なんでも評点:猫からディーゼル燃料を生成?

2005年09月15日

猫からディーゼル燃料を生成?


ドイツの発明家クリスチャン・コフ博士(55歳)が猫からディーゼル燃料を生産する方法を発明したと主張している。彼の説明を聞くと、別に猫でなくてもかまわないと思うのだが、たった20匹の猫から2.5リットルの燃料を製造できるという。

で、生きている猫を何らかの形で燃料製造に使用するというのなら画期的な話なのだが、何のことはない。使うのは猫の死体である。しかも、別に猫以外の動物の死体でもかまわない。

古タイヤ、雑草、および猫などの動物の死骸を摂氏300度まで加熱して炭化水素を抽出し、触媒コンバータに通してディーゼル油に変える仕組みだという。コフ博士は、1リットルあたり、たった15ペンス(30円ほどか)で高品質なバイオ・ディーゼルを製造できると主張している。
「こうして独自に製造したディーゼル混合燃料を自分の車に入れて、走っています。走行距離は既に10万5千マイルになりますが、何の問題も起きてません」。

もちろん、動物愛護運動家からは、「動物実験と同じくらい、ひどいことだ」などとクレームが付いている。まあ実際、「たった20匹の猫から2.5リットルの燃料を製造できる」という売り込み文句は、かなりエキセントリックに見える。むしろ、「20匹もの猫から、たったの2.5リットルしかできない」の方が妥当ではないか?

そもそも、別に猫でなくてもいいのだ。“牛1頭で100リットル”とか、ほかにもっと妥当な例えがあっただろうに。

コフ博士は空気が読めていないのだろうか? だが、ひょっとすると意図的に「たった20匹の猫から2.5リットル」なんて表現を使ったのかもしれない。この方がセンセーショナルでニュースになりやすいと言えるからだ。実際、こうして日本にいる筆者も釣られてしまったわけだが。

というわけで、博士の戦略かもしれない点を考慮し、次のように評点しておこう。

空気読めない度6■■■■■■□□□□


【9/16日午前1時半付記】
コメント欄で続報を知らせてくれた人がいたのでわかったのだが、博士は「ネコを使う」という話を否定しているという報道があった。



となると、筆者を釣ったのは博士ではなく、捏造報道を書いた記者だったということになる。まあ、見事に釣られてしまいましたわ。でも、珍ニュースハンティングをしていると、捏造記事に引っかかるのはよくあることなので、特に上の記事の中身を修正せずに放置と決め込もう。




■Source: Now, diesel from dead cats! (Asian News International)

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1. 猫からディーゼル燃料を生成?  [ 話の種(´━`) ]   2005年09月18日 08:50
猫からディーゼル燃料を生成?

この記事へのコメント

1. Posted by yukiusa   2005年09月15日 23:03
世界びっくりニュースによると博士はどうやら記事を否定してるみたいですね。記者が勝手に作った捏造(?)だそうです。
記者の妄想あるいは暴走のようですね。
3. Posted by ざんぶろんぞ   2005年09月16日 17:57
朝日新聞ですか?

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