2006年10月25日
中国広西壮族自治区で、結婚4年目のチャン・ヤンさん(24歳)が離婚請求を裁判所に認めてもらうために、婦人科検査を受けた。その結果、チャンさんの主張のとおり、彼女がまだバージンであることが医学的に証明された。
チャンさんは、2002年の9月にリー・シャンさんと結婚し、広西壮族自治区の村で新婚生活を始めたが、新婚初夜を含めて夫婦の営みを持ったことは一度もないと主張していた。チャンさんは、何度もリーさんを誘ってみたが、リーさんは一切手出ししてこようとしなかった。性機能不全を患っているとしか考えられなかった。
チャンさんは法廷で、こう証言している。「夫は、毎晩、毛布にくるまって眠ります。ある晩、たまたま私が自分の腕を彼の体の上に乗せると、彼は即座に手を振り払いました」
チャンさんは、リーさんの母にも相談した。すると、「息子は恥ずかしがり屋だから、あなたがもっと積極的にならないといけないわ」というのが姑の答え。だからチャンさんは何度も積極的に彼を誘ってみた。それでも夫は指一本触れてこようとしない。ついに彼女はあきらめた。
それに輪をかけてチャンさんを鬱にしたのは、お節介な村人たち。いつまでも子供ができないのは、嫁の責任だととがめるのだ。そして、2005年の初頭、ついに堪忍袋の緒が切れたチャンさんは、家を飛び出し、広東省で暮らし始めた。
だが、しばらくすると夫が彼女の居場所を突き止めてしまう。現れた夫に離婚を切り出したものの、結局、夫に拝み倒されて村に戻ることになった。
村に戻っても、以前と何も変わらなかった。二人が夫婦の営みを持つことは決してなかった。
チャンさんは意を決し、自分の肉親の助けを借りて地元の法廷に離婚請求を出した。離婚申し立ての理由を証明すべく、冒頭で述べたようにチャンさんは婦人科検査を受け、まだバージンであるとの診断書を得た。
一方、離婚に同意しないリーさんも医療機関で検査を受け、精子には異常がないことを示す検査結果を法廷に提出した。ただし、その検査結果は、“精力”が標準より多少低いことも示している(注:ソースで“精力=virility”と書かれているものが、物理的な男性機能のことなのか、男性ホルモン・レベルのことなのか、はっきりしない)。
これらの検査結果を根拠としてリーさんは法廷で次のように反論した。「僕は、あまり早く子供を作りたくないだけなんです。僕の性機能に問題があるからでは決してありません」
だが法廷は、リーさんの異議申し立てを却下した。リーさん自身が否定しようとも彼が性機能不全であることは明らかであり、離婚の正当な理由になりうるとの判断を下した。10月19日に結審し、チャンさんの離婚請求が認められた。
その際、裁判官の1人が中国における離婚の10パーセントは、性機能不全を理由とするものであると述べた。治療不能な性機能不全は離婚の正当な理由になるとの判断が中国最高人民裁判所により下されている。
以上、前の「顔が美しすぎて失恋した23歳女性・・・」の記事に引き続き、中華日報の英語版Webサイトchinadaily.comに掲載された記事の内容を整理して取り上げた。
ともあれ、チャンさんがバージンで結婚していなかったら、彼女の主張をサポートする物証を得るのは簡単ではなかったかもしれない。
本件のソースは、英語Web上のニュース系フォーラムで発見したのだが、リーさんは性機能不全であることを隠して結婚したのではなく、ゲイであることを隠して結婚したのではないかとするコメントが散見される。特に中国では同性愛は違法なので、偽装結婚だったのではないかという説を唱えている人もいる。
ま、いずれにせよ真相は藪の中。チャンさんが4年間、歯がゆい思いのし通しであったことだけは、どうやら確かだろう。
■ Source: After 4 years of marriage virgin wife granted divorce
【関連記事】
チャンさんは法廷で、こう証言している。「夫は、毎晩、毛布にくるまって眠ります。ある晩、たまたま私が自分の腕を彼の体の上に乗せると、彼は即座に手を振り払いました」
チャンさんは、リーさんの母にも相談した。すると、「息子は恥ずかしがり屋だから、あなたがもっと積極的にならないといけないわ」というのが姑の答え。だからチャンさんは何度も積極的に彼を誘ってみた。それでも夫は指一本触れてこようとしない。ついに彼女はあきらめた。
それに輪をかけてチャンさんを鬱にしたのは、お節介な村人たち。いつまでも子供ができないのは、嫁の責任だととがめるのだ。そして、2005年の初頭、ついに堪忍袋の緒が切れたチャンさんは、家を飛び出し、広東省で暮らし始めた。
だが、しばらくすると夫が彼女の居場所を突き止めてしまう。現れた夫に離婚を切り出したものの、結局、夫に拝み倒されて村に戻ることになった。
村に戻っても、以前と何も変わらなかった。二人が夫婦の営みを持つことは決してなかった。
