2006年07月21日
昆虫ではカメムシ、哺乳類ではスカンクなど、悪臭を発して敵を撃退しようとする生き物がいる。ヒトの場合は、悪臭を意図的に発する器官を持ち合わせていないし、おなら程度では持続力が弱くて敵を撃退できない。だが、そのとき大腸が空っぽでなければ可能かもしれない方法が1つある。
南アフリカ共和国リンポポ州で、7月15日のこと、サム・ンテイマネという男がエディ・ンコシという21歳の男性と300ランド(日本円で約5000円)の金を巡って、いさかいになった。ンティマネは、体が不自由なンコシさんに一方的な攻撃を加えて、自分の家に帰って行った。
被害に遭ったンコシさんが警察に通報。警官たちがンテイマネの家に到着すると、ンテイマネは家から逃げ出し、付近にあった深い穴の中に隠れてしまった。
警官たちは穴を包囲し、ンテイマネに外に出てくるように命じた。ところがンティマネはそれに応じず、ズボンを下ろして、自分の手の上に脱糞。
そして便を自分の体に塗りたくって、耐え難い悪臭を放ち始めたのである。
その様子を遠巻きに見ていた地元民のジェフリー・ムランガさんは、こう証言している。「(私のいる場所にさえ)耐えられないほどの悪臭が漂ってきました。口と鼻を覆っていないと我慢できないほどでした」
「もし、刑務所に入るのと自分の体にうんちを塗りたくるのと、どっちを選ぶかと聞かれたら、私なら刑務所の方を選びますって」
だが、警官たちは、そのおぞましい悪臭にも怯まなかった。もちろん、雲古まみれの容疑者に直接触れるのは憚られた。そこで、25リットルのタンクに水を入れ、穴の中にいるンテイマネの体を洗浄したのである。
現場で指揮を執ったマノ・サディケ警部は、数日後に取材を受けて、こう話している。「たとえ容疑者が自分の体に糞便を塗りたくって抵抗したとしても、そんなことくらいで容疑者を逃がすわけにはいきません」
「われわれは、どんな悪臭にも怯みはしません。どんな状況下でも容疑者を捕まえてみせますよ」
実に頼もしい言葉である。こんなに勇敢な警察官たちがいる南アなのだから、2010年ワールドカップも安泰といいたいところだが、当ブログで取り上げてきたように、いろいろお粗末な話や洒落にならない話も多いわけである。
なお、300ランド(日本円で約5000円)の金を巡って被害者といさかいになったンテイマネ容疑者は、1000ランド(約1万7千円)の保釈金を支払って釈放されたとのこと。
■ Source: http://www.news24.com/News24/South_Africa/
News/0,,2-7-1442_1970973,00.html
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そして便を自分の体に塗りたくって、耐え難い悪臭を放ち始めたのである。
その様子を遠巻きに見ていた地元民のジェフリー・ムランガさんは、こう証言している。「(私のいる場所にさえ)耐えられないほどの悪臭が漂ってきました。口と鼻を覆っていないと我慢できないほどでした」
「もし、刑務所に入るのと自分の体にうんちを塗りたくるのと、どっちを選ぶかと聞かれたら、私なら刑務所の方を選びますって」
だが、警官たちは、そのおぞましい悪臭にも怯まなかった。もちろん、雲古まみれの容疑者に直接触れるのは憚られた。そこで、25リットルのタンクに水を入れ、穴の中にいるンテイマネの体を洗浄したのである。
現場で指揮を執ったマノ・サディケ警部は、数日後に取材を受けて、こう話している。「たとえ容疑者が自分の体に糞便を塗りたくって抵抗したとしても、そんなことくらいで容疑者を逃がすわけにはいきません」
「われわれは、どんな悪臭にも怯みはしません。どんな状況下でも容疑者を捕まえてみせますよ」
実に頼もしい言葉である。こんなに勇敢な警察官たちがいる南アなのだから、2010年ワールドカップも安泰といいたいところだが、当ブログで取り上げてきたように、いろいろお粗末な話や洒落にならない話も多いわけである。
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なお、300ランド(日本円で約5000円)の金を巡って被害者といさかいになったンテイマネ容疑者は、1000ランド(約1万7千円)の保釈金を支払って釈放されたとのこと。
■ Source: http://www.news24.com/News24/South_Africa/
News/0,,2-7-1442_1970973,00.html
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