2005年02月01日
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ノルウェー発。12歳のグレン君は、週に数回、犬ホテルでアルバイトをしている。預かっていたボクサー犬を飼主に返すために、ボスのマグヌセンさんと共にトルプ空港にやって来た。飛行機の到着が遅れていて、長い間待たされた。グレン君は退屈になって、何の気なしに目出し帽を顔全体に被ってみた。彼は、車の中で目出し帽を被るだけで、そんな大騒ぎになるなんて夢にも思わなかった。
だが、ボスはすぐに異変に気づいた。外にいた婦人の目がグレン君に釘付けになった。そして血相抱えて、空港の中に入って行った。
ボスのマグヌセンさんは、後日、新聞の取材を受けて、こう白状している。「私は、あえて目出し帽を脱ぐなとグレン君に命じました。外のみんなは、最悪の事態を考えるんじゃないかと。で、しばらくすると、さっきの婦人が空港スタッフと共に外に出てきました。でも、私たちは犬を飼主に返し終えたので、すたこらさっさと現場を去って行ったのです」。
その婦人は、目出し帽を被った3人の男たちが黒いボルボに乗っていたと空港スタッフに訴えた。それだけのことで、テロ警報が警察に伝えられたのだった。
警察による大捜索が開始されたが、テロリストたちを乗せている車を発見することはできなかった。
この“まぎらわしさ”、グレン君には責任がないだろう。脱ぐなと命じたマグヌセンさんは、ちょぴり悪乗りしすぎた嫌いがあるが、目出し帽自体に何の違法性もないわけだし、勝手にテロリストと決め付ける方が悪いとも言える。実際、新聞の取材を受けたものの、彼ら二人には何のおとがめもなかった模様。
まあ、目出し帽をかぶって飛行機に乗り込んだりしたら、さすがに無事では済まないだろうけれど。
日本の場合、目出し帽はテロリストではなく、強盗のシンボルとなっている。目出し帽をかぶって銀行やコンビニに行けば確実に強盗と間違われるだろう。実際、Google Newsで目出し帽を検索すると、強盗事件の報道がこれでもかというほどヒットする。
■ Source: Aftenposten Norway, Norwegian news in English - 12-year-old raised terrorism alarm 《ソースの信憑性:高》
ボスのマグヌセンさんは、後日、新聞の取材を受けて、こう白状している。「私は、あえて目出し帽を脱ぐなとグレン君に命じました。外のみんなは、最悪の事態を考えるんじゃないかと。で、しばらくすると、さっきの婦人が空港スタッフと共に外に出てきました。でも、私たちは犬を飼主に返し終えたので、すたこらさっさと現場を去って行ったのです」。
【投稿後付記】
上の箇所に関して、コメント欄で指摘あり。原文の“ I told Glenn Tommy not to pull the balaclava down. People can think the worst.”の箇所を読み違えてしまった。pull 〜 down は、身に付ける物によって「脱ぐ」の意味にもなれば「履く・着る・被る」の意味にもなる。目出し帽は下から履くのではなく、上から被って下におろすので「被る」の意味になる。それをうっかり、pull down my panty みたいに脱ぐの意味に読み違えてしまった。
この後の記述は、マグヌセンさんが「脱ぐな」と言ったことを前提に書いている。実際は、目出し帽を降ろすな(被るな)と言ったのである。
その婦人は、目出し帽を被った3人の男たちが黒いボルボに乗っていたと空港スタッフに訴えた。それだけのことで、テロ警報が警察に伝えられたのだった。
警察による大捜索が開始されたが、テロリストたちを乗せている車を発見することはできなかった。
この“まぎらわしさ”、グレン君には責任がないだろう。脱ぐなと命じたマグヌセンさんは、ちょぴり悪乗りしすぎた嫌いがあるが、目出し帽自体に何の違法性もないわけだし、勝手にテロリストと決め付ける方が悪いとも言える。実際、新聞の取材を受けたものの、彼ら二人には何のおとがめもなかった模様。
【投稿後付記】上記のとおり、マグヌセンさんは悪乗りなんかしていなかった。誤りをお詫びします。
| まぎらわしさ6 | ■■■■■■□□□□ |
まあ、目出し帽をかぶって飛行機に乗り込んだりしたら、さすがに無事では済まないだろうけれど。
日本の場合、目出し帽はテロリストではなく、強盗のシンボルとなっている。目出し帽をかぶって銀行やコンビニに行けば確実に強盗と間違われるだろう。実際、Google Newsで目出し帽を検索すると、強盗事件の報道がこれでもかというほどヒットする。
■ Source: Aftenposten Norway, Norwegian news in English - 12-year-old raised terrorism alarm 《ソースの信憑性:高》
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この記事へのコメント
1. Posted by
たろ
2005年02月01日 17:39
マジレスして良いですか?
>「私は、あえて目出し帽を脱ぐなとグレン君に命じました。外のみんなは、最悪の事態を考えるんじゃないかと。
原文
>I told Glenn Tommy not to pull the balaclava down. People can think the worst.
pull downってのは、(目出し帽を)「顔全体に被ってみ」る事ですね。
「脱ぐな」と誤訳する事で、全く意味が通らなくなってますよ。
「覆面をした状態では、犯罪者やテロリストと誤解される」事が「最悪」なのはお判りいただけますね?
>「私は、あえて目出し帽を脱ぐなとグレン君に命じました。外のみんなは、最悪の事態を考えるんじゃないかと。
原文
>I told Glenn Tommy not to pull the balaclava down. People can think the worst.
pull downってのは、(目出し帽を)「顔全体に被ってみ」る事ですね。
「脱ぐな」と誤訳する事で、全く意味が通らなくなってますよ。
「覆面をした状態では、犯罪者やテロリストと誤解される」事が「最悪」なのはお判りいただけますね?
2. Posted by
miccckey
2005年02月01日 18:00
>たろさん
本当ですね。こりゃうっかりしました。
Pull down your pants なら、ズボンを脱ぐの意味になりますが、上から下に着用する目出し帽の場合は逆の意味になる。
まあしかし、この読み違えに基づいて記事を作ってしまったから厄介なことになってしまった。記事は書き換えないで、付記として誤りを表に示しておきます。
ところで、たろさんって、この前45口径の記事にコメントしてくれた人と同じ方ですか? Mixy の ID が違うから別人なのかな? ま、私は mixy に呼ばれてないので、リンクをクリックしてもどうせ見にいけないんですが。ね。
本当ですね。こりゃうっかりしました。
Pull down your pants なら、ズボンを脱ぐの意味になりますが、上から下に着用する目出し帽の場合は逆の意味になる。
まあしかし、この読み違えに基づいて記事を作ってしまったから厄介なことになってしまった。記事は書き換えないで、付記として誤りを表に示しておきます。
ところで、たろさんって、この前45口径の記事にコメントしてくれた人と同じ方ですか? Mixy の ID が違うから別人なのかな? ま、私は mixy に呼ばれてないので、リンクをクリックしてもどうせ見にいけないんですが。ね。
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