クリスチャンであるヤマニ君にとって、血を流すことは別の意味を持つ。

だから、ヤマニ君は昨年12月、家族の反対を押し切って東ケープ州イーストロンドンへ行き、フレレ病院で包皮を切除してもらった。彼の行いに対して特に怒っていたのは父親だった。当分、家に帰れそうになかった。

だが、今年の2月になって、ヤマニ君の携帯電話に母親からの着信があった。もう大丈夫だから家に戻っておいで、と言う。「私はもちろん、お父さんもお前の信念を受け入れる気になったから」と。

家に帰ってしばらくは何事もなく過ぎた。ところが数週間経ったある日の早朝、彼は突然の物音と呼びかけに目を覚ました。父と家族の者数人、そして村の男が数人、険しい形相で彼を睨みつけていた。

「これから、お前が一人前の男になるための儀式を行う」と言う。そして有無を言わせず、ヤマニ君の両足にロープを結び、外に出ろと命じた。ヤマニ君は家の近くの藪の中まで歩かされ、男たちに取り囲まれた。

「僕は、もう包茎じゃないんだ。だから切り取るべき包皮なんかないんだ」。ヤマニ君がそう言って抵抗しても無駄だった。体の自由を奪われ、シンボルを露出させられた。

村の長老格の男が言い放った。「包茎かどうかは関係ない。血が流れさえすればいいのだ」

長老格の男に「さあやれ」と命じられた伝統的施術者が、ヤマニ君のペニスに刃を当て、包皮ではない皮、すなわち彼のペニス本体を覆っている皮膚の一部を切除した。

切除を終えた伝統的施術者は、切り取った皮膚組織をヤマニ君の口の中に押し入れ、「さあ、皮を飲み下すんだ」と促した。「飲み下せば、お前も晴れて村の大人の一員だ」

その夜遅く、ヤマニ君は家を抜け出し、ギンズバーグという町で暮らしている友人の家に身を寄せた。そして数日のうちに、昨年12月に包皮切除術を受けたイーストロンドンのフレレ病院に舞い戻った。

医師がヤマニ君のペニスを診察すると、右側部分に傷があり既に化膿していた。カルテを確認すると、昨年12月の手術後に治癒した傷と同じ位置であることがわかった。

本稿は、南ア東ケープ州のDispatch紙のオンライン版に掲載された記事の内容に基づいている。Dispatch紙がヤマニ君の母親から聞き出したところによると、実際には、家族の者はヤマニ君の信教に納得などしておらず、なんとしてもコサの伝統に則った割礼儀式を受けさせる必要があると考えていた。

また、母親はヤマニ君から病院で包茎手術を受けたことを聞かされていたが、夫には伝えていなかった。親の同意なしに包皮切除を受けることは、コサ族の伝統に反する“恥ずべき行い”とみなされるがゆえ、夫に伝えるに伝えられなかったのだという。

uQamataという神を崇め、先祖の霊を鎮めるのがコサ族の伝統。包皮を切除したときに流れる血は、先祖に対する誓約の意味を持つ。だが、クリスチャンであるヤマニ君にとって、イエスへの誓いと無関係なところで、このような血を流すわけにはいかなかった。

ひとつ言えるのは、ヤマニ君はコサ族の村の伝統の中で生きていくつもりなどなかったであろうこと。おそらくは都会で職を見つけて暮らしていくつもりだったはず。ならば、村の大人の一員として認めてもらう必要はなかったということになる。

なのに成人の儀式を強要され、だぶついた包皮が既に存在しないものだから本体から皮を切り取られてしまった。ある意味、ありがた迷惑の極致であろう。

ありがた迷惑さ10■■■■■■■■■■





■ Source: http://www.dispatch.co.za/
2007/03/19/Easterncape/chricirc.html


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この記事へのコメント

1. Posted by うひー   2007年03月20日 21:40
ギャーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーいてーーーーーよーーーーーーーーーーーーーーーーーーー!!!!!!!11111
2. Posted by mgm   2007年03月21日 12:16
信教の自由のありがたみを感じます
3. Posted by みや   2007年03月21日 17:08
3 アワワワ(-д-;)
口の中に??

最悪な伝統だね。
4. Posted by (^ω^)おっ   2007年03月21日 21:15
そんなしょーもない事で家に帰れないってのが可哀想
5. Posted by www   2007年03月22日 09:05
ちょwwww
ワロスwwwwwww
6. Posted by takedx   2007年03月22日 14:33
見てるだけで痛い・・・
7. Posted by #   2007年03月24日 09:06
チンコの皮切ったり、マソコ切り取ったり穴縫い付けたり、
ほんっと人間ってアホだな
8. Posted by ・   2007年03月29日 08:35
ありがたくなく、ただ迷惑なだけですね
9. Posted by enemy   2009年07月11日 15:38
おれ、あんまり黒人すきやないけど
ヤマニ君には同情するぉ(つω;`)

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