2006年02月04日

野良犬に育てられた4歳男児が町のど真ん中で発見される


ターザンは、アフリカの密林で類人猿に育てられたことになっている。ジャングル・ブックのモーグリ少年はオオカミに育てられたことになっている。実際、めったに人が足を踏み入れないジャングルの奥地などで野生動物に育てられた少年や少女が発見されることがある。ロシア南部のスタブロポリ地方でも、先日、動物に育てられた4歳の男児が発見された。
だが、驚くべきことに、彼が見つかった場所は大勢の人が暮らしている町の中だった。

この男児は、後述する理由により既に身元が判明しており、アーサー・ズベレフという名前である。アーサーちゃんは、最初、四つんばいの姿勢で水溜りから水を飲んでいるところを目撃された。ソーシャルワーカーたちが目撃現場周辺を捜索し、アーサーちゃんを発見した。

発見時、アーサーちゃんは、ゴミ捨て場近くに作った隠れ場所で、野良犬たちと寄り添うように眠っていた。

だが、ソーシャルワーカーたちが近づくと、アーサーちゃんは犬のように吼え、両手両足で地面を蹴って、すばしっこく逃げ去ってしまう。彼らがアーサーちゃんを保護するまでに、結局、3週間もかかってしまった。

保護されたとき、アーサーちゃんは頭からかぶって着るタイプの服(プルオーバー)を1枚身に着けているだけだった。だが体重は4歳児の標準レベルであり、野良犬たちの助けを借りて、十分な量の食料にありつけていたらしい。

アーサーちゃんは、現在、アレクサンダー・イーゴー医師のもとでリハビリ中である。イーゴー医師は言う。「保護するのがあと1年遅れていたら、アーサーちゃんは生存できていなかったでしょうね」

アーサーちゃんは、モーグリ症候群と診断されている。これは、ジャングルブックの主人公モーグリのように動物に育てられたため、人間の言語や行動様式を習得できていないことを意味する。

アーサーちゃんは、同じ町で路上生活を営んでいるビクトリア・ズベレフというホームレス女性(45歳)の息子だった。しかし、酒びたりの母ビクトリアは、アーサーちゃんの養育を放棄した。そして、いつの間にか野良犬たちがアーサーちゃんの面倒を見るようになったらしい。

スタブロポリ地方は、ロシア南部とは言え、冬場の平均気温が氷点下4度前後だという。よくぞ、そんな過酷な環境で生き延びてきたものである。こんな幼い子供が戸外に放置されていても大人たちがなかなか気づかない点にロシアという国の凋落振りが見え隠れするが、アーサーちゃんは“けなげ”に生きてきたと言えるだろう。

けなげさ9■■■■■■■■■□





■ Source: The Sun Online - Dogs raise 'Mowgli' boy

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1. 野良犬に育てられた4歳男児が町のど真ん中で発見される  [ 痛いニュース(ノ∀`) ]   2006年02月05日 13:18
ロシア南部のスタブロポリ地方でも、先日、動物に育てられた 4歳の男児が発見された。 だが、驚くべきことに、彼が見つかった場所は大勢の人が暮らしている町の中だった。 この男児は、後述する理由により既に身元が判明しており、 アーサー・ズベレフという名前である...

この記事へのコメント

1. Posted by 勉三   2006年02月04日 23:52
5 野犬に育てられることなんて
本当にしんじられませんね(汗
すぐネタにさせてもらいまた^^
2. Posted by k   2006年02月09日 11:33
野良犬が育ててるというのに育児放棄した人間は・・・最低です

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