2004年12月28日

「とっとと仕事に出て来い」の一言が彼を回復の見込みのない昏睡から蘇らせた


身内の者も友人もみんな、病院のベッドで意識不明のまま横たわっているビル・ディパスクェール(Bill DiPasquale)さんがもう助からぬものと諦めていた。

ビルさんは、11月に酒がらみで問題を起こし、ウェイターとして勤めていたボストンのステーキ・ハウスをクビになった。その後、自宅に引きこもり、来る日も来る日も酒を飲み続けた。12月2日、身内の者がビルさんの家を訪れると、ビルさんは既に意識がなく、瀕死の状態だった。

先週、ビルさんの家族は、彼の体から生命維持装置を取り外すことを決心した。だがビルさんは死ななかった。
ビルさんをクビにしたステーキ・ハウスの店主チャールズ・サーキスさんは、ビルさんが死にかけていることを伝え聞き、大声で怒鳴った。「目を覚ましてベッドから起きろ! とっとと仕事に出て来い! 奴にそう伝えてくれるか」。

ビルさんの友人ラルフ・ナッシュさんは、ひょっとしたら効き目があるかもしれないと思い、サーキスさんの檄をビルさんに伝えることにした。横たわっているビルさんの耳元で囁いてみた。「ベッドから抜け出して、とっとと仕事に出て来いとマスターが言ってるよ」。

5分後、ビルさんは目を覚まし、いきなり言葉を発した。「仕事に行かなくちゃ」。その後、彼は急速に回復したのである。

この話を最初に伝えたBoston Herald誌の取材に対し、店主サーキスさんは、ビルさんが意識を取り戻したのは、自分の手柄なんかではないと答えている。「私が奇跡を起こすわけありません。奇跡を起こしたのは、彼の友達ですよ」。

ビルさん自身は、神が自分に二度目のチャンスを与えてくれたのだと信じている。

彼は新聞社の取材を受けて、こう話している。「神様が“まだお前の番ではない”と言ったような気がします。神様が審判で、僕はツーストライクに追い込まれたバッターみたいなものでした」。

「神様は“三振したいなら、もう一杯飲めばよい”と言ったんです。僕は三振せずに済んだ。まだまだ人生というショウは続いていくんです」。

ともあれビルさんは死なずに済んでよかった。自業自得な不幸であったことを差し引いて次のように評価しておこう。

不幸中の幸い度7■■■■■■■□□□





■ Source: New York Post Online Edition - news - 'DYING' DRUNK GETS AN EARFUL AND AWAKES FROM COMA

当ブログの全記事一覧を見る



この記事の先頭に戻る
 

トラックバックURL

この記事にコメントする

初めてお越しの方へ:コメントは承認制のため、表示されるまでに24時間以上かかることがあります。また、筆者がうっかり見落としていて表示されなかったり、他の理由により永久に表示されないこともあります。このサイトをあまり楽しくないと思っている方はコメントを入力するだけ時間の無駄のようです。
名前:
URL:
  情報を記憶: 評価: 顔