なんでも評点:カリフォルニアの家で意識不明になった女流画家、ノルウェーからの通報で駆けつけた救急隊に救助される

2005年11月19日

カリフォルニアの家で意識不明になった女流画家、ノルウェーからの通報で駆けつけた救急隊に救助される


美しい色彩のアクリル画で知られるノルウェー出身の女流画家カリン・ジョーダルさん(69歳)は、ノルウェーを離れ、米国カリフォルニア州とスペインを行き来する生活を過去15年間続けている。(彼女の作品を見ることができるサイトをこの記事末尾の「関連リンク」に示しておく)。
カリンさんには息子が二人いる。ノルウェー本国で暮らしているオーレさんと、フィリピンで暮らしているトアさんの二人である。ちょうど地球を一周するような形で世界3カ国に離れ離れになった家族だが、インターネットが親子3人を結んでいた。電話代がかさみすぎるので、それぞれの家にWebカメラを設置し、互いの様子を確認できるようにしていた。

11月17日のこと、フィリピンに住んでいる方の息子トアさんがいつものように、インターネット経由でカリンさんのカリフォルニア宅のリビングルームから送られてくるWebカメラ映像を眺めていた。すると、カリンさんが突然、カウチの上に倒れこみ、ぴくりとも動かなくなった。

トアさんは、カリンさんに国際電話をかけてみたが、反応はなかった。カリフォルニア州の警察と消防署に連絡を取ろうと試みたが、うまく行かなかった。

そこで、トアさんはノルウェーで暮らしているオーレさんに国際電話をかけた。オーレさんは、妻のタミーさんと朝食を取っているところだった。妻のタミーさんがニューヨーク出身のアメリカ人だったことが幸いした。

オーレさん曰く。「家内はアメリカ人なので、誰にどう助けを呼べばよいかがすぐにわかったようです。5分か10分のうちに、救急隊が到着しました」

オーレさんたちは、母親が救急隊に救出されるのを固唾を飲んで見守った。今にも泣き出したくなる気持ちだったという。

カリンさんは糖尿病を患っていた。倒れて意識を失ったのは、低血糖発作のせいだった。カリフォルニア州のデザート・バレイ病院に収容された。二人の息子たちがそれぞれノルウェーとフィリピンから空路はるばる病院に駆けつけた。

カリンさんは、2時間にわたって意識不明に陥っていたが快方に向かっている。まもなく退院できそうで、メディアの取材にも「あのカメラと息子たちのおかげで命拾いしました」と答えている。

オーレさんは、感慨深げにこう話している。「こうしてインターネットが人の命を救うこともあるのだと実感しました。(Webカメラによる監視システムは)家族から離れて一人暮らししている人たちにとって、万が一のときに役立つ素晴らしいツールだと思います」

カリフォルニアにいる母が倒れるのをフィリピンにいる息子が目撃し、ノルウェーにいるもう一人の息子の嫁がアメリカに電話して助けを呼んだわけである。まさに、インターネットが実現したグローバルな連携プレーだったと言えよう。

ただまあ、カリンさんのカリフォルニア宅のすべての部屋にWebカメラが設置されているわけではないだろう。たまたまWebカメラの前で倒れたから、息子がそれに気づくことができた。やはり不幸中の幸いと表現すべきだろう。

不幸中の幸い度8■■■■■■■■□□


糖尿病の低血糖発作といえば、筆者の身内にもそれでときどき倒れる者がいる。倒れたまま処置が遅れると命を落とす危険が大きい。

そうそう、筆者は“冷静な阪神ファン”なのだが、今回の大学生・社会人ドラフトで阪神から希望枠指名を受けた関大・岩田稔投手(22歳)は、高校2年の冬に「1型糖尿病」と診断され、以来、一日4回のインシュリン注射を欠かしていないという。(詳細は、サンスポの記事を参照)。

【追記】
この記事のタイトル、最初は「一人きりの家で倒れた女流画家をWebカメラが見ていた」でしたが、上記のものに変更しました。そちらの見出しでリンクしてくれていた人、ごめんなさい。




■Source: Internet saves collapsed mom (AP)

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