なんでも評点:エンジンが無い車のハンドルを握っていた無免許ドライバーが逮捕される

2006年03月12日

エンジンが無い車のハンドルを握っていた無免許ドライバーが逮捕される


しばらく前に、お笑いコンビ「インパルス」が飲酒検問を題材にしたコントを演じているのを見た。突っ込み役の方が警官、ボケ役の方が“ドライバー”に扮していた。だが、彼が運転しているつもりになっていたものは、自動車のような形に見せかけたダンボール箱だった。車輪すらなく単に箱を抱えて歩いているだけである。“ドライバー”は、それを自動車だと主張しているが、警官は取り合わず相手にしてくれない。
本人がその気になってダンボール箱を“運転”していても、それは自動車ではないので検問の対象にはならないし、酒気を帯びていてもお咎めなしである。同様に、エンジンが取り外された車は、もはや自走能力を失っているので“自動車”とは言えないはずである。仮に無免許の人が運転席に座ってハンドルを握っていても、なんら問題はないかに見える。

ところが、英国コーンウォール州には、エンジンの無い車を“運転”していたとして逮捕され、禁固190日を言い渡された男性がいる。ジョナサン・オーチャード被告(29歳)は、その日、エンジンを取り外したプジョーの運転席に座り、ハンドルを操作していた。

エンジンがない車でも、牽引されているときは路上を走っている状態になる。ハンドルとブレーキの操作だけは必要になる(エンジンを外した車の油圧ブレーキが作動するかどうかはともかく)。プジョーはこれからスクラップにすることになっていて、オーチャード被告の母が別の車を運転してプジョーを牽引していたのである。

すると、警官に停止を命じられ、免許提示を求められた。オーチャード被告は、「僕は運転なんかしていませんよ。牽引されていただけです」と主張したが警官に聞き入れてもらえなかった。

オーチャード被告は、しばらく前に免許取り消し処分になっていた。警察は、エンジンの無い車であろうと、ハンドル操作をしていたのは運転行為に当たるとして、彼を無免許運転の現行犯で逮捕した。

詳細は不明だが、オーチャード被告は重大な交通法規違反により免許取り消し処分を受けたらしく、そのときに160日の執行猶予付きの刑が言い渡されていた。このため、今回の無免許運転と合わせて、190日の禁固刑が言い渡されたのである。

英国でも日本でも、牽引される側の車の運転席には免許を持っている人が座らなければならないことになっている。エンジンの無い車のハンドルを握っていて逮捕されるなんて、一見、不条理の匂いがする話のように見えるが、法的には何一つ不条理な点はない。

普通は、“無免許被牽引”だけで即逮捕されることはないだろう。仮に、彼が執行猶予中の身の上でなかったとすれば、やはり不条理感を払拭できず、次のように評点していたところである。

不条理度5■■■■■□□□□□


だが、彼は執行猶予中の身であった。自分が置かれている立場を噛み締めると共に、免許を取り消された自分が牽引される車のハンドルを握っても法的に問題がないかどうかを確認しておくべきだっただろう。

空気読めない度8■■■■■■■■□□





■ Source: Mirror.co.uk - News - JAILED FOR TOW TRIP

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この記事へのコメント

1. Posted by α   2006年03月28日 10:16
5 タイトルだけだと????? 内容を読んで納得。
意外な盲点ですね。

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