2006年03月20日

村で流行している謎の伝染病を終息させるために一家6人が斬首される


インドのアッサム州と言えば、紅茶の原産地として有名だ。州都グワハティから240キロの距離にあるアッサム州北部のソニトプル地域の村で、謎の伝染病が発生した。この村では、村人たちのほとんどが茶のプランテーションに従事しているが、多くの村人たちが病気に苦しまされ、うち2人が亡くなった。
西洋文明の圏内であれば、まず伝染病を引き起こしている病原体を特定すると共に、治療や症状緩和に有効な薬を探すだろう。新たな感染や大流行を防ぐために、患者や病原体を隔離する策をとりつつ、ワクチンの開発に取り掛かることだろう。

当ブログでネタ元にすることの多い、あの南アですら、正体不明の病気が発生したときは、このような西洋医学的アプローチがとられている。

だが、西洋文明の圏外で暮らしている人たちもこの地球上にはまだたくさんいる。この村の住人たちもそうだった。彼らは、インド先住民と言われるサンタル族に属しており、魔法、黒魔術、妖術の力を信じている人たちである。

彼らは、伝染病も病原体が引き起こすものだとは考えない。誰かが魔法をかけたせいだと考える。

そして、その槍玉に上がったのがアミル・ムンダという60歳の男性とその家族だった。村内裁判が行なわれた。そして、次のような判決が下された。

「茶農園に疫病が急激に蔓延したのは、邪悪な魔力が放たれたからである。そして、これはムンダ一家の仕業である。神の怒りを静めるには、ムンダ一家を全員斬首しなければならない」

およそ200人の茶農園労働者たちが見守る前で、ムンダとその息子や娘たち、計6人がナタで斬首された。

ムンダの妻(妊娠中)と3人の幼い子供たちは、辛うじて逃げ出して難を逃れた。

腰の重いインドの警察も、さすがに本件は看過していない。殺害に関与した6名を逮捕した。警察によると、アッサム州では、魔術を使ったとして“私設裁判”にかけられた人が過去5年間で約200人も亡き者にされているという。

不条理度10■■■■■■■■■■





■ Source: http://www.int.iol.co.za/index.php?set_id=1&click_id=126

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この記事へのコメント

1. Posted by aisurukokoro   2006年03月20日 07:17
インドは大分西洋化が進んでいたと思っていたのですが・・
2. Posted by orzと言いた(ry   2006年03月21日 00:54
『不条理』『理不尽』位しか・・・言葉が出ない...
3. Posted by 在日米人   2006年03月21日 01:39
>西洋医学的アプローチがとられている
呪術的を信じている西洋文化人も、結構、多いですよ
4. Posted by .   2006年03月23日 15:30
アフリカでも滅多にない事。
5. Posted by    2009年07月01日 13:16
2009年にもなって魔女狩りかよ

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