G- なんでも評点:女性に引火物を浴びせてマッチを取り出した男に銃を向けて制止し、警官到着と同時に姿を消した謎の通行人

2007年03月12日

女性に引火物を浴びせてマッチを取り出した男に銃を向けて制止し、警官到着と同時に姿を消した謎の通行人


やはり名乗らないのが美学なのだろうか? 以前にも、どこからともなく現れて私服警官たちを命の危険から救った後、名乗りもせずに立ち去った“サムライ”の話を取り上げた(リンクは本稿末尾)。本稿では、怒り狂った夫の手により今まさに命を奪われようとしていた女性を間一髪のタイミングで救いながら、名乗りもせずに現場から立ち去った謎の通行人の話をお伝えする。
米国ミシシッピ州ジャクソンで、3月11日の午後3時50分ごろ、町中にあるディスカウント・ストアFamily Dollarの店外の駐車場で、1人の女性が多数の刺し傷を負わされた後、全身にガソリンを浴びせられ、男が今まさにマッチを擦ろうとしていた。

同店でレジ係をしているテレサ・スタッキーさんは、自分が目撃した光景を次のように振り返る。「その女性は私の担当しているレジで支払いを済ませたのですが、5分もしないうちに外から彼女の悲鳴が聞こえてきました。外を見ると、男が彼女を地面に押し倒して、刃物のようなものを何度も何度も彼女に振るいました」

テレサさんによると、女性は「助けて!殺される!」と叫んでいた。女性は地面の上を転がり回り、なんとか逃げ出そうともがいていた。だが、男は刃物を振るう手を緩めなかった。「男は、女性の首や背中や腕などを20回以上も突き刺しました」とテレサさんは言う。この後、テレサさんは警察を呼んだ。

昼間、しかも人通りや交通量の少なくない町中で起きた事件である。店員のテレサさん以外にも多数の通行人やドライバーがその様子を目撃していた。黙って見ていたわけではない。皆が大声を発したり、クラクションを鳴らしたりして、男に暴行をやめさせようとしていた。

隣の店で買い物をしていたドーリー・ベーカーさんという女性客も、その光景に愕然として足を止めた。ドーリーさんが見ている前で、男は地面の上に倒れている女性の体にガソリンを注いだ。そして、マッチを取り出した。

「男は、今まさに女性を殺そうとしていました」とドーリーさんは言う。そして、男がマッチを擦ろうとしたその瞬間、“その人”が現れた。たまたま現場を通りかかった人のようだったが、手に銃を持っていた。

その人は男に向けて銃を構え、こう言い放った。「やめるんだ。さもないと、あんたを撃つことになる。逃げることも許さん。逃げようとしたら命はないぞ」

その人が銃を構えて男を釘付けにしている間に、現場に警官が到着した。その人は名乗りもせずに、颯爽とどこかへ姿を消した。

実は女性に暴行を加えていたのは、彼女の夫ヘンリー・ワトソン(42歳)だった。刺された女性グレーシー・ワトソンさん(42歳)はミシシッピ大学医療センターに搬送されたが、命に別状はない模様。

ヘンリーが妻のグレーシーさんを殺そうとした動機は、今のところ明らかになっていない。ジャクソン警察のエリック・スミス巡査部長は言う。「今のところ分かっているのは、自分の妻を襲ったということだけです。理由はわかりません」

警察は、ヘンリーに銃口を向けて暴行をやめさせた後、現場から立ち去った通行人男性に詳しい話を聞きたがっているが、いったいどこの誰なのか、何の手がかりもない。

ともあれ、この謎の通行人がヘンリーを制止しなければ、グレーシーさんは確実に命を奪われていたことだろう。周囲にいた他の通行人やドライバーもヘンリーを止めようとしていたが、あれよあれよという間の出来事であったに違いない。ましてや、ガソリンを浴びせて火を点けようとすることまでは予測のしようがなかったはず。

そんな間一髪の状況で、謎の通行人は機敏に行動して、グレーシーさんを救った。彼が少しでも躊躇していたら、やはりグレーシーさんは生きてはいなかったのではないだろうか。銃を携行していたとはいえ、実に果敢な行動だった。まさに紙一重のところでグレーシーさんの命を救ったのである。

紙一重指数10■■■■■■■■■■


怒り狂って妻を襲っていたヘンリーがその場に釘付けにされたほどである。謎の通行人は、おそらく銃の扱いに慣れていそうな雰囲気をかもし出していて、一歩でも動くと本当に撃たれてしまうと感じさせるに十分だったのではないかと見る。

そして、現場に警官たちが現れると、名乗りもせずに現場を後にした。名乗るほどのことではない。当然のことをしたまでだ。そう思って立ち去ったのか。あるいは、名乗るに名乗れぬ事情があったのか。そのどちらなのかは定かではない。




■ Source: http://www.clarionledger.com/
apps/pbcs.dll/article?AID=2007703050350


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この記事へのコメント

1. Posted by sien   2007年03月12日 21:15
ジェームス・ボンド的な人物だったのかもしれないですねぇ。
2. Posted by 無   2007年03月13日 04:09
5 ゴルゴ13的な人物だったのかもしれませんね。
3. Posted by     2007年03月13日 10:18
ホレイショ・ケイン的な…撃ち殺してるな多分
4. Posted by ごどはんど   2007年03月13日 11:55
ホレイショなら迷わず撃ってそうですね 笑
5. Posted by 美談だけど   2007年03月13日 13:45
銃の携帯許可書を持っていなかったとか…
6. Posted by    2007年03月14日 22:00
真の極道?w
7. Posted by 普段から持ち歩いてるってなんかちょっと   2007年03月16日 01:14
理由がなんであれ人に銃向けたとなると
しばらく面倒な事にはなりますからね。
もしくは>5
8. Posted by P   2007年03月20日 19:26
純粋に善意でやったことでも、件の暴力夫から「殺人未遂」等で訴えられ、且つ、負ける可能性もあった。それがアメリカ。
やましいことが何一つなくても、逃げて正解。
9. Posted by      2009年07月12日 15:41
この美しい話!
日本でも銃刀法などという
刀狩武器狩り法を亡くすべき。

無くすべきじゃない。亡くすべき。
悪法は滅んでしまえ!

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