2004年12月12日

ブログを掲示板と言い換えた朝日新聞とはまさに対照的 - ブログ界・ネット界への積極的姿勢を見せる英国Guardian紙


先日、livedoorBlog運営局による強制削除のことが朝日新聞に取り上げられた件で記事を書いた。ブログではなく掲示板が1ページ分削除されたと書かれていたのだが、私は次のように推理した。

たぶん記者さんは、ブログであることを知っていながら、「ブログ」という言葉が一般の新聞読者に馴染みの薄いものであることを考慮し、「掲示板」と言い換えたのだろう


この推理は正しかったようで、黄泉[裏]新聞ブログの記事「幸田さん関連記事の削除問題が大手ニュースサイトで...」には、次のような報告がある。

朝日新聞社に電話を掛けて、お礼を兼ねて事実確認をしましたら、やはりBlog記事の削除に関する事でした。
Blogではなく、掲示板としたのは、やはり認知度の低さからだそうです。

Guardian紙のWeb サイトこのように「ブログは認知度が低いからブログと呼ばないことにした」のが日本を代表する朝日新聞のスタンスなわけだが、海外の大手新聞の中にはブログを積極的に活用しているところがある。

その代表格として、この記事ではイギリスのGuardian紙を取り上げたい。Guardian紙は、“システムとしてのブログ”を単にネットへの情報発信に利用しているだけではない。ブログ界やネット界に対しても積極的に働きかけているのである。具体的には以下のようなことである。

  • Guardian紙のWeb サイト(http://www.guardian.co.uk/)には、4つのブログが含まれている。

    • Guardianサイトのサイドバーには4つのブログへのリンクがあるGamesblog:文字通り、ゲーム全般の話題を取り上げているブログ。たとえば、新しいゲームの紹介記事もあれば、18禁ゲームに対する政府の規制などといったトピックもある。

    • Newsblog: 紙面記事は表のWeb サイトに掲示されるのだが、それとは別にWeb上の情報や動きなどに関するニュースをこのブログで発信している。中でも特筆すべきは、後述する“Pick of the day”記事である。

    • Guideblog:主にエンターテインメント関連のガイド情報やその他面白トピックを掲載しているブログ。(今後、当ブログでもネタ元に使わせてもらおうと思っている)。

    • Onlineblog:インターネットやコンピュータに関連するニュースを発信しているブログ。


  • 上記4つのブログでは、トラックバックは受け付けていないが、コメントは自由に書き込めるようになっている。Permalinkボタンも用意されており、一般のブログからのリンクを歓迎するスタンスのようだ。(なお、この話題は改めて記事にするかもしれないが海外ブログでは日本ほどトラックバックが盛んではない)。

  • Newsblogには、“Pick of the day”というタイトル/カテゴリの記事が毎日1本掲載される。これは、Guardianの記者がネット上のサイト(ブログとは限らない)を紹介する記事である。例をいくつか挙げると・・・

    • 12月7日のPick of the day: BBCのスタッフが匿名で書いているブログを取り上げている。そのブログには、BBCの大量解雇計画に関する情報が書かれているのだ。そういえば、livedoorBlogの「ジャーナリズム」カテゴリにも、新聞社の記者の方が匿名で書いておられるブログとしてガ島通信ブログと素晴らしき世界~What A "Wonderful World"ブログがある。

    • 12月8日のPick of the day: 日記風のパーソナルブログが取り上げられている。しかし、後からCORRECTIONが入っており、どうやら有名人と間違えたようだ。こういうことも往々にしてあるのだろう。

    • 12月9日のPick of the day: なんと日本のAkemi Takagi なる女性が運営しているWeb サイトが取り上げられている。イギリスなどでも折り紙の人気が高いのだが、取り上げられたのは「おりがみくらぶ」というサイト。当ブログも先日、Yahoo Newsから直リンクされて2時間で2万5千のユニークアクセスを経験したが、Guardian紙から直リンクされた当日にどれだけのトラフィックがあったのか少し興味が湧く。


    大手新聞サイトに“Pick of the day”のようなブログ記事が掲示されるというのは、実は諸刃の剣でもあると思う。紹介される側が上記のようなパーソナルブログであり、あまり多くの読者を想定せずにプライベートなことを書いていたりすると、思わぬ結果を招いたりもするだろう。

