なんでも評点:水面に浮かんだビニール袋から赤ん坊の泣き声

2006年01月30日

水面に浮かんだビニール袋から赤ん坊の泣き声


ブラジル・ミナスジェライス州のベロオリゾンテ市には、パムプーリャ・ラグーンという湖がある。湖一帯は公園になっていて、週末には多くの市民が訪れる。1月28日の土曜日のこと、公園を訪れていた男性が湖の方から、何かの鳴き声が聞こえてくるのに気づいた。午後2時ごろのことだった。
整備工場で働いているホセ・ダ・クルズさんが湖面に目をやると、ビニール袋らしきものが浮かんでいて、その中から“鳴き声”が聞こえていた。

「猫の鳴き声だと思いました。でも、人間の赤ん坊の泣き声が猫の鳴き声のように聞こえても、おかしくはありません。ますます泣き声が大きくなり、ただ事じゃないと思いました」

ビニール袋は、木片のようなものが取り付けてあり、その浮力で水面に浮かんでいるようだった。ホセさんは、その辺に落ちていた木の枝を湖面に伸ばして、ビニール袋を岸に引き寄せた。

袋の中には、猫ではなく、人間の赤ん坊が入っていた。生後2ヶ月くらいの女の赤ちゃんが命の限り泣き叫んでいた。

ビデオ・カメラを持っていた別の男性が一部始終を撮影していた。本件は、ブラジルのテレビ局TV Globoが伝えている。撮影されたビデオは、下記のソース記事(KUTVの方)のページから再生できる。

現場に救急隊が駆けつけ、ただちに赤ん坊を病院に運んだ。健康状態に問題はないという。しばらく病院で保護される。

KUTVの記事では母親はまだ見つかっていないと書かれているが、SUN紙の記事によると翌日の1月29日に母親が逮捕されたとのこと。

母親は、赤ん坊を湖に捨てたのは自分ではないと話している。貧しすぎて赤ん坊を育てることができないので、ホームレスの人たちに赤ん坊をあげたのだという。

ともあれ、発見が遅かったら、おそらく赤ん坊は助からなかっただろう。木片の浮きがついていても、ビニール袋に浸水するのは時間の問題だったろうし、そうでなくても酸欠のおそれがあった。

“不幸中の幸い”と形容すべき出来事のようにも思うが、この先、誰がどのようにして赤ん坊を育てていくのかを考えると複雑である。生後2ヶ月での死という不幸から救い出されたとしても、幸薄い現実が待ち受けている。

不幸中の幸い度5■■■■■□□□□□





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この記事へのコメント

1. Posted by 魚   2006年02月01日 07:47
何人かの人が子どもを育てたいと名乗りをあげてるらしいですね。

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