G- なんでも評点:男性の“貞操”を保証する装身具が欧州で静かなブームに?

2004年12月17日

男性の“貞操”を保証する装身具が欧州で静かなブームに?


2002年のことだが、オーストリアのザルツブルグで弁護士をしているヘンリッヒ・フィルシュマンという男性が職場でセクハラをしたとして訴えられた。しかし、フィルシュマン氏が潔白であることを裏付ける決定的な証拠が彼の奥さんから法廷に提出された。

その“証拠”はかなり使い込まれていそうに見えた。法医学の専門家が鑑定したところ、確かにフィルシュマン氏が身に付けていたものであることが証明された。彼は、訴えを起こされる2年前から、それを装着して仕事に出かけていた。これにより彼は無罪放免となり、数千ユーロの罰金を払う必要もなく、職を失うこともなく済んだのである。

その“決定的証拠”とは、いったい何だったのか? 実際に見たことや身に着けたことのある人は少ないだろうが、誰しも話に聞いたことのある一種の拘束具である。ただ、男性が身に付ける話よりも女性が身に付ける話の方がよく聞かれるかもしれない。
男性用貞操帯(レザー)答えは貞操帯である。これの男性版がちゃんと存在するのだ。その歴史は19世紀末までさかのぼる。ビクトリア時代の英国で考案されたという。これが現代に蘇ったわけだ。上記のフィルシュマン弁護士が非常に稀な例とは言えないのである。

というのも、現在、ヨーロッパには貞操帯を装着している男性が3万人はいると言われている。性解放が進んだ現代(しかも日本より解放の度合いが高いはずの欧州)において、これは意外な事実ではないか? しかも、いわゆるSMプレイの道具として人気があるのでもなさそうなのだ。

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男性が貞操帯を付けている場合は、カップルの相方の女性も貞操帯を着用する傾向が非常に高いという。お互いに100パーセントの貞節を相手に捧げたいと考えて、出かけるときは貞操帯を忘れないのだ。

ただし、もう一つ、日本のわれわれがあまり知らないような事実があり、これも男性用貞操帯の需要増加に寄与している。欧州には、発展途上国出身の若いツバメを囲う裕福なマダムがいたりするらしい。その手当ての相場は、毎月500ユーロ前後だという。

しかし、浮気されては困るので、若いツバメ(ジゴロ)に貞操帯を装着させるマダムが増えているらしい。男性用の貞操帯を販売しているWeb サイトによると、最近のジゴロは、お金のためなら恥を忍んで貞操帯を身に付けることを拒まない傾向があるという。

男性用貞操帯(レザー)また、同Web サイトでは、金属製ではなくプラスチック製(写真左はその一例)の貞操帯を薦めている。金属製のように窮屈ではないし、空港や販売店などで金属探知機に引っかかって恥をかく恐れがないからだ。

だが、医療専門家からは、貞操帯が男性の大事な部分に及ぼす悪影響を懸念する声が上がっている。中に覆われるものが圧迫され、血行障害、痛みを伴う浮腫、組織のしびれなどを引き起こす可能性があり、一時的な勃起不全をも引き起こしかねないからだ。一方、女性用の貞操帯は、女性の性機能に悪影響を及ぼすことはないという(筆者は女性にも等しく問題がありそうに思うが)。

当然のことながら、男性が貞操帯を装着していることで被る不便と屈辱感は相当なものである(女性もだろうが)。上記のように金属製のものを装着していたら探知機に引っかかってしまうし、何よりトイレで気を遣わないといけない。装着したまま排尿できるようになってはいるが、隣に立っている同僚にこっそり見られたら、もうお仕舞いだ。

あなたが貞操帯を付けているという事実は、たちまちにして会社中に広まるだろう。だいいち、前述のフィルシュマン弁護士のケースにしても、日本で同じことがあったら、たとえセクハラ裁判で無罪潔白が証明されても、まわりから偏見のまなざしを浴びせられ、現職を維持するのは難しくなるのではないか。オーストリアなら、たとえ貞操帯を付けていても、その人の自己責任でやってることだからというふうに理解されるのだろうけど。このあたりにも、自己責任に対する認識の違いがありそうだ。

【当ブログ内の参考記事】






■ Source: RUSSIA MAKES IT FUNNY - Chastity belts become more popular with modern men

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1. 田亀先生、ぜひ御作品のなかでとりあげてやってつかあさい。  [ トラバぁ言って聞かせやしょう ]   2005年02月04日 16:58
なんでも評点:男性の“貞操”を保証する装身具が欧州で静かなブームに?  なんだ、ちんこの貞操帯か。  ヨメに言わせると、男性のが「自分の彼女が前にどんな男とつきあっていたのか、どういった性交をしていたのか」についてはジェラシー含めてこだわる人が多いのだとい
2. 続・どうして実子なのか  [ 情緒不安定の美学 ]   2005年05月13日 20:22
 さっき遠方のオットと電話したときに、どぉして男の人は自分の実子にこだわるのか、という質問をイキナリぶっつけてみた。何の脈絡もなかったので、オットはいささか寝耳に水だったっぽいけど、貴重な一意見を得ることができたナリよ。  〓子供ができる時期=夫婦が最も

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