チャンさんは意を決し、自分の肉親の助けを借りて地元の法廷に離婚請求を出した。離婚申し立ての理由を証明すべく、冒頭で述べたようにチャンさんは婦人科検査を受け、まだバージンであるとの診断書を得た。
一方、離婚に同意しないリーさんも医療機関で検査を受け、精子には異常がないことを示す検査結果を法廷に提出した。ただし、その検査結果は、“精力”が標準より多少低いことも示している(注:ソースで“精力=virility”と書かれているものが、物理的な男性機能のことなのか、男性ホルモン・レベルのことなのか、はっきりしない)。
これらの検査結果を根拠としてリーさんは法廷で次のように反論した。「僕は、あまり早く子供を作りたくないだけなんです。僕の性機能に問題があるからでは決してありません」
だが法廷は、リーさんの異議申し立てを却下した。リーさん自身が否定しようとも彼が性機能不全であることは明らかであり、離婚の正当な理由になりうるとの判断を下した。10月19日に結審し、チャンさんの離婚請求が認められた。
その際、裁判官の1人が中国における離婚の10パーセントは、性機能不全を理由とするものであると述べた。治療不能な性機能不全は離婚の正当な理由になるとの判断が中国最高人民裁判所により下されている。
以上、前の「顔が美しすぎて失恋した23歳女性・・・」の記事に引き続き、中華日報の英語版Webサイトchinadaily.comに掲載された記事の内容を整理して取り上げた。
ともあれ、チャンさんがバージンで結婚していなかったら、彼女の主張をサポートする物証を得るのは簡単ではなかったかもしれない。
本件のソースは、英語Web上のニュース系フォーラムで発見したのだが、リーさんは性機能不全であることを隠して結婚したのではなく、ゲイであることを隠して結婚したのではないかとするコメントが散見される。特に中国では同性愛は違法なので、偽装結婚だったのではないかという説を唱えている人もいる。
ま、いずれにせよ真相は藪の中。チャンさんが4年間、歯がゆい思いのし通しであったことだけは、どうやら確かだろう。
はがゆさ8 | ■■■■■■■■□□ |
■ Source: After 4 years of marriage virgin wife granted divorce
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この記事へのコメント
1. Posted by 私 2006年10月26日 00:19
チャンさんせつない。
旦那はゲイだ。
そうに違いない。
でも、同性愛が違法だとは去勢等古く昔から行っていた中国なのに、倫理感がわからん。
旦那はゲイだ。
そうに違いない。
でも、同性愛が違法だとは去勢等古く昔から行っていた中国なのに、倫理感がわからん。
2. Posted by 紫陽 2006年10月26日 04:32
ルイ16世は身体的には全く問題が無かったそうですが、精神的不能で、アントワネットをなかなか抱くことができなかったそうです。
また、詳しいことは忘れてしまいましたが、フランスかどこかのある画家は、一度絵のモデルとなって以来、永年求婚し続けていた女性と結ばれましたが、相手をあまりに神聖視・崇拝していたために、一切肉体的コトに及ぶことができなかったそうです。
結局妻がヒステリーに罹かるわ、男を作るわで、妻の方から離縁したそうですが。
これは伝説的な話なので色々なパロディがありますし、私の話にもパロディが混じっているかもしれませんが。
また、詳しいことは忘れてしまいましたが、フランスかどこかのある画家は、一度絵のモデルとなって以来、永年求婚し続けていた女性と結ばれましたが、相手をあまりに神聖視・崇拝していたために、一切肉体的コトに及ぶことができなかったそうです。
結局妻がヒステリーに罹かるわ、男を作るわで、妻の方から離縁したそうですが。
これは伝説的な話なので色々なパロディがありますし、私の話にもパロディが混じっているかもしれませんが。
3. Posted by ネルオフ 2006年10月26日 18:51
チャンさんは浮気一つしなかったってことですよね。悶々とした時には自分で慰めてたんでしょうなぁ。ほんとせつない話だ。
4. Posted by ユカリ 2006年10月27日 05:31
初めましてm(__)m
今はどうか知りませんが、中国では結婚するまで性交はできないという風習があるそうです。
ラブホテルも夫婦の証明などがなければ入れないという話を聞いた事があります。
今はどうか知りませんが、中国では結婚するまで性交はできないという風習があるそうです。
ラブホテルも夫婦の証明などがなければ入れないという話を聞いた事があります。
6. Posted by view it now 2014年05月10日 23:16
liquid sandpaper なんでも評点:婦人科検査により夫婦の営みがゼロであったことが立証され、離婚を認められた結婚4年目24歳のバージン妻