2006年11月13日

「娘と結婚してくれたら、妹もあなたにあげます」



今まさに引き金を引こうとしている人差し指を一刀両断にし、剣で銃に勝った男
21歳女性が頭部に6発の銃弾を浴びるも、すべて頭皮の下で止まっていたので翌日退院

通販でよくあるのが商品を1個買ったら、もう1個付いてくるという“特別ご奉仕”。しかし、本当に売れ筋商品だったら、もう1個付ける必要なんかないだろう。インドのアンドラプラデシュ州には、「娘を嫁にもらってくれたら妹もおまけに付けます」という条件で娘を嫁がせた親がいる。
同州ナルゴンダ地区の貧しい家に2人の娘ヴェンカタマとラジタがいた。姉のヴェンカタマは生まれつき耳が聞こえず、しかも知能が人並みに発達しなかった。両親は、そんなヴェンカタマを不憫に思い(世間体を気にした面の方が大きいかもしれないが)、なんとか嫁に行かせてやりたいと願っていた。その願いを達成するために、苦肉の策を思いついた。

ついに花婿候補が見つかった。サイドゥールという青年だった。両親は、自分たちが考えた条件を持ちかけて、長女ヴェンカタマと結婚してくれるように懇願した。

ヴェンカタマと結婚してくれたら、下の娘のラジタもあなたにあげます。ただし、下の娘が中学を卒業するまで待ってください

サイドゥールと彼の両親がその条件に同意し、2人の結婚が決まった。2004年のことだった。その時点で妹のラジタは11歳だった。

注:なお、インドの教育制度では、小学校と中学校を合わせると10学年になる。日本と同じ年齢で小学校に入学したとしたなら、中学校の最高学年(10年生)は日本の高校1年生に相当するので、ラジタは中学校を卒業した時点で、16歳になっているという計算になる。


いったんは条件を呑んでヴェンカタマと結婚したサイドゥールだったが、やはりヴェンカタマとはコミュニケーションをまともに取ることも難しく、だんだん文句を言い出した。やがて、ラジタを早く嫁がせろと、うるさくせがむようになった。

もちろん、ヴェンカタマの両親は、「最初に約束したことを守ってくれ。ラジタが中学を卒業したら必ず嫁にやるから、それまで待ってくれ」と言って頑なに拒んだ。

すると、サイドゥールと彼の両親は態度を硬化させ、ヴェンカタマをしいたげるようになった。さらに、妹のラジタを今すぐ嫁がせないのであれば、姉の花嫁持参金の追加として、もう5万ルピー(日本円で約13万円)を払えと要求してきた。

ヴェンカタマの両親は困り果てた末、地元の警察に被害届を出した。警察は届けを受理し、サイドゥールを逮捕するに至った。

一方、このイザコザの最中、とんだとばっちりを受けた妹のラジタは、姉の嫁入りの条件として結婚するのは自分の意思に反することであり、自分は学業に専念したいと漏らしていたらしい。そりゃそうだろう。

なお、ソース記事では触れられていないのだが、非常に気になる点が1つある。仮に両家の間でイザコザが起らずに最初の約束が履行されていた場合、ヴェンカタマはどうなっていただろうか、という点である。

インドでは、イスラム教徒にのみ特例が認められているものの、ヒンズー教徒の一夫多妻は表向き違法である。この両家がイスラム教徒だった可能性もあるが、そうでないとすれば、妹のラジタがサイドゥールと結婚するときに、姉のヴェンカタマは籍を抜く必要が生じる。

ヴェンカタマの両親にしたら、とにかく一度だけでも娘に結婚させたい一心で、そんな後先のことまで考えていなかったのだろうか。しかし、結局、ヴェンカタマには可哀相な結末が待ち受けていたということになる。妹のラジタだって、そんな結婚を望むはずがない。本末転倒だったと言えよう。

