2005年10月11日

バイアグラは一部の人間だけでなく野生動物たちにとっても救世主?


バイアグラなどのED薬の恩恵に浴しているのは勃起不全の男性やそのパートナーだけでないことが、豪州シドニー大学と米国アラスカ大学の合同研究で明らかになった。元記事(下記)には“unexpected benefits”(想定外の副次効果)がもたらされていると書かれている。

野生動物たちの命が救われるというわけである。まあしかし、少なくとも、強壮/強精漢方薬になじみが深い我々東洋人にとっては想定外ではなかろう。特に日本では、オットセイのペニスが有名だ。

この研究では、香港の漢方薬局(または漢方治療院)にやって来る漢方薬の服用者を対象に面談調査を行った。以下のような問いに50歳〜76歳の男性256人が回答した。

  • どのような症状については漢方薬を現在も使用しているか
  • どのような症状については漢方薬を最近使用しなくなったか
関節炎、消化不良、通風などの症状/病気に関しては、漢方薬を使い続けているという回答が大半を占めた。だが、勃起不全などの性の問題に関しては、漢方薬からバイアグラなどの西洋薬に切り替えたと答えた人が多数に上った。

強壮/強精漢方薬がED薬などの西洋薬に取って代わられたことにより、オットセイやウミガメなど、主に8つの動物種が救われるという。オットセイのペニスは、乾燥させたのち臼で挽いて粉末状にしたものが強壮/強精薬として用いられる。ウミガメも強壮/強精の効能期待でスープにして食される。

その他、アシカ、ヨウジウオ/タツノオトシゴ、ナマコ、鹿、ヤモリも漢方薬の材料にならずに済むという。(ナマコについては、ちょっと違うように思うが)。

強壮/強精以外にもさまざまな効能があるとされるサイとトラについては、まだまだ薬にするために密猟される可能性があるようだ。

この研究は、心理学者のビル・フォン・ヒッペル博士(シドニー大学)と生物学者のフランク・フォン・ヒッペル博士(アラスカ大学)の二人が率いた。姓が同じであることからわかるように、二人は兄弟である。調査結果は、イギリスのジャーナル誌『Environmental Conservation』に発表されている。

このように勃起不全薬は、環境保全にも寄与しているのである。素晴らしい。

こういう研究発表を一番喜ぶのは誰だろう? 野生動物/環境保護活動家たちだろうか? いやいや、ED薬で儲けている製薬会社、とりわけバイアグラの製造元Pfizer(ファイザー)社ではないだろうか。実のところ、この研究にはPfizer社が資金を提供したのだった。

決してヤラセっぽいとは言わないが、ちょっぴり“わざとらしさ”を感じないでもない。

わざとらしさ5■■■■■□□□□□

なお、冒頭の写真は、バイアグラなどを扱っているオンライン・ドラッグストアへのアフィリエート・リンクになっている。

ついでに書くと、最近、“バイアグラコンドーム”の異名を持つ持続効果増強コンドーム(「ロングラブコンドーム」)がFDAで認可されたそうで、上記のショップでも販売を開始したとのこと。なんだか怪しげだが、製品名をクリックすると、どんなものかチェックできる。


■Source: Male impotency drugs not enough to save rhino (Sapa-AFP)

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1. バイアグラはやはり危険か  [ 精力をつけたいけど… ]   2005年10月14日 16:33
精力をつけたいけど、 バイアグラなんてやはり危険ですかね。 最近では女性用もあるとかいう噂ですが。 この手の精力剤は、これからも色々出てきそうですね。 「バイアグラで失明!!」した人がいるらしいのですが、 これってかなり怖いですね。 やはり精力剤系は副作用が問....
2. 副作用のない強壮剤なんてあるのか  [ スーパーボーイ ]   2005年10月20日 20:36
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3. バイアグラって最近どうなの?  [ HIROTOの思い出 ]   2006年03月22日 11:52
 

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