クラウドソーシング「ランサーズ」 なんでも評点:シャセイするならヌード上演もおとがめなし

2005年02月18日

シャセイするならヌード上演もおとがめなし


ライブドアがプロ野球に参入しようとしていたころ、livedoorBlogでは「アダルト」カテゴリの名前がある日突然「その他」にすり替えられたことがあった。まぎらわしい話だが、もう今では間違う人もなく、既成事実として定着してしまったことだろう。

アメリカの各都市でも、Gentleman's Clubという呼び名がすっかり定着してしまっているらしい。そう、これもアダルト専用の場所、具体的には“ストリップバー”の名前をすり替えたものだということである。

アイダホ州のボイシ市では、Gentleman's Clubを真の“紳士倶楽部”ならしめるべく、Gentleman's Clubでのヌードが条例で禁止されている。しかし、ほかの都市からやって来たジェントルマンにしたら、ストリップなしのGentleman's Clubは看板に偽りありだと大いに不満を覚えるところだったりするかもしれない。

そんな中で、ただ一軒だけ堂々と女性のヌードが晒されているのがErotic Cityという屋号のGentleman's Clubである。毎週月曜と火曜に女性のヌードをお客に披露するようになって既に2ヶ月が経過したが、何の苦情もないし、警察からのおとがめもない。どうして?

Erotic Cityに入店した客は、スケッチブックと鉛筆を渡されるシステムになっている。Erotic Cityでは男性の劣情に訴えるショーを上演しているのではない。あくまでアートとしてヌードを鑑賞してもらっているというわけだ。

というのも、ボイシ市のヌード禁止条例には、例外項目がある。ダンス、バレエ、演劇など芸術活動の一部としてのヌードは条例の適用外である。その例外を突いたのがErotic Cityなのだ。

そもそもストリップバーをGentleman's Clubと呼んでいることからしておかしい。あえて逆の意味を持つ名前で呼んでみるというようなアイロニカルな発想からのことではないだろう。いずれ、ほかのGentleman's Clubもこれに追従し、やがてボイシ市ではGentleman's Clubが“Art Club”に名を変えるだけのことではないのだろうか。

わいせつとアートが“まぎらわしい”などという議論以前の問題だと感じる。まぎらわしいように見えて、実は“まぎらわしさ”は希薄である。“まぎらわしさ”を確信犯的に演じているだけのことなのだから。よって、次のように評価しておこう。

まぎらわしさ3■■■□□□□□□□


いろんな制約の盲点や抜け道をかいくぐるみたいな創意工夫は筆者も嫌いではないのだが、上記の偽装工作は、ちょっとありきたりすぎて面白くない。




■ Yahoo! News - Gentleman's Club Challenges Nude Ordinance

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(評)まぎらわしさ 

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1. ストリップは芸術だ!  [ <<Blog ]   2005年02月18日 23:17
日本のストリップの歴史を遡ると、1947(昭和22)年1月に東京新宿の帝都座というところで開かれた「ヴィーナスの誕生」というショーに行きつく。これは、舞台に設置された大きな額縁のなかで、上半身裸の女性が絵画のようなポーズをとって、じっとしているだけのものだった。当

この記事へのコメント

1. Posted by キウイ投稿写真館   2005年02月18日 22:38
小雪、加藤あい、伊東美咲、松浦あやや、サトエリ、真鍋かおり・・・に似たような素人の淫乱ヌード写真を撮れるように、これからもがんばります★
2. Posted by iSSy   2005年02月19日 04:58
確かに"シャセイ"のまぎらわしさの方が高く、そしてアイロニカルでした。
3. Posted by miccckey   2005年02月20日 02:58
> iSSy さん

シャセイ、そんなにまぎらわしかったですか?

iSSy さんのブログの名前も、まぎらわしいんですけど(笑)

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