なんでも評点:人類は子作りのパートナーとして“小顔”の異性を選ぶようにプログラミングされている?

2005年11月22日

人類は子作りのパートナーとして“小顔”の異性を選ぶようにプログラミングされている?


現代日本では、顔の造作より何より、まず第一に小顔であることが美人の条件になっている。少なくともテレビドラマに出演している人気女優は、全員が小顔だ。しかも、テレビ画面に登場する人気男性タレントにも小顔が多い。われわれの身近なところでも、小顔の女性は“モデルみたいだ”と形容されることが多いし(小顔であれば体形もたいがいスレンダー)、顔のでかいイケメンは一人もいないだろう。
小顔がこんなに持てはやされるのはテレビのせいだという説もある。もともと、日本人は小顔が好きだったわけではないのだと。実際、昔の歌舞伎役者は顔が大きかった。顔が大きいほど舞台で映えるからだろう。

しかし、人類の進化の方向が“小顔化”に進んでいるらしき兆候があるのも事実である。二次大戦前に比べて、現代日本人の顎は小さくなっている。そのために、歯並びが悪くなったり、親不知に悩まされたりするなどの問題が生じている。

これは日本人だけの傾向ではない。人類全体にその傾向がある。しかも100年とかいう短いスパンの話ではない。英国のSunday Times紙のサイトに掲載されている“Scientists show we’ve been losing face for 10,000 years”という記事によると、1万年前から現代に至るまで人類の“小顔化”が着々と進んでいるという。

米国オハイオ州立大学のクラーク・スペンサー・ラーセン人類学教授は、有史以前の人類の顔や頭が現代人に比べて、どれほど大きかったのかを調べるために、世界中に点在する先史時代の遺跡から数千点の歯、額骨、頭蓋骨、およびその他の骨の標本を収集した。

その結果、現代人の頭と顔は1万年前の人類に比べて30パーセントも小型化していることがわかった。しかも、この“小顔化”は過去1万年の間、着々と進んできたという。

1万年前というのは人類が農耕生活に移行した時期に当たるとされる。農耕の普及と調理法の発達により、食物が柔らかくて食べやすいものに変化した。これにより、顎骨、歯、頭蓋骨が小さくなり、頭部の筋肉量が減った。

ラーセン教授が収集した標本の中には、世界最古と言われるトルコの都市遺跡から採取された標本も含まれている。それらの標本を同時期の狩猟民の骨の標本と比較したところ、都市生活者の方が小顔であったことがわかった。これも、食生活の変化による小顔化を裏付ける証拠となる。

しかし、人類の小顔化は農耕生活への移行後も着々と進行してきた。食生活の変化だけでは、すべてを説明できない。有史以前の人類が子作りのパートナーとして小顔の異性を好んだからではないかという“雌雄淘汰(性選択)”説を唱えている科学者もいる。

ロンドン大学人類学研究所のシモン・ヒルソン博士がその一人である。ヒルソン博士は、2万6千年前から約8千年前までの先史人類の顔のサイズを比較する研究を行った。世界中の博物館に収蔵されている先史人類の歯、額骨、および頭蓋骨の標本1万5千点の寸法を測定して分析した結果、2万6千年前から約8千年前までの期間にも、同様に小顔化が進行したことが判明した。

ヒルソン博士は、次のような推論に至った。

  • 2万6千年前から約8千年前の期間中に大きな食生活の変化があったとは考えられない。

  • ならば、雌雄淘汰(性選択)があったと考えられる。

  • つまり、そんな大昔から、人類は小顔の異性を子作りのパートナーとして選ぶ傾向があったと推定できる。


ヒルソン博士は、「なぜ小顔が好まれてきたのかは不明ですがね」と付け加えている。

筆者が思うに、1万年前から現代にかけて、マイナス30パーセントもの小顔化が進んだのは、食生活の変化と雌雄淘汰の相乗効果だったのかもしれない。要するに、小顔好みは人類の遺伝子の中にプログラミングされた性向であり、人類はさらなる“小顔化”に向けて進化の道を突き進んでいるということになるかもしれない。

さて、筆者は態度もでかければ、物理的な顔の面積も広い部類だと自認しており、最近では髭を生やして顔の面積を小さく見せかけている。つまり、これからの人類の進化の方向に逆行した特質を持っていることになる。自分が小顔だから満悦感に浸るために、この話題を記事にしたわけではないのだ。

よって上の雌雄淘汰説に対する“ありえる度”評価には、辛めに点を付けておこう。

ありえる度5■■■■■□□□□□


この評点は、「そうかもしれないが、そうでないかもしれない」あるいは「五分五分の確率で正しいでしょう」の意味である。まあ、たしかに筆者も女性は小顔の方が魅力的だと感じてしまう傾向を否めない。

そうそう、最近は男性でも顎の骨を削って小顔にする整形手術を受ける人が多いという。で、小顔にすると、やはり女性ウケがよくなるのだそうだ。




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この記事へのコメント

1. Posted by 名無しさん@おなかいっぱい   2005年11月22日 15:51
顎の骨を削って整形・・・
お金があったらぜひともやってみたいですねぇ。
2. Posted by 妙訝   2005年11月23日 01:33
進化と言うより退化ですよね。携帯電話が現代人をサル化させたと言われるように、都市化は人類を退化させる。

そして小顔選びの姓選択は…頭身比の問題じゃない?
顔が小さければより大きく見える訳だし。同じ顔の大きさを前提にすれば、頭身身の高さは背の高さでもある。より強靱で巨体を選ぶ姓選択の遺伝子がサル以下から綿々とあり、脳がその肉体的本能的姓選択を、解釈を変えることで、肉体的怠慢化の道を開いた…というような。

頭蓋の縮小は脳の萎縮にも通じている訳だから…、単純に脳重量と知性を秤にかけられるとは思っていないが、シワの密度が現代人と同じだと仮定すると、古代人の方が現代人よりずっと賢かったって事になりますよね。聖書など持たなくとも人類の歴史を相伝できていたのかもね。
3. Posted by www   2006年10月05日 15:58
胎児の頭が大きいと難産になるので頭の小さい異性を選ぶのでは?
4. Posted by 少数派   2007年08月31日 05:03
土田とか顔でかいけどイケメンだと思うけども
5. Posted by hermit   2007年10月10日 18:52
出産の容易さが、理由では?

ヒトの赤ん坊は、一般の動物では胎児の状態で
産まれてくると言われている。

ヒトが肥大化させすぎた脳を持ってしまったの
がその理由。

これ以上の大脳の肥大→頭部の巨大化。

は、胎児の産道の通過を不可能にする。

その意味では、人類は進化の袋小路に入ってい
るとも言えるかもね。

定向進化。

ある種が、ある一定の方向性への進化が定着す
ると、それ以降は、その方向性に進化が進む。

ヒトの場合は、大脳の肥大化と脳容積と頭部の
巨大化。

これ以上、この方向性の進化は、ヒトの出産を
不可能にする。
6. Posted by     2009年08月04日 13:29
あり"う"る度評価ではないか
だなんて野暮な突っ込みをしていいものかどうか・・・・
7. Posted by いい   2009年08月05日 02:42
モンゴリアン東洋人って進化して一番、脳が大きいんだよな?
アゴとか大きいから脳もデカイだけとか言い出しそう。もっとコーカソイドからモンゴリアンが生まれたとハッキリさせた方がいいと思う。
8. Posted by jasa seo   2011年12月03日 05:35
私たちの脳は小さくまたは大きくなっている?
9. Posted by check here   2014年05月10日 21:22
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