    実際、当ブログでは以前、Guardian紙からリンクだけでなく賞まで受賞したために一躍世間の注目を浴び、やがて一部メディアが身元特定キャンペーンを展開したことから、閉鎖に追い込まれてしまったコールガールのブログのことを取り上げたこともある。

    上記の匿名BBCスタッフがどうかはわからないが、自分のブログの読者がそう多くないことを前提に、社内の機密情報をリークしていた人の場合も困ったことになるだろう。

    しかし、新聞社の記者自らネット上の情報にマメに目を通して、興味深いものを紹介するというスタンスは評価できるのではないか。


さて、冒頭に書いたことに戻るが、まだ「ブログは認知度が低い」「認知度の低い言葉を記事に使うのは避けたい」というのが天下の朝日新聞のスタンスなわけだ。だが、欧米に比べてブログ認知が大幅に遅れている日本でも、おそらく来年には、本格的なブログ・ブームがやってくるだろう。朝日新聞さんには、Guardian紙の爪の垢を煎じて飲ませたい・・・と言ったら言い過ぎだろうか。

【当ブログ内の関連記事一覧】


【朝日新聞記事の“言い換え”に言及しているブログ記事一覧】


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朝日新聞の記事「規制と表現の自由「ネット殺害映像」論争 香田さん事件」を数日前に読んでいたのですが、その記事での用語の使い方で私はちょっとした勘違いをしていました。 あるプロバイダーは、武装グループが殺害映像をネット上に流した理由を論評した掲示板1ペー
2. 幸田さん関連記事の削除問題が大手ニュースサイトで...  [ 黄泉[裏]新聞 - 号外 ]   2004年12月12日 22:59
賞を貰っても、こんな感じで記事になるんじゃ・・・将来性は、どうなんでしょうかね?(笑)

この記事へのコメント

1. Posted by yuki   2004年12月12日 20:45
gamesblogは時々ですが読んでいます。
日本では、こういうスタイルのものはなかなか出てこないような気がします。
やはり、発信元の属性がユニークだと思ってチェックしていたのですけどね。
2. Posted by    2004年12月12日 23:56
>だが、欧米に比べてブログ認知が大幅に遅れている日本でも、おそらく来年には、本格的なブログ・ブームがやってくるだろう。

そうでしょうね。
新聞社によっては積極的に取り上げている新聞がある一方、
周知の状態にならないと取り上げない新聞もありますし。
でも、ブログブームは必ず来ます。(もう来てるかな?)
3. Posted by ムシムシ   2004年12月13日 16:18
書き手が増えるって意味でのブログブームはまだ無いと思ってます。
読み手が増えて、周知の状態になるって意味でのブームは充分に考えられます。

先日ある研修会に行ってきました。小グループに分かれて意見をまとめ紙に書いて、掲示する。って流れなのです。そのうち、数グループがプレゼンしなくてはいけないのですが、自ら進んでというグループは私を含めていませんでした。

私の場合はやってもいいと思ったのですが、他のメンバーに気を使いやめることにしたのです。結局、プレゼンしたいというグループが少なかったので、指名されて他のメンバーに私個人の意見が多くなってもいいのか確認をとってすることにしたのです。

その時思ったことは、「個」を表に出さすことに「価値」を感じないのかなぁ、ということです。「ブログ」ってものは、Webページよりも、「個」を表に出すものだと感じています。「なんでも評点」とかも「個」というものを強く感じられます。

やはり「日本の社会」はまだ「個」よりも「集団」を優先して考えているように思えます。「集団」より「個」のほうが優先してこないと、良質の書き手としてのブロガーは増えてはこないと感じてます。
4. Posted by politics   2004年12月14日 15:50
英語だから、という側面も大きいのでは。
5. Posted by miccckey   2004年12月15日 15:12
>yukiさん

Gamesblogを以前からチェックなさっていたんですね。

>特さん

マイナーな世界でのブームという意味では、もう既にブームでしょうね。

>ムシムシさん

おっしゃること、とてもよく理解できます。

私は組織にも属しておらず、ふだんから「個」で生きています。

>politicsさん

英語Webは日本語Webと比べて人口が圧倒的に大きいですからね。





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