本末転倒度9■■■■■■■■■□





■ Source: Parents offer second daughter as bonus for son-in-law

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1. おまけ?  [ Gotz Island ]   2006年11月13日 18:39
「娘と結婚してくれたら、妹もあなたにあげます」 通販でよくあるのが商品を1個買ったら、もう1個付いてくるという“特別ご奉仕”。しかし、本当に売れ筋商品だったら、
2. おまけ?  [ Gotz Island ]   2006年11月13日 18:41
「娘と結婚してくれたら、妹もあなたにあげます」 通販でよくあるのが商品を1個買ったら、もう1個付いてくるという“特別ご奉仕”。しかし、本当に売れ筋商品だったら、
3. 「娘と結婚してくれたら、妹もあなたにあげます」  [ 風風書堂‐ニュースログ‐ ]   2006年11月14日 18:51
 同州ナルゴンダ地区の貧しい家に2人の娘ヴェンカタマとラジタがいた。姉のヴェンカタマは生まれつき耳が聞こえず、しかも知能が人並みに発達しなかった。両親は、そんなヴェンカタマを不憫に思い、なんとか嫁に行かせてむ

この記事へのコメント

1. Posted by ミヤ   2006年11月13日 17:18
3 追加金を要求した夫も悪いけど、娘達を物のように扱う両親も悪いよ。オモチャのオマケじゃあるまいし。
本当に娘が可愛かったら、ヴァンカタマをちゃんと愛してくれる男が現れるのを待つか探すかすれば良かったのに…
2. Posted by ネルオフ   2006年11月13日 22:57
逮捕の容疑はなんだろう。
ヴァンカタマ何歳だったのかな。結婚するからにはインドの結婚最低年齢の18歳以上なんだろうけど。。。
バツイチになったらさらにきつくなりますね。
3. Posted by aaa   2006年11月14日 03:05
これで良かったんだよ・・・
そうこれで・・・・・
4. Posted by ↑   2006年11月14日 07:16
>ヴァンカタマをちゃんと愛してくれる男が現れるのを待つか探すかすれば良かったのに…

両親が正しいとは全然思わないけど、"意思の疎通が満足に図れない娘"を愛して結婚までしてくれる男性を探すのは現実的には…さらにインドではなかなか難しいことだと思う(相手が裕福でないと生活面でも困るだろうし)。親の心情としては、そんな聖人のような人が現れるまで待っていられなかったんじゃないかな。

子どもたちを物のように取引に差し出す行為はどう考えても許しがたいけど。
5. Posted by     2006年11月14日 08:33
日本の神々でこんな話あった気がする。
もっとも確かそれは妹のほうがブスだったんだが。
綺麗な姉と結婚して妹のほうは実家に帰しちゃうんだが、実は妹は岩の神だかなんかで妹と結婚していれば永遠の命が手に入ったのに、というお話。
神々の寿命が永遠じゃなくなったのはここからなんだとか(ちなみにそれが神々の末裔の神武天皇ってな話に繋がっていく)
6. Posted by 翠星石   2006年11月14日 18:53
まきますか、まきませんか?

今ならかわいい妹もついてくるですぅ〜
7. Posted by 名無し   2006年11月15日 01:32
>親も悪いよ。オモチャのオマケじゃあるまいし。
>本当に娘が可愛かったら、ヴァンカタマをちゃんと愛してくれる男が現れるのを待つか探すかすれば良かったのに…

同感。
尤もそんな男現れないだろうけどね。
最初からあきらめればいいのに。
それでも世間体が気になるだなんて愚か過ぎるね。
そんなに気になるくらいならころせばよかったのに。
8. Posted by KSMD2   2006年11月17日 05:22
当たり前だが倫理観は国に依存するし、まあこんな事もあるだろうよ
9. Posted by さんちす   2007年09月10日 11:38
イスラム教では姉妹両方と結婚する事は禁じられていますので、この例はそれ以外の宗教だと考えられます。

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