2007年01月22日

武漢で発見された“豚男”は10年前に「誰も僕を愛してくれない」と気に病んで失踪した少年の成れの果てだった


昨年暮れ、教師や同級生など、周りにいる人たちが自分のことを理解してくれないことに不満を覚えていた中国青島(チンタオ)市のワン少年が家を飛び出した話を取り上げた。彼は、自分には秘められた力があると信じていた。「僕は本当はドラゴンなんだ」と信じていた彼は、ある意味前向きだった(該当記事へのリンクは本稿末尾)。
同じく中国の武漢市で、今から10年前にフォンという姓の少年が家を飛び出したことがあった。彼も上記のワン君と同様、家出後の行方がようとして知れなかった。

失踪当時高校生だったフォン君は、両親を含め、周囲の人たちが誰一人として自分のことを愛してくれていないと感じていた。いや、それどころか皆が自分を虐げようとしていると感じていた。中二病とは一線を画するタイプの被害妄想だったようである。

そのフォン君が10年ぶりに発見された。見つかった場所は、養豚場だった。

10年前に家を飛び出してまもなく、人間界に身を置くことに危険を感じていたフォン君は、豚たちと一緒に暮らすことを選んだのだった。実際、家出を決心したのも、その日、両親が今から毒の入った食べ物を自分に与えようとしていると確信したからだったという。

養豚場の管理人たちが10年もの間、フォン君が豚たちに紛れていることに気づかなかったのか、それとも見て見ぬふりをしていたのかは不明である。だが、彼がこの10年、養豚場で豚たちに同化して暮らしてきたことだけは確かである。

10年もの間、人間界と接触を絶っていたフォン君は、発見後、精神障害を患っていると診断され、病院に収容されることになった。なお、高校在学時の学業成績も、相当に下のレベルであったという。

ともあれ、「僕は本当はドラゴンなんだ」と信じていたワン君が根拠のないプラス指向の極致なら、「誰も僕を愛してくれない・・・だから豚たちと暮らすんだ」と決めたフォン君はマイナス指向の極致であったと言えそうだ。

両極端さ8■■■■■■■■□□


根拠のないプラス指向は周囲の手を焼かせることが多いが、中には本当に夢物語みたいなことを実現させてしまう者もいる。一方、極端なマイナス指向は、誰かを道連れにしてやろうみたいな捨て鉢な行動を取らない限り人様に迷惑を掛けることはないが、結局のところ何も生み出さない。

なお、本稿のソースとしたのは、中華日報のオンライン英語版であるChina Dailyサイトに掲載された短い記事である。大幅に補足や関連情報を加えた内容となっていることをお断りしておく。




■ Source: http://www.chinadaily.com.cn/china/
2007-01/22/content_788816.htm


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1.    [ 風風書堂‐ニュースログ‐ ]   2007年01月22日 21:59
 

この記事へのコメント

1. Posted by ななせ    2007年01月23日 10:03
4 誰も自分のことを愛してくれないと言って失踪したわりに
人間社会から隔絶した場所に行かなかったのは
人恋しかったのか単に自活出来なかったからか
前者だったら悲しいですね
2. Posted by TORTOISE    2007年01月23日 15:39
3 どんな生活をしていたんだろう…

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