2006年07月05日

ライバルの舌を食べた女


世の中には、本来隠しておくべきこと、それが知られると自分の立場が危うくなること、あるいは自分の人間性を疑われるようなことを自慢したがる人物がたまにいる。ロシア中央部のヤロスラブリ市近郊で男と一緒に暮らしていたマリナ・ベロヴァという30歳の女も、自分の勝利を自慢したくてたまらなかった。だが、彼女に近しい友人は誰一人としてマリナの話を信じてくれなかった。
「彼氏のモトカノの舌を食べてやったのよ」というマリナの言葉は、友人たちには悪趣味なジョークにしか聞こえなかった。誰も信じてくれなかった。

そこで、マリナは、自分の話が真実であることを示す決定的証拠を友人たちに披露することにした。マリナは、大勢の友人たちを草原の中の“遺棄現場”へと案内した。「ここに埋めたのよ。ここを掘ったら出てくるわ」

掘り始めてしばらくすると、マリナの言葉どおり、女性の亡骸が土中から現れた。凍り付く友人たちにもかまわず、マリナは誇らしげに屍の口を手でこじ開け、皆に見せた。「ほら、舌がないでしょ? 私が食べてやったのよ」

空気読めない度9■■■■■■■■■□


マリナは、2005年の10月にラズィ・キムという名の男を射止め、ヤロスラブリ市近郊の村で一緒に暮らし始めた。マリナは、自慢好きである以上に嫉妬深い女だった。ラズィが自分の前に付き合っていた女がこの世に存在していることが許せなかった。

ついにマリナは、ラズィの元恋人を呼び出し、自らの手でその命を奪った。その後、女性の舌を切り取り自分の胃袋に収めた。この話を友達に聞かせても、誰も信じてくれなかった。だから、遺棄現場へと案内し、皆に見せることにしたのだった。

驚くべきことに、マリナはその直後にも、もう1件の殺人を犯している。犠牲者はラズィではない。それどころか、ラズィは共犯者である。

マリナがラズィと二人で参加したパーティの席で、マリナの友人タティアーナがラズィと口論に。やがてマリナが加わって2対1の喧嘩へとエスカレート。結局、マリナがタティアーナの命を奪う結果となった。二人はタティアーナの亡骸を家の近くに埋めたが、まもなく警察の知るところとなり、二人揃って逮捕された。

裁判が行なわれ、検察側はマリナに対して終身刑を求刑。しかし、言い渡されたのは懲役17年の刑だった。また、ラズィに対しては、犯罪隠匿で1年半の刑が下された。

マリナがラズィの元彼女の舌を食べた理由に関しては、いろんな解釈が成り立つところである。その舌は、ラズィと愛を交わした舌だったからかもしれない。「この舌がラズィの舌と絡み合ったり、ラズィの体のあらゆる部分を這い回ったり・・・」というふうに生々しい情景を想起させるシンボルだったからなのかもしれない。

注:本件、ソース記事の記述に曖昧な点がある。特に、マリナが友人たちに“証拠”を見せたのが、2件目の事件の前だったのか後だったのかがはっきりしない。

混乱を避けるため上には書かなかったが、ソースには、2件目の事件は「村人たちの間で公然の秘密だったため、二人がスピード逮捕される結果になった」とある。1件目の証拠を見せた後に2件目の事件が起きたとすれば納得できるが、前だったとすればおかしな話である。





■ Source: http://www.mosnews.com/news/2006/07/04/eatentongue.shtml

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