なんでも評点:目覚まし時計で命を絶った父を13年後に全く同じ方法で後追いした息子

2006年02月25日

目覚まし時計で命を絶った父を13年後に全く同じ方法で後追いした息子


英国サマセット州トーントンのマイケル・ローズ検視官は、20歳の若者ケルビン・バートレットさんの遺体を検死した。13年前に検視した遺体とまったく同じ死に方だった。コンセント、電線、目覚まし時計・・・自ら命を絶つために用意した仕掛けもまったく同じものだった。
ケルビンさんは、パブで見習い調理師として働いていた。英国海軍に入隊する決心を固めており、その日が来るのを心待ちにしていたはずだった。ここ数週間は、特に元気に過ごしていた。

家族や友人らは、彼がまさか命を絶つとは思っていなかった。しかも、亡父と同じ方法で命を絶つなどとは・・・。

遺体で発見される前夜、ケルビンさんは、いつもどおりに職場のパブから帰宅すると、母親に「おやすみなさい」と告げてから寝室に入った。眠りに就く前に、彼はあの世へ逝く準備を整えた。


ケルビンさんは、数本の電線を使って回路を作った。回路の両端は、コンセントに繋がっている。途中で、ケルビンさんの両手首と目覚まし時計に接続されている。セットした時刻になるまで、この回路は開いているので電流は流れない。

ケルビンさんは、その状態で眠りに就いた。翌朝、セットした時間になり目覚まし時計が作動した。これにより、開いていた回路が閉じて、電流が流れた。ケルビンさんは、感電してあの世へ逝った。

13年前、ケルビンさんがまだ7歳だったときに、当時29歳だった父アンソニーさんが全く同じ方法で自らの命を絶った。亡くなった場所も、同じ家の中である。

この父と息子の両方を検死することになったのがローズ検視官だった。「この親子二人の死は、私が今まで担当した中でも、もっとも痛ましいものです」とローズ検視官は言う。

検視審問で家族が話したところによると、父がそのような死を遂げたことがケルビンさんの心に暗い影を落としていた。だが、ここ数週間は元気いっぱいで、まさか同じ方法による死を選ぶとは誰も想像すらしていなかった。

ケルビンさんの母シャーリーさんは、深い悲しみに打ちひしがれている。「まさか2回も、こんな悲しいことが起こるなんて」。夫アンソニーさんが死んでいることに最初に気づいたのもシャーリーさんなら、息子ケルビンさんが死んでいることに最初に気づいたのもシャーリーさんだった。

「子は親の鏡」と言うが、自殺に至るメンタリティには、遺伝に影響される部分もあるかもしれない。同じ方法にこだわった理由は、遺書などで明らかにされていないかぎり想像の域を出ないが、父が亡くなったときにまだ7歳と幼かったケルビンさんが多感な少年期を過ごすにつれ、強迫観念的なイメージとなってケルビンさんの心の奥底に根付いてしまったのかもしれない。

しかし、見習ってはいけないものを見習ってしまったというほかない。海軍の軍艦でコックをするのが夢だったのなら、命を絶つのは早すぎた。

悪循環指数9■■■■■■■■■□





■ Source: The Sun Online - Suicide 13 years after dad

【関連記事】


この記事の先頭に戻る

Google
WWW を検索 評点




トラックバックURL

この記事にコメントする

名前:
URL:
  情報を記憶: 評価: 顔   
 
 
 
◎-->