2005年01月08日

人口600人の島でたったひとり生き残った − インド領アンダマン・ニコバル諸島


インド領アンダマン・ニコバル諸島の1つ、人口600人のウェスト・ベイ島。そこで学校の先生をしていたジェームズ・マシューさん(42)は木の幹にしがみつき、無我夢中で押し寄せる津波に耐えた。自分の妻と3人の子供たちが流れに呑み込まれていくのを確かに見た。だがどうしようもなかった。

やがて水が退き、マシューさんは茫然と周囲を見回した。家屋はすべてつぶされ、周囲には瓦礫の海が広がっていた。彼の周りには何体もの遺体が残されていた。
島中を歩き回ったが、自分以外に生きている人は誰も見つからなかった。桟橋の方に移動した。ここにいれば、船やヘリコプターが自分を見つけてくれるかもしれないと思った。

マシューさんは自分以外みんな死んでしまった島で、恐怖に打ち震えながらいくつもの夜を過ごした。ココナツの実で飢えを凌いだ。自分を発見してもらいやすいように、白い布を入り江の上に掲げておいた。

インド海軍による救助隊がウェスト・ベイ島に到着したとき、彼らは灯台の中に生存者がいないかどうかを調べてみるくらいのことしかできなかった。

海軍部隊長のラジフ・ファルマさんは、こう語っている。「生存者が見つかる可能性は、どうみてもゼロでした。しかし、あきらめずに捜索しなければならないと直感したのです」。

救援隊は瓦礫の山に踏み入り、ヒンディー語で呼びかけた。すると、突然何かが動くのが見えた。それがマシューさんだった。彼は、自分が唯一の生存者だと救助隊に伝えた。

人口600人の島で、家族も友人も、そして教え子もふくめてすべての仲間を失ってもなお生き延びたマシューさん。まさしく生き地獄を味わったに違いない。

不幸中の幸い度1■□□□□□□□□□





■ IOL - World - Teacher is only survivor on Indian island


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1. [雑記]生存率600分の1  [ Skinner’s Box ]   2005年01月08日 12:04
アンダマン・ニコバル諸島について、いつも変わったニュースを伝えてくれる「なんでも評点」さんでこんなニュースを知った。 > やがて水が退き、マシューさんは茫然と周囲を見回した。家屋はすべてつぶされ、周囲には瓦礫の海が広がっていた。彼の周りには何体もの遺体
2. 人口600人の島でたったひとり生き残った人  [ モリノガネ ]   2005年01月09日 23:33
 インド領アンダマン・ニコバル諸島の1つ、人口600人のウェスト・ベイ島。そこで学校の先生をしていたジェームズ・マシューさん(42)は木の幹にしがみつき、無我夢中で押し寄せる津波に耐えた。自分の妻と3人の子供たちが流れに呑み込まれていくのを確かに見た。だがどうし

この記事へのコメント

1. Posted by サタルハ   2007年10月12日 22:32
3 他の599人は全て死んだのか。
その死体の山には決して近寄りたくはないがその1人を探すには仕方なかったろう。
その一人がいるかどうかも分からない状況だったが。こんな状況で自分だけ生き残っても生きた心地がしないだろうな。
2. Posted by listen to this podcast   2014年05月11日 05:37
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3. Posted by Click To See More   2014年05月11日 18:58
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4. Posted by content   2014年05月12日 06:21
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