クラウドソーシング「ランサーズ」 なんでも評点:「Tバックを履いている女生徒は家に帰って履き替えて来なさい」に非難轟々

2006年02月17日

「Tバックを履いている女生徒は家に帰って履き替えて来なさい」に非難轟々


米国のハイスクールでは金曜の夜に校内でダンスパーティが開かれたりするようだ。2月10日のこと、カリフォルニア州サンディエゴのランチョ・ベルナルド・ハイスクールでも、生徒主催のダンスパーティが開かれた。だが、胸を躍らせてお洒落してきた女生徒たちがいきなり出鼻をくじかれた。
会場の入り口付近に堅物のリタ・ウィルソン教頭をはじめとする数人の教師が立っていた。下着チェックだった。


スカートを履いて踊っていると、どうしても下着が見えることがある。Tバック(トング)を履いているとヒップまで露出してしまう。ウィルソン教頭たちは、そのことを問題視していた。(注:左の写真は楽天市場へのリンク)

同校の女生徒ティファニー・チャペルさんは、こう語っている。「教頭先生たちは、会場に入ろうとする女生徒全員に、“あなたたち、どんなパンティを履いているの?”と声を掛けていました」

いきなりそんなことを聞かれても、普通は連れ立ってきた同級生と顔を見合わせるばかりである。知らん振りして会場に入ると、「教頭先生が私たち一人ひとりのスカートを捲り上げて、下着を確認したんです。なんの断りも無く、いきなりですよ」とティファニーさんは言う。

ほかの女生徒たちも同様の証言をしている。リタ・ウィルソン教頭は、同級生たちが見ている前で女生徒たちの下着をチェックした。Tバックを履いている者を見つけると、家に帰って、“もっと適切な下着”に履き替えて来なさいと命じた。

ほとんどの生徒たちは、「教頭の行為は行き過ぎだ」と反発している。

別の女生徒エマ・ショッペさんも怒りをあらわに、こう話している。「(どんな下着を履いていようと)私個人の自由だと思います。本当にショックを受けました」

怒っているのは生徒たちだけではない。親たちも怒り心頭。ウィルソン教頭を辞任させなければ、娘たちの人権を侵害したとして地方裁判所に訴状を出すといきまいている。

これに対し、校長は「現在調査を進めています。数名の保護者の方も関係していたのです」などと歯切れの悪い回答。

教頭辞任を要求する生徒たちと親たちは、学校のドレスコードにTバックに関する規定がない以上、教頭は不当な行為を働いたと主張している。

ともあれ、本件も“本末転倒”の1つの典型例だと言えるだろう。

  • 教頭が嫌ったこと:スカートの下にTバックを履いていると、ダンス中にヒップの素肌が露出してしまう。

  • 教頭が行ったこと: 衆人環境でスカートをまくって下着をチェック。Tバックを履いていた女生徒は、その場でヒップの素肌がさらされたことになる。


本末転倒度10■■■■■■■■■■


: “本末転倒”という言葉は、『大辞林』(三省堂)では「根本的と枝葉の事とを取り違える事」と定義されている。しかし、実際に現代日本で用いられている“本末転倒”は、多くの場合、「主客が入れ替わってしまうこと(=主客転倒)」や「(相反する2つのものが)本来と逆の立場になること」を意味している。当ブログでは、この意味で“本末転倒”を用いている。





■ Source: NBCSandiego.com - News - Panty Check At School Dance Sparks Uproar

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この記事へのコメント

1. Posted by ん〜む   2006年07月09日 15:14
昔日本でも下着検査なんてやっている学校が多数あって、問題になりましたな。それがきっかけかわかんないが、校則自体が生徒に理不尽なことを押し付けていた事実が発覚し、結構いろんなとこで見直され今に至るんですけど。何が理由あれ、先生方はやってはいけない一線をこえてしまったと思う。訴えられもしかたないんじゃ。しかし自主性を重んじ自由がアメリカの学校だったような・・・・

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