なんでも評点:入試問題全問の正解がわかっていたが、抗議のために敢えて0点を取ったと主張している若者

2006年06月21日

入試問題全問の正解がわかっていたが、抗議のために敢えて0点を取ったと主張している若者


自分が完璧に習得している科目の試験。問題に目を通す。全問正解できる確信を持つ。そんな受験生には、満点を取る以外にも選択肢がある。意図的に誤答を記入して自分の得点を操作することができる。その気になれば、わざと0点を取ることも可能だ。これは、全問に正答できる者だけに許される特権である。
もちろん、「わざと誤答して得点を低くした」なんてことを言っても、たいがいは負け惜しみや弁解と取られる。ところが0点を取るのは意外と難しい。選択問題が含まれていると、偶然に正答を選んでしまう可能性があるからだ。

選択式問題がかなりの部分を占めているか、あるいは全問が選択式の場合は、全問の正解を知っていなければ、全問に誤答するのが確率的にほぼ不可能に近い。

それを実演して見せたと主張している若者がトルコの首都アンカラにいる。セファ・ボヤール君は既に大学生であり、建築を学んでいるのだが、今回、一般受験生たちの中に紛れ込んで大学入試を受験した。

ボヤール君は、180問のテスト問題すべてに誤答したと主張している。もちろん未記入で0点を取ったという意味ではない。すべての設問に対して解答を選択または記入しながら0点を取ったという意味である。

トルコの大学入試制度は複雑で、毎年数十万人の受験生たちを苦しい試練に立たせている。ボヤール君は、大学入試制度改革を訴えるために、このような試みを企てた。すべての問題に対して解答を記入・選択しながら0点を取った記録は過去にないはず。それを成し遂げれば、自分の主張をお上にも届かせることができると考えた。

ただし、選択問題に“確実に誤答”するには、正答が確実にわからなければならない。このため、彼は受験前に、寝食を惜しんで勉強したのだという。試験の結果が出るまでには、まだしばらく時間がかかりそうである。

「自信ありますよ」と、ボヤール君は地元のメディアに話している。「僕の試験答案が0点をもらえる可能性はかなり高いはずです」

結果がわかる前に宣言しなければならなかったのは当然だろう。結果がわかってから「意図的に0点を取るのに成功した」などと宣言しようものなら、選択問題ありのテストで0点を取ることの確率論的な難しさを理解しない人たちから、負け惜しみじゃないのかと疑いをかけられること必至である。

もしかしたら、ボヤール君は0点を取るのに失敗するかもしれない。その場合、実際の得点が0点から離れていればいるほど、彼は恥をかくことになる。彼にその覚悟が出来ているとすれば、けなげな挑戦だったと評価できるかもしれない。

けなげさ6■■■■■■□□□□





■ Source: Ananova - Student aims for the bottom

【関連記事】


この記事の先頭に戻る

Google
WWW を検索 評点




トラックバックURL

この記事へのコメント

1. Posted by mw   2006年06月23日 11:24
これを逆手に取り、全選択問題で
「0点取ったら100点扱いしてやる」
と宣言する先生が中学にいました。
喜び勇んで挑戦するのは当然アレな生徒ばかりでしたが。。。

この記事にコメントする

名前:
URL:
  情報を記憶: 評価: 顔   
 
 
 
◎-->