2005年10月10日

オマーン国のアル・サーム地方で、殊勝な牛が携帯電話の耐久性試験の実験台を自ら買って出てくれたそうである。
母親と一緒に一家の牛に餌を与えていた若い女性がふと気づくと、携帯電話が行方不明になっていた。携帯電話が行方不明になったら、とりあえず誰かに電話してもらう・・・というのが万国共通の常套手段である。ルーマニアでも、女性の体内に隠された携帯電話から着信音が聞こえて、女泥棒が御用となった。
今回は、牛の体内、すなわち前述した4つの胃のいずれかから着信音が聞こえてきた。さすがに分厚い筋肉と脂肪に覆われた牛の体内からの音なので、かなり、くぐもった音だった。牛の胃袋の中に飲み込まれても携帯電話がちゃんと機能することが証明されたのである。
オマーンの新聞が伝えた短いニュースを英語で伝えている元記事では、モバイルフォン(mobile-phone)がモォーーバイルフォン(moobile-phone)と化したのだと駄洒落を飛ばしている。動物の鳴き声は、コケコッコーが“cock a doodle doo”など、日本語と英語とで擬音が異なることが多いが、牛の鳴き声は英語でもmoo(ただし実際の発音は“ムー”に近い)である。
なお、その携帯電話がその後どうなったかは不明である。さすがに、いつまでも電波を受信できる状態ではなかっただろう。第一胃(ミノ)、第二胃(ハチノス)、第三胃(センマイ)、第四胃(ギアラ)と移動するうちに力尽きてしまったと思われる。牛が腸閉塞にならなかったとすれば、最終的には便にまみれて排泄されたはず。
脱力感を覚える話である。
脱力度をあまり高く評点しなかったのは、本件、笑い話のようでいて、笑うに笑えないかもしれない点があるからだ。
携帯電話の部品、特にバッテリーには有毒な金属が使用されている。携帯電話を飲み込んでしまった牛が乳牛だったとすれば、ミルクが汚染される可能性がある。肉牛だっとしたら、もう売り物にはならないかもしれない。第一、牛自身が中毒になって衰弱するかもしれない。
■Source: IOL - From mobile to moo-bile...
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なお、その携帯電話がその後どうなったかは不明である。さすがに、いつまでも電波を受信できる状態ではなかっただろう。第一胃(ミノ)、第二胃(ハチノス)、第三胃(センマイ)、第四胃(ギアラ)と移動するうちに力尽きてしまったと思われる。牛が腸閉塞にならなかったとすれば、最終的には便にまみれて排泄されたはず。
脱力感を覚える話である。
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脱力度をあまり高く評点しなかったのは、本件、笑い話のようでいて、笑うに笑えないかもしれない点があるからだ。
携帯電話の部品、特にバッテリーには有毒な金属が使用されている。携帯電話を飲み込んでしまった牛が乳牛だったとすれば、ミルクが汚染される可能性がある。肉牛だっとしたら、もう売り物にはならないかもしれない。第一、牛自身が中毒になって衰弱するかもしれない。
■Source: IOL - From mobile to moo-bile...
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1. 牛のお腹に携帯電話 [ どうでもいいこと ] 2005年10月10日 21:22
オマーンで牛に餌をやっていた女性が、自分の携帯電話がなくなっているのに気がついた...