2005年04月21日
ウクライナで、厚生省所属の医師たちがとんでもない不正行為を働いていたことが明るみになった。調査の結果、遺族の同意なしに、死亡した患者の骨髄を抽出し、文書を偽造した医師がいたことが判明した。
医師たちは密輸団を組織していた。骨髄は外国に密輸され、輸出先の国で生体移植に使用されたという。
医師たちは密輸団を組織していた。骨髄は外国に密輸され、輸出先の国で生体移植に使用されたという。
医師たちの身元はまだ明らかにされておらず、逮捕されたかどうかも不明である。また、どの国に骨髄が輸出され、どのような移植に使用されたか、といった詳細も公表されていない。
これらの医師たちが有罪となれば、最長で懲役3年が言い渡されるとのこと。
最も信頼されるべき“中の人”とも言うべき厚生省所属の医師たちが骨髄密輸団を結成していたなんて、驚くべき話である。しかし、旧ソ連諸国では、こういう不正は日常茶飯事のようだ。青天の霹靂度はそんなに高くないかもしれない。
青天の霹靂度7 | ■■■■■■■□□□ |
心配なのは移植を受けた患者が大丈夫なのかという点。HIVや肝炎ウィルスなどはチェックされていたのだろうか? 密輸だけに、面倒な手順は省略されていた可能性が高い。
もっとも、“中の人”の不正行為は旧ソ連だけの話ではなく、我々の身近にもありえることだが、なんせ遺族を欺き、死者の尊厳を汚し、輸出先の患者を危険にさらしただけに、日本のどこぞの会社の内部で行われている類の不正とは比較にならないくらい深刻な問題だ。
■ Source: Bone marrow smugglers bust
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この記事へのコメント
1. Posted by カリスマネットナンパ師 2005年04月21日 15:20
うーん、人のためになっているといえばなってますねえ^^;
2. Posted by just click the following internet site 2014年05月10日 19:11
halo e liquid なんでも評点:遺族に無断で遺体から採取した骨髄を密輸